今回は ゲーミングマウスを買うときに dpiだけじゃなくてIPS、加速度計測の3つのバランスを見ましょうという話です。そうするとハズレセンサーのマウスを掴まされるリスクが減ります。
dpiとは?
DPIは Dots Per Inch の頭文字をとったもので、CPI(Counts Per Inch)と言ったりもします。DPI設定が800の場合、マウスを1インチ動かすとカーソルが800ピクセル移動します。
プロゲーマーの多くは、DPIを3000以下に設定しています。それにも関わらず なぜ多くのマウスメーカーは、16,000のDPI能力を宣伝しているのでしょうか、それは売るためです。
Mythbusters「dpiが高いのは いいマウス?」
dipの大きさだけでは マウスの良し悪しは分かりません。
しかし ユーザーの多くは「高いdpiなら性能はいいんじゃね?」と誤解してくれるので、マウスメーカーは クソ安いポンコツセンサーのdpiをファームウェアを使って引き上げることで、本当のdpi能力を誤魔化す事があります。
「高性能センサーだ!」と思って買ったらカーソルがブレブレ、謎のタイミングで 後ろを向いたとか 激安マウスに ありがちだったりします。 無理に感度を上げすぎたせいでノイズを拾って 極端な入力が起きているわけです。
実際のところ
マウスのセンサーは、dpiが高ければ性能が良いわけではありません。dpi、IPS、加速度計測の3つのバランスが取れている必要があります。
IPS(Inches per second)はセンサーが動きを正確に追跡できる最大速度です。400IPSなら秒速10メートルでマウスを振り回しても正確に計測できます。
安い製品は40IPS程度です。これをキャパ以上に速く動かすと、PCに送られる信号の数が減ったり、同じ距離を ゆっくり動かした時と速く動かしたときで 位置が違います。
もしゲーミングマウスのIPS値が低ければ、FPSゲームでは不利な立場でプレイすることになります。それが高いIPS値(300以上のIPS値)の重要性です。
マウスを買う時は dpiだけを見るのではなく dpi能力とIPSを組み合わせれば、マウスセンサーの品質をより正確に知ることができます。
加速度計測
また、加速度もセンサーの品質を測る上で重要な要素です。加速度とは、センサーが動きを正確にとらえることができる最大の加速度の事でG単位で表されます。
フリックやスワイプを正確に行うためには、高い加速度計測(30〜50G)が必要です。
ゲーミングマウスをスピードガンでたとえるならば、最高時速で動いている車の点の位置を正確に捉えるのがIPS、 時速100キロまで 3.7秒以内に移動している車の位置を正確に読み取れるかが、加速度に相当します。
このCPI、IPS、加速度の3つのバランスが重要です。dpiは良いマウスを探す上で指標の1つにはなりますが、高いIPS(300以上)と加速度評価(30〜50G)を探すことを忘れないでください。
【回答】3000円以下でもFPSで勝てるゲーミングマウスを教えて
5000円以下のFPS向けゲーミングマウスは玉石混交なので注意。