包囲9日目マリウポリの市民生活は深刻

Mariupol: humanitarian crisis deepens as Russia intensifies shelling
・砲撃と空爆を受け 市民は身動きが取れない
・電気、暖房、水道は止まっているので 雪を集めて 木を燃やして雪を溶かしている。
・包囲のため約10万人の物資が不足しており 特に食料、医療品不足に陥っている。
・人道回廊は機能していないので避難は不可能に近い。
・砲撃が激しく 正確な死者数は不明。約1200名が死亡したと見られている。
・マリウポル当局は家族内に死者が出たら 手足を縛って、表の道路に出し、回収を待つように呼びかけている。
・市民は住宅の庭に溝を掘り そこに死体を無造作に埋める事を余儀なくされている

ウクライナ南岸の重要な港町マリウポリ市の人口は約50万人。ロシア軍が包囲して9日が経過している。

外部との通信はほとんど遮断され、現地に乗り込んだメディアと衛星通信を使える一部の住民が外側に向けて悲惨な状況を知らせている

ロシア軍の進軍は鈍化したものの 長距離ミサイルや空爆で住宅地や民間施設、インフラを狙う動きを強めているため破壊が進んでいる。

多数の住宅が燃え、行政サービスの主要建物、同市の巨大冶金工場が砲撃を受けている。小児・産科病院は空爆を受けた。

約20万人が市外への脱出を希望しているが、人道回廊でも無差別攻撃されるため、1日に2,000〜3,000人程度しか脱出できないという。

After a Week of Siege, Bloodied Mariupol Plans Mass Graves NY TIMES

破壊されたマリウポリの衛星写真 Guardian
Mariupol bombing: before and after satellite images show destruction in Ukraine city

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