KZ社のイヤホン ZSシリーズ歴代16種 比較表

期待を裏切らないKZ

激安のイヤモニがあると聞いて、なにげなく購入したKZ-ZSNのイヤホン(一番左です)。2000円なのにダイナミック+BAドライバのハイブリッド。想像していた以上の音質で「これはどうだろう?」を繰り返していたら5台に増えました。

今じゃ自宅 バイク ポケット カバン といろんな所にKZ。そのうち交差点でも夢の中でもKZが出てくるかもしれません。 まさよし。

そんなわけで KZ社の主力イヤホン ZSシリーズについてまとめてみました。販売開始時、歴代ZS機、イヤホン片側のドライバ構成、再生周波数、音圧を一覧にまとめています。

Q&A

正規価格って何ですか?
KZ社のオフィシャルストアの価格です。生産が終了しますとAmazonなどで 極端に高い値段をつけてくる業者がいるので、購入時の参考になるようにと思ってつけました。

ZSシリーズの進化をざっくり教えてください
KZ社はもともとダイナミックドライバ(DD)を2機搭載した変則イヤホンを販売していましたが、途中から突然変異しました。

高音再生ができるバランスド・アーマチュア(BA)型のドライバを搭載したのです。これにより、40000Hzのハイレゾ対応イヤホンを作るようになりました。

KZイヤホン進化の系譜
2DDイヤホン(2016)→2DD+2AA(2017)→1DD+4BA(2018)→1DD+5BA(2019)


ここ最近のトレンドは?
2016年までは複数のDDを搭載していましたが、最近はフィードバックを反映して1つのDDに4つから5つのBAを搭載した製品が多いです。多BA時代になっています。

どれが人気?
人気があるのは1BA+1DDのドライバを搭載した、ZST もしくは後継機のZSNです。2000円以下で非常にコスパが良いです。実際に録音したZSNの音源は別ページにあります。

評価の定まった万能機が欲しい→ 1DD+4BAのオールラウンダー ZS10
人と違うハイエンドが欲しい → BA5台を積んだチャレンジャーAS10
最強のが欲しい→ 最新ノウハウを全部ぶち込んだZSX

のどれかで分岐します。 

歴代ZSシリーズ 比較表

登場日ZSシリーズ正規価格構造周波数音圧
2016/3/15

ZS1

生産終了2DD15-29000Hz99dB
2016/8/1ZS2生産終了2DD15-29000Hz98dB
2016/12/3ZS314.93ドル1DD20Hz-20000Hz106dB
2017/6/27ZS5生産終了2DD+2BA20Hz-20000Hz106dB
2017/9/4ZS633.80ドル2DD+2BA7Hz-40000Hz105dB
2018/12/22ZS7表記なし1DD+4BA7Hz-40000Hz105db
2018/3/29ZS1031.65ドル1DD+4BA7Hz-40000Hz104dB
2019/4/11ZS10 Pro38ドル1DD+4BA7Hz-40000Hz111dB
2018/3/30ZSA16.8ドル1DD+1BA7Hz-40000Hz101dB
2018/2/21ZSE表記なし2DD20-45000Hz99dB
2016/9/26ZST15.02ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz120dB
2017/4/21ZST Pro14.55ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz106dB
2018/1/23ZSR18.60ドル1DD+2BA10Hz-40000Hz107dB
2018/10/24ZSN16.5ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz104dB
2019/3/28ZSN Pro16.9ドル1DD+1BA20Hz-40000Hz112db
2019/8/22ZSX45.18ドル1DD+5BA7-40000Hz111dB

定番モデルはどれ?

