不景気に クソ高いグラボを発表しても売れない。
RTX 4090は1,599ドル、RTX 4080 16GBは1,199ドル、RTX 4080 12GBが899ドルと発表。強気な価格設定に市場の反応はイマイチのようです。
供給を絞って価格を維持する戦略ですか、需要が細ってるのに?
日米欧全てが不景気に向かっている中で、強気な価格を発表して 一人でスベった革ジャンCEOですが、予想通りNvidia株価も下がっています。
Nvidiaの四半期営業益は マイナス79%でしたが、投資家も 売れないと見透かしているわけです。
実際 アメリカ人の貯蓄率を見てみると2020年の6分の1になっています。インフレでカネがないのにGPUなんか買うわけがありません、ドイツもイギリスも電気代と燃料を買うのに精一杯で景気後退です。誰も買いません。
GPUバブルは既に終わっています。
お金があった2021年までとは違うわけです。Digital Trendsによると GPUがクソ高い事に関して、革ジャンこと Jensen Huangは、”チップが値下がりするという考えは過去の話だと述べたとしています。
Huanによればトランジスタの数が2年ごとに倍増し、性能は上がり価格は下がる現象(ムーアの法則)は死んだそうです。
新型GPUに製造コストがかかっているので その分を回収するために、Nvidiaが流通量をコントロールすることで価格を維持したいのでしょう。
しかし、そんなにうまくいくのかと。
今の環境ではGPUは値下げしないと売れない
流量をコントロールしようが、GPU価格を決めるのはユーザーの需要です。
2020年から2021年は革ジャンにとって運が良すぎました。コロナウィルスで巣ごもり需要が発生した上に、アメリカ政府が補助金を配り、ビットコインバブルまで発生したのでGPUが飛ぶように売れたわけです。
ただ2022年はビットコインが下落し、採掘設定もおかしくなって マイニング需要は崩壊しましています。コロナは ほぼ克服に向かっています。
革ジャンはGPUが2021年と同じように売れると思っているのかもしれませんが、GPU需要を支えていた要因は消えています。
しばらくGPU価格の下落は続く
待っても同じとか おかしな事を言ってる人もいますが、ありえません。日本円は不当に円安水準です。これが安いままというのは まずありえない。アメリカがもちません。
さらに消費大国アメリカの消費が落ち込んでいるのに、価格を固定して どうやって Nvidiaが大量に抱える在庫を片付けるんでしょうか。無理です。
石油と違って GPU在庫は腐ります。4060が出たら3060を5万で欲しい人はいません。
今の金融引締め状態なら、待てば待つほど有利で 直近だとクリスマス前の11月、新年明けての2月以降にチャンスが来ると予想しています。
最大のチャンスは1ドル110円台に下がった時ですが、それは先になるでしょう。
暴落したところを狙う。
Amazonでは RX6700XTが一時50000円になるなど、既に突発的な暴落が発生しています。
年末にかけて 中古品や売れ筋ランキングを見ながら 定価以下に投げ売りされたGPUを見つける作戦がいいと思います。