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比較表 (このページです) | TV BOXの CPUやGPU | S905 / S912のベンチマーク | |||
基盤 | 実機 レビュー① | レビュー② |
種類が多くて よく分からないアンドロイドTV BOX
Amazonに並んでいる このようなセットトップボックス、通称アンドロイドTV BOXと呼ばれている製品は、何をする製品なのか分からないし、相場も良くわからなかったので いろいろ調べたり 比べてみる事にしました。
Q.そもそもアンドロイドTV BOXとは?
A. テレビにつないで動画を見たりゲームをするための機械です。アンドロイドOSで動いて、箱のような形をしているのでアンドロイドTV BOXと呼ばれています。
接続も簡単で、ゲーム機と同じようにHDMI端子をモニターに挿すだけです。
Q.アンドロイドTV BOXを買うと どんな良いことがあるの?
A. 地デジしか映らなかったテレビで動画配信やゲーム、ブラウジング等を楽しめます。
パソコンのモニターが大きければ、そのままパソコンの画面でネットフリックス等を見ればいいのですけども、もし家庭に大画面のテレビがある場合、テレビにアンドロイドTV BOXをつなぐだけで ネット動画が見れるようになります。
ネットフリックスやAmazonビデオを大画面で楽しめます。機器によって差はありますが、アンドロイドOSなので ゲーム等のアンドロイドアプリも動かせます。
安価な製品でも、テレビの大画面でkindleを読んだり、youtubeやTverを楽しんだりできますし、スペックがやや高いTV BOXなら Google Playのゲームを快適に遊んだり出来ます
アンドロイドTV BOXの特徴
・サポートは薄いけれど高性能で安い
ほとんどのアンドロイドTV BOXは中国で生産されており、あまり馴染みのないメーカーがほとんどです。さらにサポートはメール中心ということもあって、とっつきにくいのですがその分、高性能で比較的安価に購入することが出来ます。
例外なのはAmazon Fire TVシリーズです。こちらはサポートも返品対応も速いですし、ユーザーの数が桁違いなので、困った時の情報量も豊富です。なので初心者の方はまずこちらからエントリーされるとよろしいかと思います。
・価格はけっこうバラバラ
下の比較表をご覧いただくと気づかれるかと思いますが、外見は違っても中身の部品(GPU・CPU・RAM)にはそれほど違いがなかったりします。
しかし価格にはバラツキがあります。Amazonを見ていると、ある出品者は4000円で売っているのに、ある出品者は同じ製品を4万円などとトンデモな値段をつけていたりします。
そんな商品をつかまされない為にも、下で ご紹介する比較表で大体の相場を確認しておかれるとよいでしょう。
・プライム対象だと返品処理が楽(豆知識)
届いた製品がうまく動かないといったトラブルの際はプライムの対象商品ですと返品・返金処理がスムーズです。一度プライム対象の動作不良で返品処理をしたのですが、送り先は国内のAmazon物流センターで3日で返金処理がされました。
対象商品でない場合、アンドロイドTV BOXは大半が香港や中国の取引先に国際便で返品する事になるかと思います。相手方とのやりとりの時間がかなりとられる上、返金処理も相手業者との話し合いになるので手間がかかります。ですので初心者の方はなるべくプライム対象商品をおすすめします。
アンドロイドTV BOXの特徴
基盤は なるべくS905XかS912のものを
■ほとんどのアンドロイドTVボックスの基盤にはAmlogic社のものが使われています。上位モデルの基盤には2016年以降のモデルS912(8コアCPUを搭載したもの)が使われています。そして安価なものには同時期に発表された廉価なモデル S905X(4コア)が使われています。
低価格なS905Xでも1GB以上のRAMメモリがあれば、HD動画や4K再生ができます。
販売されているものを見ていますと、S912やS905Xよりも前のモデルを取り扱っているものがありますが、本体の基盤自体が古い可能性もあるのでおすすめしません。
ゲームをするならRAMは2GB以上でないとカクカク
■販売されている製品の内部RAMは1~2GBのものが多いです。動画再生は、1GBでも十分可能です。しかし実際に4コアCPUのRAM1GBの製品でゲームをプレイしてみると、アスファルト8のような重い3Dゲームはメモリを食うので、メモリーが不足してカクカクになります。
