感想「書くことについて」野口悠紀雄著  書きだせたらこっちのもの

書くことについて (角川新書)

アイデアの着想から 本としての出版するまで どういう経緯をたどるのか そのメソッドについてまとめた本。

今回は Google ドキュメントやテキストエディタなどのアプリの活用とその整理がメインとなっている。とにかく思いついたら音声認識でメモする。そうすれば忘れないというもの。

こうやって 常に変化し続けている所がいい。

書けない場合は考えるんじゃなくて とにかく始めるという所で納得。始めてしまえば あとはこっちのものというのは 実際試してみて納得した。

じゃあどうやると書きやすくなるのかというのは 晴山さんの著書にヒントがあるように思った。

以降 書き溜めたメモ書きをどのように取りまとめるのかについて 野口先生は詳しく説明しているものだけれども 詳しいやり方は私にはよく分からなかった。興味がある方は確認してみてもらいたい。

私は文章を書いた後は カテゴリ分け程度しかやっていない。タグを何個もつけるとごちゃごちゃして関係ない記事まで上に来たりするのが厄介だ。

多分私のワーキングメモリーは野口先生ほどではないから構成まではたどり着かない。というか本までまとめ上げる時に そういう力は付く気がする。

私は文章をまとめて1ページにすることは出来るが、氏はもうちょっと大きな範囲にまとめて ページを束ねて本という形に仕上げている。私のブログが材木置場とすれば 野口さんの本は建築のようだ。

youtubeなどで まとめあげる過程の現場を見てみたい。そういうのは動画のほうが向いている気がする。

AI時代の到来後も見通している。読み手が読みやすいように 章の構成を考える所は いくらAIが発達しても人間がやらないといけないらしい。私もそう思う。

いや単純にどう書き進めたのかくらいは時系列で並べ変えるくらいは出来るだろうけれども、時代の読み手の気持ちを汲んで どう書けばノッてくるかなんて考えるハズもないと思った。

文章の組み立て構成に関する事に興味がある人は ご利益があるかと。

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