【回答】PC電源をブロンズからゴールドに変えると何が違うのか?

要約
・消費電力は大きく変わらない。投資額を回収できない。(差は5%)
・発熱量の差も5%以内。GPUやCPUからの放熱がメイン。
・ゴールド電源を選ぶ際は 長寿命品を選ぶとブロンズより割安になるので お得
・3年保証のゴールド電源は よほど安くない限り コスパ的には損
・ファンコントロール付きのものは アイドリング時が静音。

損をしないPC電源の選び方

Toughpower GX1 Gold

ブロンズ500W電源(Amazonランキング13位)からゴールド600W電源に変えてみたものの、変わったところと 思った以上に変化が無かったところがありました。

(実際の変化)
消費電力:ほぼ変化なし ゲーミング時の差は17W
発熱量:変化なし
音質:変わらず
保証期間:5年に延長
アイドル時の音:大幅に低下、屋外の虫の音が聞こえる程度に回復

放熱の比較

実際にゲームをプレイして2時間 経過した時のシステム内の温度を調査してみたら、ほぼ同じ結果でした。

どっちも約50度、電源の影響力は少ない
排熱はゴールド電源でも似たような温度。PC内のシステムは50度近くまで上がります。

そもそもPCが熱くなる原因はGPUとCPUからの排熱です。ゲーム中はGPUが70℃程度まで上昇し、CPUは60℃程度まで上がります。

GPU1枚のPCパソコンの場合、最大でも300~400W程度しか消費しません。私の場合、RTX2060+Ryzen5 1600構成ですので最大270Wです。

電気代の差は月額40円

ゲームプレイ時に270Wを要求された場合。
ゴールド電源:300Wを消費(90%効率)
ブロンズ電源:317Wを消費(85%効率)
差はたったの17Wです。たとえ1日平均4時間ゲームをしたとしても 1ヶ月の電気代は40円しか違いません。ゴールドを買っても3年で1440円しか節約できません。ですので 3年保証のゴールド電源はよほど安くない限りメリットはないです。

ファンコントロールがあったほうが静か

安い電源はコスト削減でファンコントロールが付いていないものが多いので ファンが通常時にもフル回転して 音がなります。

ブロンズでもゴールドでもどちらでも良いですが、ファンコントロール機能があったほうが良いように思います。コルセアや玄人志向、サーマルテイクといった 中堅メーカーの電源でも搭載されています。

電源は容量の半分を超えた時にファンが最大で回りだすように設計されています。つまり600W電源だと300Wを超えた時に ファンが最大回転で回りします。

ですから、まず電気チェッカーで最大消費電力をしらべて、2倍の電源を選ぶと無駄が無いように思います。

電気チェッカー

電源はケチるなという俗説はウソ。

正解は電気容量をケチるな でした。

今の電源は安全装置が4つ以上付いているので、有名メーカーのものがショートして 周りの部品に致命的なダメージを与えるのは稀なケースです。

この俗説を吹聴して誰が儲かるのかと言えばメーカーですし、なら安い電源は故障しまくって全て星1つかといえばそんなわけでもないです。

実際はユーザー フィードバックを受けて より安全に設計するので故障リスクは下がります。

この説は もともと300Wの負荷に対して600W程度の電源を準備したほうがいいよ ギリギリにケチると電源が無理して寿命が縮むという意味で使われたものが、いつの間にか高いのを買えという風にすりかわって広まったのではないかというのが私の意見です。

無難ではありますが 余計な出費になります。

ゴールド電源を買うメリットは ズバリ寿命。

ブロンズからゴールドに変えても電源自体の発熱は17Wしか変わらないので、はっきり言ってゲームをしたりネットをみたりするPCはブロンズ電源で十分でした。

中身がスカスカな電源はあまり良くないと言う初心者さんがいますが、注意が必要です。メーカーの人に話を聞くと、設計の観点では 部品点数が少ないほうが 部品ごとの故障リスクは下がり、エアフローを確保できるので、故障を防ぐメリットも大きく、コストも抑えられるので、スカスカ=悪いではないそうです。

逆に部品点数が多いと、熱こもり、 部品点数の増加、組付けコスト上昇の問題が発生します。見た目ではパッと判断できないです。

ただ、内部の1次側と2次側のコンデンサは105度品であるものの方が良いです。105度のコンデンサと85度のコンデンサでは理論寿命が4倍違います。

まとめると 一般PCの場合 ブロンズ電源で十分です。

ゴールド品の最大のメリットは保証期間が5年以上の製品があるという所。こういう製品はコンデンサが105度品のものが多いので、 高いけれども長く使えてお得というわけです。

オウルテックやサーマルテイク、コルセアなど大手販売の場合、5年保証の製品が 5年以内に返品されてくる率は極端に低いため、5年保証と書いて有れば5年以上使えると見ていいです。

しかも その頃には PC自体の規格が変わっていたりするもので、電力が大幅に変わることも考えますと、最大でも3年~5年保証の製品であれば十分です。

PC電源を選ぶ5基準

それを踏まえ 電源を買う時に選ぶ基準を考えてみました。

・最大消費電力の2倍をちょっと超える電源を選ぶ (例:270Wなら600W電源)
・できればシングルレーン設計
・ファンコントロール機能付きの製品を選ぶ (通常時は大幅に静かになる)
・ブロンズ電源~ゴールド電源で【使用時間/価格】が良いものを選ぶ
・ブロンズ電源なら3年保証 ゴールド電源なら5年以上保証が目安

こうした観点で選ぶとサーマルテイクのTOUGHPOWER GX1をコスパで超えるものはありません。

5年保証、コンデンサも105度品で 年単位で1500円程度の出費なので ゴールドの中でも一級品の値打ちがあります。

初期コストを抑えたい場合は玄人志向KRPWシリーズが良いです。週間アスキーでもよく紹介されていますが、ブロンズ対応で3年保証。ファンコントロール機能付きで、コンデンサも日本製105度品です

価格コムPC電源ランキングなどを参考に是非いろいろ比べられてみて下さい。


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