低価格でよく剃れると評判の泉精器 往復式シェーバー VIDANシリーズ(2018年版)の性能比較表を作ってみました。
全体の目次です | |||||||
2019 モデル | 2017 モデル | 世界初のシェーバー | |||||
シェーバーオイル | 2018 替刃 | メーカー | 新旧比較 |
「11種類あるけど 何が違うの?」
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今回のラインナップは11種類もあるので 違いが分かりにくいと思いますが、大きく3つのグループに分かれています。
ソリッドシリーズ.……..固定ヘッドでオーソドックス。軽量で使いやすい。
グルーミングシリーズ...防水力が一番高く お風呂剃りで使いやすいモデル。
ハイエンドシリーズ…….左右に動くヘッド+高速モーターで速さと深剃りを追求したモデル
です。ここからは それぞれのシリーズを詳しく解説します。
低価格でも剃れる「ソリッドシリーズ」の特徴
IZF-V517 | IZF-V537 | IZF-V557 | |
色 | ブラック | シルバー/レッド | レッド/ゴールド |
カスタマー評価 | 3.0 | 3.9 (35件のレビュー) | 4.3 (151件のレビュー) |
実勢価格 | 1,411 | 2,658 | 3,995 |
ブレード枚数 | 2枚刃 | 3枚刃 | 4枚刃 |
ターボモード | - | - | ○ |
防水性 | IPX7 | IPX7 | IPX7 |
電池 | ニッケル水素 | ニッケル水素 | リチウムイオン |
充電時間 | 8時間 | 1時間 | 2時間 |
使用可能日数 | 1日3分使用 約8日 | 1日3分使用 約8日 | 1日3分使用 約28日 |
重量 | 163g | 167g | 177g |
充電式 | 充電・交流式 (充電中使用OK) | 充電・交流式 (充電中使用OK) |
■全て防水基準のIPX7に対応しているので ハンドソープで洗浄できます。
ソリッドシリーズ2枚刃・3枚刃の特徴
○携帯電話くらいの軽さ
○剃れ具合も十分
☓充電は1週間に1回程度必要
2枚刃・3枚刃の最大のメリットは軽さです。ハイエンドタイプに比べて100グラム軽いので、腕に負担がかかりにくく、カバンにいれて持ち運びもしやすいタイプです。デメリットは電池にニッケル水素電池を採用している所です。1週間に1回程度 充電が必要なのでリチウム電池に比べると充電回数が増えます。
バッテリー自体の寿命は心配いりません。私が2年前に購入した3枚刃のV26は 今回のV537とほぼ同等の内容ですが、まだ問題なく使えています。
【3枚刃は電源コードに挿して使用可能】
3枚刃タイプは急速充電に対応しているので 1時間でフル充電できます。また交流式ですのでバッテリーがが弱ってきても いざという時 電源コードにつないで使うことができます。
【2枚刃・3枚刃モデルを長く使用するための秘訣:使い切ってから充電】
ニッケル水素式は、継ぎ足し充電をするとメモリー効果で、電力が落ちていく特徴があります。そのため、なるべく電池の残量が減ってから充電された方が長持ちします。
3週間充電しなくても動く4枚刃
一番人気のソリッド4枚刃
4枚刃 V557が優れているのはリチウムイオンバッテリー搭載という所です。充電も長持ちしますし、パワフルなそり心地が持続します。現在152人中97人の方が5点をつけていますが、バランスの良い機体です。
IPX7対応なのでシェービングフォームを使ったウェット剃りにも使えますし、ドライ剃りでもきれいに剃ることができます。
4段階の充電ランプがついていますが、ランプが1つになっても、フル充電と変わらないくらいのスピードです。実際使ってみるとランプ1つになっても3日位もつので驚きました。
ターボモード(内刃の往復スピードが10%程度上がる)を使うと、ひげが一瞬で砂粒のように細切れにされます。往復の回数が増えるので、アゴ下に残りがちだったヒゲを剃るときに使うと便利です。
