2020年11月に発売されて以来、全く見かけないPlaystation5。このマシンのGPUはPCだとどれくらいかと聞かれて、調べ始めたら 難しかった。
比較が難しい理由
PS5のGPUはゲーム用にカスタムしてやがるので比較が難しいわけです。 1440pに対応させるために メモリを16GB積んでいる。バス幅（一度の伝送で同時に送れるデータ量）も太くしてあります。
描画性能で一番近いのが AMDだと6600XTでした。エヌビディアですと2070Superが近い。ただしどちらもVRAMが8GBしか無いので 1440pは苦しい。1080pだと PS5とほぼほぼ互角の性能です。
| PS5 GPU | RX 6600 XT | RTX 2070 Super | |
| アーキテクチャ | RDNA 2.0 | RDNA 2.0 | Turing |
| GPU コア,ユニット | 2304, 36 CU | 2048, 32 CU | 2560, 40 SM |
| ブースト | 2,233 Mhz | 2,589 Mhz | 1,770 Mhz |
| メモリー | 16GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
| メモリークロック | 1,750 Mhz | 2,000 Mhz | 1,750 Mhz |
| バス幅 | 256-bit | 128-bit | 256-bit |
| テクスチャレート | 321.6 GTexel/s | 331.4 GTexel/s | 283.2 GTexel/s |
| FP32 | 10.29 TFLOPS | 10.60 TFLOPS | 9.06 TFLOPS |
| TDP | 180 W | 160 W | 215 W |
実際に1080pでの比較動画を見てみると、ほぼほぼRX 6600XTが上回っています。
PS5 vs AMD RX 6600 XT | Test in 5 Games
PS5の強みは1440p対応のGPUとしては 安いという所で、1080pモニターで遊ぶ分には 6600XTと互角という結論です。
techpowerup.comというGPUに詳しいサイトを見ると、GPUの性能比較が分かりやすい。
相対パフォーマンス表で見ると描画性能でいくとPS5は RX6600XTのちょっと下あたり、PS5が欲しい場合は6600XT以上のマシン（最安値4.1万円だった）を組まれるとPS５よりちょっと上の環境で遊べるでしょう。
ちなみに1440pにも対応となると RX6700XT（7万円相当）が必要になるので、コストパフォーマンスの面ではPS5は依然最強で、PCは勝てません。
もっとPS５を増産して欲しい。ほんとこの一言につきますね。