【Pha著】しないことリスト 感想「読むと図太くなれる本」 ★5。

死ぬこと以外が かすり傷なら 引きこもりは生まれない。

書店に行くと「頑張らなくても 大丈夫な生き方」みたいな本が置いてあったりする。

「いつでも どこでも、がんばんなくていいのだ!」 っていう思想も、なんか違う気がするけど、無理に頑張ると 体に良くないのは確かだ。

 Phaさんの本は「頑張りたいときに 頑張れば良いんじゃない?」みたいに、 生き方を押し付けない感じがして 気がラクだ。

疲れる社会の解毒剤

令和になっても ”いい大学を出て、いい会社に入って、結婚して子供を産んで育てて 天寿を全うして死ぬ”という 思想はご健在だ。でも これに沿って生きるのはしんどい。

この量産型の幸せ人生スローガンを信じて、 枠から はみ出さないように、みんな 頑張っているから 立派だ。

でも さすがに 不景気も続いて、このテンプレは もう機能しなくなっている。

それなのに コースからハズレた人は思う。俺ってダメ人間なんじゃないのかって。

でもダメじゃないんだ。 休業している人なんて256万人もいる。ひきこもりや うつ病で働けない人はカウントされていない。  うつ病は「その生き方は あなたに合っていません」という悲鳴だったりする。

日本人は真面目なので いやいや会社に合わせられない自分が悪いっすって思いがちなんだけど、それがダメだ。 どんな時も 自分だけが悪いなんてことなんて ない。

この本を読むと いろんな生き方をしても いいんだと 勇気が出てくる。

コロナのせいで、飲食業や観光業は頑張っても成果なんて出ない。だから疲弊している。

本人が悪いわけじゃないのに。

そもそも消費が拡大してきた 昭和中期までとは違うわけで。

この幸せ設計図って 減点方式だから 途中でコケたら復帰が難しいし 柔軟性も無い。文頭に「気が向いたら」を追加するくらいで丁度いいんじゃなかろうか。

だいたい そこに入学したら イージーモードの いい大学なんぞ無い。

一生安泰の会社もない。東電や東芝に入社できた人には「良かったね 安泰じゃん!」なんて言ってたのに。

そもそも 江戸時代の後期までは 株式会社なんぞ この世の中に無かったのに、いつまでも これが 幸せなんだと押し付けてくるわけだけれど、人間そんなに単純でもないじゃない?

時代にそぐわない 画一的な生き方を押し付けてくる風潮に 思わず「うっせえわ」と言いたくなる方が まだ頭が健全なのかもしれませぬ。

でも その一方で テンプレ人生最高!って言ってる人も大勢いるんだから 世の中は広い。結局 好きなように生きるしか無い。

ただ 世間から見りゃ “いい会社”のトヨタだって 自動運転のアップルカーが流行るようになったらいつまで もつのかわからない。

そのうち 時代遅れのガラパゴスカーとか 勝手に烙印を押されて、あっというまに市場から淘汰されて、アップルに飲まれて 勢力図は塗り替わってしまうのかも知れない。

まじめに 働いていても 昇進した途端に 仕事が変わって 精神病んで引きこもりになったり、 やりがいはあってもワーキングプアだったり、人気と地位を得ても、激務で仕事の途中で亡くなったりする。

人生って 分かんない。

Phaさんの本の最後にこんな一節が出てくる

イワシってあるじゃん。群れで泳いでるやつ。ある日突然 クジラがバクーッって食ってしまう。食われたやつは たまたま死ぬ。逃げたやつは たまたま生き残る。

そんなもんはどうしようもないし、死んだ事、生き延びた事に理由なんて無い。本当は人間だって同じなんだけど。

でも人間はイワシとは違うから、集団の真ん中にいたら安全だとか、集団にいるほうが危険だ とか、いろいろ言う。

でも、そんなもん後付けで、 いくら考えたって 食われるときは食われる。いくら考えたって 死ぬときゃ死ぬんだから 好きなように生きればいいんじゃね

みたいな話がでてくる。

人間は弱いから  こうすればうまくいく!的な 幸せのテンプレみたいなのを求めるけど、自分で「わたしは幸せでーす!」「成功者でーす!」みたいな事を言ってる ハゲ頭なんて たいてい満たされない相手をカモにしたいだけの詐欺っぽいやつしかいない。

これが私の成功法則! こんな事するやつは無能! みたいに取り上げるやつはいるけれど、まぁ他人に「有能だ」「天才だ」なんて 言われても それに左右されて 生きていく人生ってのも 結局ラジコンなんじゃないかと。

自分の感性で「 なんかちがうんじゃね?」と思ったら、無能だとか言われても 適当に「(イヌには分からない かもねー)」くらいに聞き流しておいて、あとは自分のやりたいように動いて死ぬほうが 満足の行く人生をおくれるんじゃなかろうかと思いました。

しかし いい本しか書いてないな この人

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