アンドロイド TV BOXに搭載されているCPUやGPUの性能がよく分からなかったので、米国のARM社のHPなんかを参考にまとめてみました。
TV BOXの基盤 S905やS912に使われてる「Cortex-A53」とはなんぞや?
Cortex-A53というのはARM社が開発したCPUコアで、2012年11月に発表されました。初めて64bitアーキテクチャが採用されたCPUコアです。64bitしたのメリットは32ビットのものに比べて大容量のメモリが使用可能になった事です。
32bitでは4GBのRAMが最大でした。しかし64bit化によって1000GBを超える容量のものが使えるそうです。まぁ現在出回っている アンドロイドTVBOXは大きくても3GB程度なので、これからという感じでしょうか。
同時期にCortex-A57というのも発表されましたが、A57は大型でよりパワフルな高速コアなので、アンドロイドTVボックスにはそれよりも小型で省電力なコアA53が使われています。A53がショボいというわけではなくて、パワーと省エネをバランスしたモデルです。これでも旧式のCortex-A7よりも高いパフォーマンスを発揮するそうです。
S905に使われているGPU Mali-450 MPとは?
これも2012年に発表されたARM社のアーキテクチャーを採用したGPUです。内部コア数を最大8コアまで拡張することができるので、その前の世代のGPUであるMali-400MP(最大4コア)に比べてグラフィックの処理能力が約2倍になっています
S912に搭載されているGPU Mali-T820MP3って?
Mali-T820MP3は2015年冬に発表されたGPUで、S905に比べて3D処理能力がやや向上しています、しかしそれ以外はベンチマーク的にあまり変わりないようです。GPUに関する詳しいスペックは向こうのウィキペディアが詳しいのですが、数値見ても実感としてよく分からなかったので、実際にベンチマークを比較されてる方の記事を中心にまとめみました。