私のように 朝起きて「剣山?」と突っ込みたくなる剛毛ヒゲでも ものの3分で見事にツルツルになるので、毎朝のひげ剃りに時間を取られないのが最大の魅力だと思っています。
毎日3~5分くらい使っていますが、充電は3~4週間に1回です。電池はなかなか切れません。リチウムイオンなので継ぎ足し充電しても容量は減らないため 充電の手間もかかりにくいです。
私はIZF-V557の前モデル IZF-V56にもう1年以上 お世話になっています。これも中身はV557と同じです。週1回程度のハンドソープによる洗浄と オイルさししかやってないのですが、元気に稼働しています。
通常モードの駆動音
通常もターボも 音量は66~70デシベルで変わらず、音色が変わるだけでした。
音量は他社製の往復式シェーバーとほぼ同等のレベルでした。
途中から切り替わった時の音がターボ音です。
圧倒的な防水力「グルーミングシリーズ」ラインナップ
IZF-V737 | IZF-V757 | |
カスタマー評価 | 4.0 (20件) | 4.2 (24件) |
実勢価格 | 4,217 | 5,117 |
ブレード枚数 | 3枚刃 | 4枚刃 |
品質基準 | ||
電池 | リチウムイオン | リチウムイオン |
充電時間 | 2時間 | 2時間 |
使用可能日数 | 1日3分使用 約28日 | 1日3分使用 約28日 |
主要付属品 | 乾燥台充電スタンドオイル | 乾燥台充電スタンドオイル |
重量 | 182g | 184g |
充電式 | 充電式 |
水に強い「グルーミングシリーズ」
・優れた防水性でお風呂場でも使用可能
・充電スタンドや乾燥台が付属
・リチウムイオンバッテリー搭載
・ヒゲの長さを2/4/6ミリでカットできるコームが付属
米軍も認めたグルーミング
米国国防総省が定める、兵士がどんな環境でも使える製品にだけ認めるMIL-STD-810G規格があるそうです。
強度や耐久・防水など、厳しい試験が13種もあり、グルーミングシリーズは基準を突破しています。
A-ドライブが本当に強いのかどうか気になったので実際に購入して耐水性を実験してみました。
完全に水没させてもこの通り無事でした。動かしても浸水しないので、かなり頑丈に作られています。これなら安心してお風呂でも使えそうです。
お風呂で使う人のためのグルーミングシリーズ
グルーミングシリーズの切れ味はスタンダードモデルとほぼ同等ですが、部分的にプラスチック、もしくはラバーで強化している所が異なります。
お風呂場でうっかり滑らせてしまった時も、ある程度は衝撃をガードしてくれますし、滑らないように持ち手部分にはラバーが埋め込んであります。
コームはスライドさせて このように突き出すことが可能です、先についている透明なプラスチックのガードを使って長さを調整することができます。この透明ガードは取り外す事ができ、キワ剃り用として使うことが出来ます。コームとキワ剃りの兼用です。
乾燥台付きで、繰り返し使いやすい
個人的に感心したのは 充電する時に使う電極です。
水が入り込まないように出っ張っています。通常のものは電極が凹んでいるのでその部分に水が入りますが、グルーミングの場合はお風呂から上がって 軽く拭くだけで水気を取ることができます。電極が錆びないように設計されています。
お風呂から上がった時には錆びないように乾燥させ無いといけませんがこのように刃を真下に向けて乾燥できるスタンドも付属してきますので、錆び防止に役立ちます。
ヒゲ受け皿も抗菌になっているため 湿度の高い場所や浴槽などで使うのに向いていると感じます。
感電を防ぐため コンセントにつないで使えない仕様になっていますが、グルーミングモデルはリチウムイオンバッテリーを採用しているので 充電が切れることはほとんどありません。3枚刃 4枚刃ともに1日3分使用で約28日の使用が可能です。
忙しい朝もスパッと剃り上げるハイエンドシリーズ。
IZF-V917 | IZF-V937 | IZF-V957 | IZF-V977 | |
カスタマー評価 | 5.0 (1件) | 4.3 (50件) | 5.0 (2件) | 3.6 (15件) |
