KZ社のイヤホン ZSシリーズ歴代18種 比較表

低価格帯の雄

KZ ZST

KZ ZST

ミュージシャンが歌う時に耳につけている 解像度の高いモニターイヤホン。そのフィールドに約2000円という衝撃価格でデビューしたのが 伝説のZSTでした。

それまで高くて買えなかったモニターイヤホンShureの牙城に、KZはZSTで斬り込み、評判が口コミで広がり大ヒットとなりました。

そんなわけで日々進化を続ける KZ社の主力イヤホン 歴代ZSシリーズについてまとめてみました。

販売開始日時、ドライバ構成、再生周波数、音圧を一覧にまとめています。

Q&A

正規価格って何ですか?
KZ社のオフィシャルストアの価格です。生産が終了しますとAmazonなどで 極端に高い値段をつけてくる業者がいるので、購入時の参考になるようにと思ってつけています。

ZSシリーズの進化をざっくり教えてください
KZはもともとダイナミックドライバ(DD)を2機搭載した複合イヤホンを販売していましたが、ZSTというモデルからDD+BA型に路線変更しました。

 このモデルから高音再生ができるバランスド・アーマチュア(BA)型のドライバを搭載したことで、最大40000Hzのハイレゾ対応イヤホンを作るメーカーに変身しました。

KZイヤホン進化の系譜
2DDイヤホン(2016)→2DD+2AA(2017)→1DD+4BA(2018)→1DD+5BA(2019)


ここ最近のトレンドは?
最近はフィードバックを反映して1つのDDに4つから5つのBAを搭載した製品が多いです。多BA時代になっています。

どれが人気?
定番は1BA+1DDのドライバを搭載した、ZST もしくは後継機のZSNです。2000円以下のエントリーモデルです。高級機の場合は

1DD+4BAのオールラウンダー ZS10
ドライバ数最多1DD+
5BAの ZSXが人気です。 

 

歴代ZSシリーズ 比較表

登場日ZSシリーズ正規価格構造周波数音圧
2016/3/15

ZS1

生産終了2DD15-29000Hz99dB
2016/8/1ZS2生産終了2DD15-29000Hz98dB
2016/12/3ZS314.93ドル1DD20Hz-20000Hz106dB
2017/6/27ZS5生産終了2DD+2BA20Hz-20000Hz106dB
2017/9/4ZS633.80ドル2DD+2BA7Hz-40000Hz105dB
2018/12/22ZS7表記なし1DD+4BA7Hz-40000Hz105db
2018/3/29ZS1031.65ドル1DD+4BA7Hz-40000Hz104dB
2019/4/11ZS10 Pro38ドル1DD+4BA7Hz-40000Hz111dB
2018/3/30ZSA16.8ドル1DD+1BA7Hz-40000Hz101dB
2018/2/21ZSE表記なし2DD20-45000Hz99dB
2016/9/26ZST15.02ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz120dB
2017/4/21ZST Pro14.55ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz106dB
2020/6/24ZSTX17ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz107dB
2018/1/23ZSR18.60ドル1DD+2BA10Hz-40000Hz107dB
2018/10/24ZSN16.5ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz104dB
2019/3/28ZSN Pro16.9ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz112db
2020/7/22ZSN ProX21.12ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz112db
2019/8/22ZSX45.18ドル1DD+5BA7-40000Hz111dB

「プロとXの違いって?」

ZST…標準  ZST Pro…低音強化版 ZSTX…ZSNの新ドライバ版(詳細
ZSN…ZSTを金属シェル化 ZSN Pro…低音強化版 ZSN ProX….ZSN Proの新ドライバ版

音源を比較してみました

KZ-ZS10

KZ-ZS10

自分で ZST(約2000円)、ZSN(約2200円)、ZS10(約4000円)の順に録音してみました。フリー音源のラデツキー行進曲を USBマイクで録音しています。

ZST

ZSN

ZS10

ZSTは巷ではいいといわれていますが、個人的にはパワフルさが足りなくて、後継機のZSNの方がメリハリがあるように思います。ZS10は価格が違うため比較になりませんが、音に広がりがあるのが 割と分かりやすいかと思います。

短くして比較してみました。ZST→ZSN→ZS10の順です。こっちのほうが分かりやすいかもしれません。

KZ-ZST ZSN ZS10


今年 オススメの3機種

KZ-ZSTX 実勢2000円

○2020年6月に登場。定番ZSTを大幅にアップグレードして低音を強化した 発売されたばかりの新型モデル

○2重磁気構造の新型DDと 30065BAを採用し、ZSTよりも低音の迫力が出るようになり さらに完成度が高まりました。(ご参考

○付属ケーブルを無酸素銅から 銀メッキケーブルに変更。より繊細に信号を拾うようになりました。

(総合)全体的に音のまとまりは良くカラーリングもユニーク。ド派手なプラハウジングで通勤にはあまり向かないかもしれませんが、KZを代表する一台と言っても過言ではありません。

KZ-ZSN Pro X
実勢2800円付近

2020年7月に登場した新型機。ZSN Proの後継機種。

○ZSTXと同じ新型DDと30065BAの構成。金属シェル構成で耐久性と遮音性を向上させたモデル。

○カラーはゴールド・ブラックの2種類。

○ これも付属ケーブルを無酸素銅から 銀メッキケーブルに変更。より繊細に信号を拾うようになりました。

KZ-ZS10

KZ ZS10 イヤホン 高音質 イヤモニ型 ハイブリッド イヤホン 2pin ハイレゾイヤホン 4バランスドアーマチェア+1ダイナミック 搭載 5ドライバイヤホン カナル型 高遮音性 密閉型 中華イヤホン Yinyoo (ブラック)

○合計5台(DD1+4BA)のドライバを搭載した本格的な設計。

○高音をBA2台+ 中高音をBA2台で担当し、低音から高音まで隙がない万能イヤホン。

△本体の重量が片側5グラムと、やや重いのが難点だけれど 2週間くらいすると慣れます。(レビュー記事


トリビア: なんでBAハイレゾイヤホンは いきなり安くなったの?

ZSN ZST

2016年まで モニターイヤホンは ShureやSonyくらいしか販売しておらず、一部のアーティスト以外は みんな普通のダイナミックイヤホンを使っていたわけですが、ハイレゾブームがやってきて ハイレゾイヤホンの需要が急増。

しかし ハイレゾイヤホンには高音域を担当するバランスド・アーマチュア型ドライバが不可欠でした。

しかし高音域を担当するBA型ドライバは2社(Sonion、Knowles)がシェアを独占。そう。BA型のイヤホンが高かった原因の1つは部品が高かったからでした。

そこに現れたのが中国のBellsing社。

同社はBAドライバの価格を破壊。安価で高品質なBAを販売し、KZ社はBellsingのドライバを搭載することで格安で高品質なハイレゾイヤホンを製造するようになりました。

BellsingとKZはBA型イヤホン界の救世主で 安価で一級品のモニターイヤホンを製造し続けています。


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