【侵攻24日目】ロシア軍による主要都市を陥落させる作戦は失敗に終わった

ロシア軍の都市の奪取は失敗に終わる

ウクライナ軍は最初のロシア軍による占領作戦に勝利した。ロシア軍はキエフ、ハルキフ、オデッサ、その他のウクライナの主要都市を奪取する作戦は最高潮に達した。ロシア軍は限定的な前進を続けているが、このまま都市を奪取できる可能性は極めて低い。

マリウポリが陥落しても、大都市を攻略するほどのロシア軍が投入される可能性は低い。既にロシア軍はマリウポリ周辺に、東の第8統合軍と西のクリミアにいるロシア軍を投入しているので余力が無い。

南部からの侵攻も 泥沼化しそう

南部のロシア軍は クリヴィー・リフ を目指しているようだが、これはザポリージャ と ドニエプロ を西側から孤立させ、奪取するためだろう。しかしクリヴィー・リフは60万人以上の都市で、要塞化されている。ザポリージヤと ドニエプロ も大きな都市である。

ロシア軍はそのどれよりも小さな都市マリウポルを、現在クリビリフに割り当てている以上の戦闘力で戦っているが奪取できていない。この軸でのロシアの進攻も泥沼化する可能性が高い。

海軍部隊でマリウポリだけでも取る考え
ロシアは引き続き、黒海艦隊の海軍歩兵部隊を投入している。それらの部隊は平民のロシア兵よりも比較的戦闘能力が高いと思われる。

黒海艦隊に所属する海軍兵は、ロシア軍が温存していた兵力である可能性が高い。その海軍歩兵の多くは、戦争初期からオデッサ沿岸の水陸両用揚陸艦に乗船しており、クリミアからオデッサまでの地上連絡線をロシア軍が確保次第、オデッサ付近に上陸する準備をしていたものと思われる。

しかし、そのような連絡を確立する可能性は低い。そのため海軍兵を使ってマリウポリ攻略を強化し始めているようである。

ロシアは5月に停戦の目論見か
ウクライナの大部分は膠着状態に陥っている。ロシア軍はキエフの周辺やその他の場所に陣取り、静止している部隊に補給し保持している。 

膠着状態と言っても砲撃は続いている、そのため都市は大きな損害を受け、莫大な犠牲者を出すこともある。

5月にウクライナを疲弊させて降伏させるという下院議員のコメントは、モスクワに有利な条件でこの紛争を終わらせるという事を意味しているのかもしれない


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