(83点)ロジクールG304ワイヤレスをApexで使い倒す【レビュー】

元CS:GOプロプレイヤー just9nが使っているG304を購入

中華メーカーのワイヤレスマウスも探したけれど FPSに耐えられそうなものは結局見つからず、無線通信はまだ難しいのかもしれません。

後継機はG305ですが、G304は性能的にG305と全く変わりません。

APEXに突撃

アリーナに突撃。いい感じで使いやすい。反応も有線マウスと変わりなし。まぁ そりゃそうです。

サイドボタンは2つ。ホイール下のボタンもカスタムできます。

有名配信者の がち芋さんと遭遇した時の記念。 グレを投げたら まぐれで撃破。

単3電池で動かせる 唯一のロジクールGマウス

ロジクールG304マウス

唯一の電池式

このマウスの最大の利点は単3電池駆動という所。他のワイヤレスは内蔵式なのでUSBをつないで充電だから 端子が傷んだりするわけですが、G304はそういう心配が無いのが大きい。

最初から写真のアルカリ電池が1本付いてきます。

2年保証なので、ある日突然 マウスホイールが壊れても、ロジクールならメールで連絡して「こういう症状です」と言えば、新品と交換してくれます。(比較表

設定は3分で終了

ロジクールG304マウス

設定は簡単で、PCに付属のレシーバーを挿すだけでした。Gシリーズのキーボードを使う場合は Gレシーバー1つで受信することができます。

しばらく使わない場合は レシーバーを本体に収納できるので無くならないのが良い。

カスタム可能な 6つのボタン

ボタンカスタムやポーリングレートの設定はソフト「G HUB」を使います。

6つのボタンがカスタム可能。とりあえず サイドボタンをコピペに設定。真ん中ボタンをブラウザバックにしています。

ロジクールG304マウス

センサーは、DPI 200〜12,000の間、50刻みで設定が可能です。

1000Hzだと電池は250時間。125Hzだと連続 約2000時間もちます。

ロジクールG304マウス

ポーリングレートは4つ切り替える事ができます。125Hz(8ms)、250(4ms)、500(2ms)1000Hz(1ms)です。

FPSゲームをする時は1000Hzに設定も可能

250Hz

ロジクールG304マウス

250Hzを可視化すると このように4msごとにデータを送るので マウスを シュッと素早く動かした時に間のデータが粗くなります。

1000Hz

1000Hzだと、1msごとにデータを送るので、PCに送られる情報量は4倍となります。ランクの時やローセンシ設定の方はこっちの方が良さげです。

ゲームごとにマウスの設定ができる
指定のゲームのときだけ設定を自動で切り替えることも出来ます。例えばゲームの時は 800dpi 1000Hzに切り替わって、終わったら 2000dpi 125Hzに戻すと言った具合です。

性能を調べるMousetester

dpiをハイセンシ 1750に設定し、ポーリングレートを500Hzに設定して実験しましょう。

G304

トラッキングテスト 90点

G304 mousetester

1750dpi/500Hz設定で マウスを左右にうごかす(横軸4000まで)、その後 等間隔に左右にフリックして X軸のテスト。右に動かすとグラフY軸はプラス。左に動かすとマイナスです。

横軸の4500あたりで点が大きくハズレていて、信号飛びが起きています。ここに至るまでの信号が飛んでいるところです。

左右に動かしているマウスの間隔はほぼ一定です。なので山の高さも一定です(点の高さは正しい位置にある。)概ね 正しくトラッキングできています

つまり G304は 何回か信号を飛ばすこともあるけれども、マウスが伝えてくる最新の位置情報は間違っていない。トラッキング能力はかなり高いと言えます。90点くらいでしょう。

激しい動きについて行けるか 70点

G304 mousetester

同じように マウスを左右に動かして、速度の安定性を見ます。最高速度のところで 信号の間隔に ズレがあるので、マウスを激しく動かすと 信号を送る回数は数回 減る機体だと言えます。

数えてみると 大体カウントが9個飛んでいるところがあるので、動きが激しくなってくると マウスが18msに1回しか信号を送らない可能性があるわけです。

とはいえ わずか0.018秒です。プロ向けではありませんが、競技シーンでも十分使えるレベルだと言えます。

マウスが安定して信号を送れているか 90点

G304 mousetester 続いて マウスが安定して信号を送れているかのUpdate time を見ます。500Hz設定なので2ms間隔で信号を送れていればいいですが、18ms 遅れているところもあります。ただし頻度は全体の1割程度。

ポーリングレートを1000ヘルツに上げるとこうなります。最大で19ms程度 遅れるようです。

中華製マウスは 最大40ms遅れることもザラなので、この信号処理の安定性は素晴らしいレベルです。

G304 mousetester

最後にトラッキングの安定性を見ます。820あたりで一部飛んでいますが、おおむね安定しています。

mouse tester ver1.5


持ち上げ距離 1ミリ

反応しなくなる高さ(リフトオフディスタンス)は実測で1ミリ。初期設定でそのまま使えるセッティングです。競技向け。中華製Qtuoマウスの持ち上げ7ミリは 逆の意味で衝撃でした。

ワイヤレス機として優秀。総合83点

プロゲーマーもG304/305を使っている人はいます

格安ゲーミングマウスと比べると 信号送る間隔の安定性とトラッキングの精度が高いので、Apexランクモードで使っても不利にはならない性能を持っています。

電源が良いので 時間を気にせず練習できる
一番良い所は、電源が単3乾電池なので500/1000Hz設定でも残量を気にせずに長時間動かせるところです。

内蔵電池式だと どうしてもバッテリーを小型化せざるを得ないので、バッテリー残量が気になるものですが、それが無い。

トッププロはGproを使っているけれど、実は高速にマウスを動かした時に、信号をどれだけ多く 安定して送れるかの回路で差がついているだけですね。

有線でも無線でも マウスを高速で動かした時に信号が飛びがちになるので、特に高速フリックを多用する人には Gproの方が安定するかもしれません。「大会に出る。俺は信号の安定性にこだわる」という場合は Gproの方が良いでしょう。

日常楽しくゲームするために 作られたマシンG304

ただし日常だったらG304で十分です。Gproとの性能差は、Fpsでいうと 最も信号が落ち込んだ時に 55Fpsになるか、60Fpsになるかくらいの差です。

G304はバッテリーの持ちの良さ、高い精度があり、一定の信号の安定性を確保しているので、 まさに日常のために作られたマシン。

使いやすさとパフォーマンスの両面で使いやすいマシンであると言えます。

ロジクール ワイヤレスゲーミングマウス比較表


 

G304 スペック

寸法
縦:11.6cm
横:62.1cm
高さ:38.cm
重量:99g
解像度
200~12,000DPI
最大加速:>40G5(G240上)
最大スピード:>400IPS(G240上)
反応
レポートレート:1000 Hz (1ms)
マイクロプロセッサ:32ビットARM
ボタン寿命:1,000万回のクリック
 
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