実勢価格 | 7,048 | 7,250 | 10,504 | 8,800 |
ブレード枚数 | 3枚刃 | 4枚刃 | 3枚刃 | 4枚刃 |
左右スイングヘッド | ○ | ○ | ○ | ○ |
ターボモード | ○ | ○ | ○ | ○ |
防水性能 | IPX7 | IPX7 | IPX7 | IPX7 |
電池 | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン |
充電時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
使用可能日数 | 1日3分使用 約28日 | 1日3分使用 約28日 | 1日3分使用 約28日 | 1日3分使用 約28日 |
256g | 260g | 256g | 260g | |
主要付属品 | 充電スタンド | 充電スタンド | ||
充電・交流式 | 充電・交流式 | 充電・交流式 | 充電・交流式 |
時間が無い方のための高速モーター。ハイエンドシリーズ
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<ハイエンドシリーズの特徴>
○毎分10000ストロークの高速モーター
○ターボモードを搭載
○V957 V977は全自動洗浄器が付属。洗浄・殺菌・乾燥まで全自動。
○ダイキャスト刃枠で頑丈
☓スタンダードよりも100gほど重い
自動洗浄機がつかないモデルも中身は同じ
ハイエンドシリーズの違いは
V917に自動洗浄機がついたものがV957
V937に自動洗浄機がついたものがV977です。
重さも同じ、機能も全く同じでV917とV957は中身は変わりません。
寝坊した朝もサッと剃り上げ。速剃りに特化したハイエンドシリーズ
ハイエンドシリーズの最大のメリットは 毎分10,000ストロークの高速モーターを取り付けている点です。
前年のモデルより3割も速く高速回転する事で、最も速剃りのモデルになっています。
もう1点はハイエンドの全機種が左右に動く可動ヘッドという所です。
押し付けるだけで傾きを変えて 肌に密着してくれるので ソリッドシリーズと比べると 一気に広い範囲を深く速く剃れます。
私はアゴの下の剃り残しが多いので、そういう方は この可動ヘッドの方が便利ですよとか店員さんに教わりましたが、4枚刃の出番が減るので買えずにいます。
意外に安かった自動洗浄システムのランニングコスト
ハイエンドシリーズ最大の目玉は 自動洗浄機付きのモデルです。
洗浄液システムは定期的に洗浄液コストが高く付いて割高かなと思っていたのですが、洗浄液は 1日1回の使用で30 日間使用することができるとありました。
しかしV977もIPX7準拠ですので、ハンドソープを使って丸洗いもできます。毎回フル洗浄しなくても使えたりします、ですので内部に溜まったヒゲを捨てて、洗浄システムで2日に1回クリーニングすると2ヶ月間変えなくていい計算になります。
洗浄機はご家庭の水と洗浄液を混ぜて、混合液で洗浄する仕組みです。
内部のフィルターでヒゲくずを除去します。現在は洗浄剤3袋+洗浄器用替フィルター1個のセットで1450円+540円(送料)です。
フィルターは水洗いできるので、汚れが気になったら交換する程度で良いそうです。すると1袋あたり約633円、1ヶ月あたり316円となり、洗浄・消毒・乾燥までするのでコスト的に納得できる範囲かなと思います。
おすすめの機種はどれ?
イズミの製品はどれもハズレはないですが、あえて一つ挙げるとすれば、ソリッドシリーズの3枚刃か4枚刃のどちらかかなという感じです。
初めての1台は勇気がいると思うのですが、3枚刃はお値段が抑えめで 使いやすいのでエントリーにぴったりですし、4枚刃は電池の保ちが良いので長く使えます。
どちらも イズミの切れ味のよさというか 魅力のある一台なので是非 お試しいただけたらと思います。
ご視聴ありがとうございました。
価格・評価は2018/8/16現在のものです