【侵攻37日目】ロシア軍キエフ州全域から撤退するも 悲惨な報告が相次ぐ

Gruesome evidence points to war crimes on road outside Kyiv – BBC News

4月1日 ロシア軍はキエフ北西方面から撤退を開始。ロシア軍が去った場所周辺から 民間人の遺体発見の報告がSNSでなされている。

BBCニュースでは キエフから西に伸びる高速道路E-40にジェレミー・ボーン特派員が向かっている。

3月7日、ウクライナ兵のアレクサンダー氏はドローンで、ウクライナから脱出する市民がロシア兵に撃たれる映像を撮影した。

今回 ロシア兵が撤退したことで 取材陣は4月1日に 再び現地を訪れている。

撃たれたのは マキシム・ヨヴァンコ氏とその妻キセナ氏。ヨヴァンコ氏は車から出て手を上に上げている所を撃たれ、キセナ氏の遺体は車の中で発見された。

民間人を撃つのは戦争犯罪の為、処罰の対象となる。 ロシア兵は自分たちがやったことを隠滅するために 二人の遺体と車両を燃やしたようだ。車の横にヨヴァンコ氏の遺体があるが、車と一緒に焼かれたとみられる。

道路脇には逃げる途中に撃たれたとみられる人たちが放置されている。数百ヤード進むだけで 11体の遺体が見つかり、そのうち3人が軍の関係者とみられ、残りは民間人だったそうだ。

Twitterでは悲惨な報告が上がっている。

「キエフ郊外20kmの高速道路付近で、死んだ市民が発見された。毛布の下には、ロシアの野蛮人が道路脇で焼こうとした4-5人の裸の女性の遺体があります。」

https://twitter.com/DefenceU/status/1510333131320090633?s=20&t=gVV_67HyD9VJLRRuSsuxig

様々な戦争や紛争を取材してきたジェレミー・ボーン特派員は ロシア軍の戦争犯罪について、ならず者の小隊や兵士が人道に背いた虐殺行為をやるなど いろいろなパターンがあるが、今回のウクライナでの行動パターンを見ると、この戦争犯罪は 上層部から来ている組織的なものに見えるとしている。

ロシア軍が通った場所、通る場所は他の場所でもこういった事が起こる可能性がある。

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