nVIDIA のGPUスーパーシリーズ投入戦略とは何だったのか【まとめ】

2018年10月~2019年1月にかけて NVIDIA は レイトレーシング機能を持ったRTXシリーズを販売を開始しました。

RTX 2070は 2018年10月
RTX 2060は 2019年1月に発売されました。

それに遅れること半年。AMD側も7月7日に7nm世代のGPUを発売。

それが Radeon RX 5700 と RX 5700 XTでした。

RX5700XTはRTX2070を潰し
RX5700はRTX2060を潰すはず…でした

RX5700XTはRTX2070よりも100ドルも安く、
RX5700はRTX2060よりも性能が1%良く、価格は80ドルほど安いものでした。

リサ・スー先生も「これで勝つる」と思ったことでしょう

だがしかし

その2日後にNvidiaは RTX 2000をアップグレードした Super シリーズを投入。

RTX 2070 Super 2019年 7月 9日
RTX 2060 Super 2019年 7月 9日

2060 Superは RX5700よりも16%性能が良く
2070 Superは RX5700XTよりも17%性能が良いものでした。

性能比較表

 価格(ドル)
3DMARK TIMESPY(性能)
RTX 2070 Super50010198
RTX 20704999419
RX 5700 XT3908805
RTX 2060 Super4008773
RX 57003207670
RTX 20603207468


つまりどういうことか?

分かりやすくいいますと、AMDはRTX2060やRTX2070とほぼ互角の製品を出して、それを100ドル程度安く出してシェアを取ろうと思っていました。

ですがNvidiaはそれを察知して さらにその一段上の製品を出し AMDの方が下だよ~という大人げない事をやったわけですね。

「最初っからSUPER出せよと思う」

いや、ホントそれですよ。

初期でRTX2060買った私はどうなるんですか!

その後 RTX2060の値段は 大幅に下げられて 299ドルくらいになりました。2月に400ドルで買わされた私は涙目という訳です。まぁ とてもいい製品ですけどね。

でもAMDのおかげで nVIDIAが価格を下げたりニューモデルを出したので、やっぱりAMDは神という話ですね。


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