【映画感想】40点。ニュー・ミュータント「アニャ・テイラーだけが救い」

『ニュー・ミュータント』予告編


そもそも この人達は ミュータントではない。突然変異した動物がミュータントだからね。

ミュータント タートルズは突然変異したカメなのでミュータントだけど、これは ただの特殊能力を持った人たちの集まりなので ヤングX-MEN の方が近い。

いやそれよりもなによりも。

話が すごく面白くなくて、
「君たちはすごい力を持っているけど 人類には危ないので隔離する。」
「いやだー 息苦しい。こんなん病棟やん。 出る。」
「あっ 出るなこら」
「やだー出る」

というだけのストーリー。ひどい。約束のネバーランドのほうが面白いぞ。

こっちは バラバラだった5人が力を合わせてアベンジャーズになって、敵との超能力バトルをやってくれるんだろうと思ったら、むちゃくちゃ地味。活動範囲もびっくりするほど狭い。

なんだこれ 逃走中のロケか。

マーベル映画には激甘の アメリカ人ですら なんで5人の超能力者を1人で見てんだアホかとツッコんでいる。シナリオや演出はクソだけどキャスティングだけがいいのが大体の意見だ。

それぞれの過去のトラウマを見せられて、解決もせず、ダラダラと続いていく。アクションというよりも この施設は何なの!というサスペンス風味が強い。

眉毛力士ことメイジー・ウィリアムズの 残念シャワーシーンが出たあとで、LGBT要素を挟んでくる。もういいよ、そのメッセージ。シナリオに必要?

唯一の救いは性格の悪いロシア女を演じる アニャ・テイラー=ジョイが光っていた事だけだった。

現実での アニャはいじめられて16歳の時に学校を退学したけれど、映画ではドスの効いたディスをしている。

いままでスプラッター系イカれ魔女、ヤク中の天才チェス師とキツい役柄をこなしてきたのでこれくらいは余裕みたいだ。

今回は コミュニケーションに難のある天才少女をうまくこなしている。この子はこの先(スキャンダルが無ければ)トップスターになるだろう。

このB級からアニャ・テイラーを抜いたら5点だったと思う。アニャがいたので40点

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