KZ-ZS10

KZ-ZS10

現在の所 無難なモデルはあるものの「これが完璧!」というような究極のイヤホンは存在せず、それぞれに個性があり 優劣はつけられない状況になっています。

1500円以下のイヤホンであっても 楽曲とイヤホンとの相性が合えば 楽曲の良さを100%引き出して高級機を打ち負かす所が面白いところです。

例えばMISIAみたいなパワーのあるボーカルには KZ-ZSAみたいな開放感のあるイヤホンとの相性がよいわけで、全体的にはイマイチでも 特定の曲にはホームランを打つみたいな相性もあるので、 いろいろ集めたくなるわけです。

とはいえ 16種類の中から 最初の1台として選ぶならば 低音から高音までクセがない万能モデルが良いという事で オススメするなら以下のモデルになります。

KZ-ZST

KZ ZST Pro ハイブリッドドライバイヤホン 1BA+1DD 高性能インイヤーイヤホン (With Microphone)

○KZの評判を押し上げた伝説のモデル。

○初めて1DD+1BAを採用。海外レビューサイトの波形調査よると低中のバランスが整っていて、高音には若干の不均一性があるもののまずまずという評価(ご参考

○1950円付近のイヤホンとしては最高の水準。

☓ 軸の部分が後発のZSNに比べて 2ミリほど短いため やや耳に押しこんで聞かないといけない。

(総合)全体的に音のまとまりは良くカラーリングもユニーク。ド派手なプラハウジングで通勤用にはあまり向かないかもしれないが 実力は本物の名モデル。

KZ-ZSN

KZ-ZSN 

KZ ZSN 重低音 イヤホン 1BA+1DDを搭載 ハイブリッドイヤホン カナル型 高遮音性 イヤホン 高音質 中華イヤホン 2pin リケーブル 可能 ジュラルミンフェイスプレート搭載 3.5mm プラグ (銀‐紫・マイクなし)

KZの代表モデル。付けやすくバランスが良い。

○金属シェルとプラシェルを合体させ 遮音性と見た目を向上させたモデル。ZSTの後継機で若干小型。

○カラーリングやデザインがエヴァンゲリヲンっぽい。

○ステム(軸)を金属に変更、長くなり 抜けにくくなっている。

○安物にありがちな低音ブーストではなく モニターのように どの音域もバランスよく鳴らす偏りの無さが持ち味。

○FPSゲームから音楽まで使える万能型(レビュー

△ZSN Proは低音重視でズンズンなる傾向なので注意が必要。

(総合)音の偏りが無く使いやすい。 ゲームに音楽にと活躍してくれる1台なのでお得。

KZ-ZS10

KZ ZS10 イヤホン 高音質 イヤモニ型 ハイブリッド イヤホン 2pin ハイレゾイヤホン 4バランスドアーマチェア+1ダイナミック 搭載 5ドライバイヤホン カナル型 高遮音性 密閉型 中華イヤホン Yinyoo (ブラック)

○合計5台(DD1+4BA)のドライバを搭載した本格的な設計

○高音をBA2台+ 中高音をBA2台で担当し、低音から高音まで再現力が半端じゃない万能イヤホン。一言でいうと隙がない。

△本体の重量がやや大きいのが難点。

☓付属のイヤーピースがカサカサしている。本体の重みで 耳壁との間にスキマが出来て音が抜けるのが難点。 

標準イヤーピースを使うと重低音が90%オフになるため、別のイヤーピースに変えると劇的に音が良くなる。音がもれないものであればなんでもOKです。

レビュー記事


トリビア: なんでBAハイレゾイヤホンは いきなり安くなったの?

2016年まで モニターイヤホンは ShureやSonyくらいしか販売しておらず、一部のアーティスト以外は みんな普通のダイナミックイヤホンを使っていたわけですが、技術革新でハイレゾブームがやってきて ハイレゾイヤホンの需要が急増。

でもハイレゾイヤホンには高音域を担当するバランスド・アーマチュア型ドライバが不可欠でした。

しかし高音域を担当するBA型ドライバは2社(Sonion、Knowles)がシェアを独占。そう。BA型のイヤホンが高かった原因の1つは部品が高かったからでした。

そこに現れたのが中国のBellsing社。

同社はBAドライバの価格を破壊。安価で高品質なBAを販売し、KZ社はBellsingのドライバを搭載することで格安で高品質なハイレゾイヤホンを製造するようになりました。

BellsingとKZはBA型イヤホン界の救世主で 安価で一級品のモニターイヤホンを製造し続けています。KZの中でもとりわけZST,ZSN,ZS10pro,ZSXなどは定番となっています。


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