| (要約) PS4で遊べるゲームを遊びたい→ RX570 RX570では物足りない→RX580(GTX1060と互角)  | 
90台のGPUのうち、コスパ1位と2位の製品

GPUの実力を測る海外サイトの一つにGPUチェックというサイトがあります、現行90機種の中でコスパが一番高いものを計算すると、RX570が1位、580が2位です。
| GPU | ベンチマーク | ベンチ/価格 | |
| 1位 | RX 570 | 73 | 0.59 | 
| 2位 | RX 580 | 79 | 0.52 | 
| 3位 | GTX 960 | 45 | 0.51 | 
| 4位 | GTX 1660 | 110 | 0.50 | 
 ただRx570のRx580は違いも分かりにくいので、一体どれくらい 差があるのか調べてみました。
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RX570の特徴 ○ PS4Proの1.28倍の性能、PS4Proで遊べるゲームなら余裕で遊べる。 ○低消費電力なので 長時間遊んでも安心 ◎ マイニングブームが終わって 中古市場に流れてきた影響で新品も激安 △ 720p60FPS録画が限界 ☓ RX580に比べてFPSが10低い  | Rx580の特徴 ○安いけれど GTX1060並の性能 ○ RX570と比較するとFPSが10ほど高い。 ○処理性能はRX570を100とすると109。 ☓消費電力がやや大きい(TDP185W)。 500W電源以上が推奨されている。 
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一目で分かるカタログスペック比較表
| RX570 | RX580 | GTX 1060 | |
| 画像 | ![]()  | ![]()  | ![]()  | 
| 代表モデル | MSI Radeon RX570 | MSI Radeon RX580 | ASUS GTX 1060 | 
| アーキテクチャ | Polaris20 | Polaris20 | Pascal | 
| プロセス | 14 nm | 14 nm | 16nm | 
| ダイサイズ | 232mm² | 232mm² | 200mm² | 
| シェーダプロセッサ | 2048基 | 2304基 | 1280基 | 
| 演算ユニット | 32 | 36 | 10 | 
| メモリタイプ | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | 
| ベースクロック | 1168MHz | 1257MHz | 1506 Mhz | 
| ブーストクロック | 1244MHz | 1340MHz | 1709 Mhz | 
| メモリ容量 | 8GB/4GB | 8GB/4GB | 6GB | 
| TDP | 150W | 185W | 120W | 
| 補助電源 | 6ピン | 8ピン | 6ピン | 
| パフォーマンス比較 | 100% | 109% | 112% | 
| 価格差 | 100% | 138% | 160% | 
| 実勢価格 | 16,853 | 23,280 | 26,980 | 
2019/5/7時点
RX570はPS4Proを上回る
RX570はPS4Pro以上の性能なので、PS4シリーズのゲームであればそれ以上の環境で遊べます。それでいいや。というので みんなが選んでいます。
ただ録画性能は720p60fps
ゲーム動画を録画する場合、RX570は1080p60fpsで撮ろうとするとカクつきます。実際にやってみると720p60fpsや1080p30fpsが限界でした。
これは私のASUS製RX570(4GB版)で録画したバイオハザード2です。720p60fpsなら録画できます。
しかし1080p60fpsで録画したい場合は、GTX1660以上が必要になります。
Turingアーキテクチャを採用したGTX16XXやRTXなら録画しながらゲームしてもFPSはほぼ落ちません。(別記事が参考になるかと思います)
RX570は そこまでの高画質配信は無理です。
ほかに どんなゲームが動くのか確認
それぞれのGPUを使った際の平均FPSです。
 
ゴリゴリのFPSをやらないなら RX570で十分。

RX570で60FPSを超えないのはグランドセフトオートVや アサシンクリードオデッセイなどのいわゆる激重ゲームを遊ぶ時くらいです。
これも画質オプションで 画質を下げるだけで60は出せます。
画質を下げればFPSでも勝てる
 Apex LegendsやPUBGの場合は設定を最大まで上げると 平均FPSが40まで下がるため勝てません。画質は低設定にすると 平均FPSを80~110まで上がるので勝てます。
RX580「安いけれど GTX1060と互角」
一方のRX580を選ぶ理由は RTX570では FPSが物足りない場合です。
RX580はGTX1060と ほぼ同じFPSが出せます。重いゲームでも難なく遊ぶことができます。Apexでも144FPSが出せるので 安定して敵をなぎ倒して進めます。
RX580はTDPが高いので発熱しやすいかなと思ったら、GTX1060よりも やや温まりやすいという具合で、結局は同じような温度になります。(GTX1060 でも BF1を2時間程度遊んだらGPU温度は80度あたりまで上昇します。)
RX580の注意点は1つ 電源です
RX580の最大消費電力はやや大きく 3Dゲームやマイニングで負荷がかかると最大で224Wまで上がります。そのためメーカー推奨電源が500W以上になっています。
電源容量をケチると電源が無理するので、玄人志向のもので良いので500W以上の電源がほしい所です。
中古品の影響で底値に近い RX570
RX570は 今だけかなりの安値になっています。海外でも170~199ドルなので破格です。
仮想通貨のマイニング用として昨年大量に買われていたものが 2月以降、中古市場に大量に流れてきたので、新品の価格もなかなか上げられない お得な状況にあります。
在庫がなくなれば再び18000円程度まで上がる可能性が高いです。
RX580は8GB版で200~220ドルなので 23000円が妥当な所ですが、20000円付近まで下がるときにがあるので 積極的に狙っていきたい所です。
