RX5700・5700XTを選ぶべき3つのメリット スペック比較まとめ【GPU】

7nmプロセスで一気に追いついたAMD

ここ2年、ミドルレンジでGTXにボロ負けしてきたAMDでしたが、ついに 2019年7月7日。新しい2枚のGPU、RX5700、RX5700 XTを発表。まさにゲーマーのために作られたようなGPUで、安いのに凄いと支持を集めています。日本では まだ品薄状態です。

RX5700シリーズのメリット/デメリット

ACオデッセイのような激重ゲームでも1440pで遊べる

AMDが7nmを先に導入した事で安く製造。RTXシリーズに比べて価格が50ドル~100ドル安い。浮いたお金を次のGPUに投資。

Vega64よりも25%も少ない電力で優れたフレームレートを出すので長時間ゲームしても電気代が抑えられる。

レファレンスモデルはシングルファンでRTXに比べて5デシベル程度うるさくなっています。気になる人はASUSやMSIなどのサードパーティのモデルを。

レイトレーシング機能はなし。

7nmって何よ?

平たく言うと配線の細かさです。グラフィック専用チップの回路の幅が7nm。一方のRTXシリーズは12nm。

細いほど消費電力が下がって、サイズも小さく出来て 性能もあがるためメーカーにとってはすこぶる重要で、同じ材料でいっぱい作れるので安くなります。

2020~21年にはさらに細くなって、5nmに移行することが予測されています。
参考:Samsungが5nmプロセスの開発を完了、2020年に量産

AMDは今回のRX5700シリーズで Nvidiaを追い越し 家庭用GPUとしては初めて7nmプロセスを導入。

演算ユニット数とメモリ帯域幅が少ないのに、高いグラフィック処理能力を発揮できるようになりました。1周差くらいついていたのが 一気にRTXに追いついた感じです。

具体的には?

実際の1440pのゲームテストでFPSを比較した所…
RX5700はRTX2060superとほぼ同等
RX5700XTはRTX2070superと似たような結果になっています。

・Vegaと比較して1クロックあたり25%のパフォーマンス向上
・また同じ電力レベルで全体で50%のパフォーマンス向上だと言われています。

ライバル機種とのスペック比較

 RTX 2060 SuperRX 5700RTX 2070 SuperRX 5700 XT
アーキテクチャTuring 12nmRDNA 7nmTuring 12nmRDNA 7nm
グラフィックコア2176 CUDA2304
SP
2560 CUDA2560
SP
コンピュータユニット34364040
理論性能値7.2 TLFOPS7.9 TFLOPS9.1 TFLOPS9.7
TFLOPs
ベースクロック1470 MHz1465 MHz1605 MHz1605 MHz
ブーストクロック1650 MHz1725 MHz1770 MHz1905 MHz
VRAM8GB8GB8GB8GB
メモリクロック256-bit GDDR6256-bit GDDR6256-bit GDDR6256-bit GDDR6
メモリ 帯域448 GB/s448 GB/s448 GB/s448 GB/s
TDP175 W185 W215 W225 W
価格 400ドル350ドル500ドル400ドル

スペックでは 2060 SとRX 5700は似ているし、
2070SとRX5700XTもそっくり。

1080pでFPSを比較

数値参照:https://www.pcworld.com/

CPU:Intel Core i7-8700K
MB:Asus Maximus X Hero
RAM:HyperX Predator RGB DDR4/2933 64GB 

上は 1080p画質に設定したゲームの平均FPSです。RTX2060S、RX5700、RTX2070S、RX5700XTの順に並べています。

7種類のゲームのFPSを比較した場合、RTX2060Superが平均106、RX 5700が100.
RTX 2070 Superが117、RX 5700 XTが111という結果になりました。

1080pにおいてはSUPERの方が 6%程度性能が上という感じです。しかし大した差ではありません。

続いて1440pのFPSを比較

NVIDIA RTX 2060 Super&2070 Super スペック比較表

数値参照:techspot

上は 1440p高画質に設定したゲームの平均FPSです。ほぼ60fpsを超えているので 1440pで十分に遊べるレベルです。

こっちではRTX2060Sの平均FPS値は85.5 AMD RX570085.4で同じような性能だと言えます。

一方、RTX2070Sの平均FPS値は96でした。これもAMD RX5700XTの96.7とほぼ同じ結果となりました。

RTX2070Sが500ドルに対し、RX 5700 XTは400ドルなので かなり善戦しています。

ノイズレベル

GAMER NEXUSさんが測定してくれています。(25:09)26dbの室内でノイズを測定。

RX5700XTの場合アイドリング時が33.7db 最大時が65.3dbまで上がります。RX5700も同じ機構なので、ノイズレベルは同じです。

一方のRTX2060SUPER/2070Sはダブルファンなので34db~60db程度で、やや静か。

XTのAMDモデルは ファンが1つしかないため 回転数も大きく(最大で4600回転)、やや騒音値は上がります。

ただ 実際に使っている人の話ではほぼ気にならないし、爆音のVega64に比べたらだいぶマシで、ゲームするときには実際は問題ないそうです。

もし静音にこだわりたい場合は ASUSやMSIが出すパートナーモデルを待って購入されたほうが良いです。

RTX並の低消費電力

負荷=F1 2018: 1440p GPU単体(12V)

 RTX 2060 SuperRTX 2070 SuperRX 5700 XT
負荷時164200213
TDP175215225

5700 XTの消費電力はRTX2070 Superに比べると10W程度大きいですが、目立った差はなくなりました。

RX Vega 64は295Wでしたので大きな差をつけられていましたが、一気に追いついて25%も 消費電力が下がりました。

GPU単体では ほぼTDP付近に収まっています。RX 5700はTDP 185 Wですので、高負荷時はその付近で動作します。


結論

今までAMDのミドルレンジGPUは GTXとRTXにボロ負けでしたが、海外のサイトを見ても 今回のRadeon RX 5700、5700 XT登場で 一気にRTXシリーズと戦えるようになったと歓迎の意見が目立ちます。

SUPER発表で邪魔は入りましたが、AMDは旧型の消費電力と熱問題を見事に解決し、RX5700は性能的にRTX2060より上、RX5700XTはRTX2070よりも上の製品を投入しました。

今回のGPUの登場でアサシンクリードオデッセイのような激重ゲームでも 十分1440p画質で遊べるようになっています。

もちろんレイトレーシング機能が必要な場合はRTXシリーズしか選択肢がありませんが対応ゲームは限られています。

「光の反射だぁ? 俺達が欲しいのはそんなもんじゃねぇ! 安定した高いFPSだ! サイバーパンク2077バンザイ!」という方にとってはコスト的にRX5700シリーズの方がお得感があります。


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