ですのでゲームをプレイする場合は最低でも2GB以上のモデルが良いです。最近は1GBのモデルは出てこなくなったのであまり気にしなくて良い気もしますが、低価格製品には1GBモデルが見られます。
保存容量のROMは8~32GBの製品が多いです。概ね外部拡張用にmicroSDカード用のスロットがついており、カードを挿して拡張できるようになっているので、ROM容量不足の心配はそこまでしなくていいかもしれません。
比較表にはFire TVなどの Amazonの製品も入れております。スペックを見て、大体どの辺に位置するのかで配置してみました。
アンドロイドTV BOXは製品の入れ替わりが激しいのでリンク切れの際はご容赦下さい。
相場を観察していると 4コア+2GBRAMの製品は大体7000円前後で 8コアの製品はおおよそ9000円前後の製品が多いです。 8コアの製品は性能はいいのですが、プライム対象商品ではないものもあるので、ここではプライム対象の製品だけに絞って紹介しております。
アンドロイドTV BOX 比較表
メーカー | amazon | JYDMIX | Leelbox | Amazon |
モデル | Fire TV Stick (New モデル) | C95S | Q2pro | Fire TV (New モデル) |
画像 | ||||
評価 | 4.3 | 3.8 | 3.8 | 4.3 |
レビュー | レビュー | レビュー | レビュー | |
実勢価格 | 4,980 | 6,599 | 6,990 | 8,980 |
OS | Fire OS | Android6.0 | Android7.1 | Fire OS |
基盤/CPU | MediaTek 8127D (4☓1.3GHz) | Amlogic S905X(4コア 2GHz) | Amlogic S905X(4コア 2GHz) | MediaTek 8173C (4☓1.5GHz) |
GPU | Mali-450 | Mali-450 | Mali-450 | PowerVR GX6250 |
RAM | 1GB | 2GB | 2GB | 2GB |
ROM | 8GB | 16GB | 16GB | 8GB |
WIFI | a/b/g/n/ac | b/g/n (2.4GHz) | a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) | a/b/g/n/ac |
最大解像度 | 4K | 4k * 2k | 4k * 2k | 4K |
光デジタル端子 | - | ◯ | - | - |
YouTube | ○ | ○ | ○ | ○ |
Google Play | ○ | ○ | ○ | ○ |
Netflix | ○ | ○ | ○ | ○ |
現在はJYDMIXC95S というエントリーモデルが人気です。光デジタル端子まで付いています。
firestickを上回る2GBで7000円以下なのでかなり優秀です。google社のandroid OS 6.0搭載なのでFire TVシリーズ のように特別なブラウザをインストールしなくても、テレビでYoutubeを見ることが出来ます。
テレビ局のドラマやバラエティを好きなときに無料で視聴できる「Tver」(公式サイト)、Hulu、プライムビデオなども再生できるので、エントリー機として十分な性能です。
Fire TV Stick (New モデル)
■ゴロ寝しながら リモコンに「シン・ゴジラ」というだけでプライム動画を見られる
2017年4月発売の新型Fireスティック。2年前は2コアでしたが新モデルは4コアに強化。さらにRAMも2倍に増量し 処理性能が大幅にアップしたので快適に動画を見れます。
実際に購入してみましたが 日本語に対応した音声リモコンが便利で、リモコンに向かって「シン・ゴジラ」とか「M1グランプリ」と言うだけでamazonプライムビデオの作品が表示されます。
■AmazonビデオをHD画質で楽しめる
Fire TV シリーズの良さはAmazonプライム・ビデオをHD画質で見ることができる点です。これはFireシリーズだけの特権のようで、アンドロイド TV BOXではSD画質になります。
残念な所はウェブブラウジングができない点と firefoxのアプリを通じてしかyoutubeを見れない点です。
しかしHuluやdアニメ、dtv、abemaTV、Netflixなどメジャーな動画配信サービスに対応しているので、液晶テレビで動画を再生するのは十分かと思います。
■Youtube再生も可能
早送りやシークもリモコンのボタン一つなので楽にヒカキンの動画を早送りしたり巻き戻せたりします。旧モデルに比べると 読み込みも圧倒的にサクサクなので快適です。