もはや無線ヘッドセットで戦える時代になっていた
今まで「無線は遅延が発生するからFPSでは使えない」という話を聞いていたので、私も有線ヘッドセットでFPSゲームをしてたりしました。
しかし知らないうちに、無線技術も革新がすすんでいて、もうワイヤレスで戦える機器が出てきています。シュラウドもずっと無線で放送しています。(本人によると「好みの問題だけど、俺は無線派。」だそうです。)
特に伝送方式がWiFi 2.4GHzのマシンは、遅延がなくなっています。
別サイトの方が遅延を詳しく調べてくれていますが、ロジクールのG533で約0.009秒の遅延 G933で0.02秒、ManO’Warで0.06秒の遅延と、もう体感で分からないレベルです。
Bluetooth接続のゲーミングヘッドセットの遅延は以下のようになっています。Bluetooth接続の場合、SBC接続は遅延に気づきますが、Apt-X対応機であるなら遅れは全く感じません。
一般コーデック SBC | 0.22秒 |
Apt-X 接続 | 0.07秒 |
APTXLL | 0.04秒 |
ただ遅延の心配はなくなっても音質の問題は残ります。こればっかりは両耳のスピーカーと電波の送信・受信装置によるので、個別にスペックや体感者のレビューを確認していくしかありません。
ワイヤレスヘッドセットのメリット・デメリット
ワイヤレス機が抱える問題は電源です。リチウムイオンバッテリーを搭載するので、定期的な充電は必要になります。それと引き換えに楽な姿勢でゲームができます。
電波の届く範囲では音が聞こえるので、ゲームのロード中に飲み物を取りに行ったり、マッチング時間の合間に、音を確認しながら ちょっとトイレに行けるというメリットもあります。
ワイヤレス機 | 有線式 | |
メリット | ・線に頭を引っ張られない ・電波が届くエリアで 自由に移動できる | ・充電しなくてよい ・コストが安い |
デメリット | ・コストが高い ・充電が必要 | ・線に引っ張られる ・姿勢がある程度制限される |
遅延がほぼ無い 音質もよくて実際に使える最新ワイヤレス機はどれ?
これは厳密にいうと、ワイヤレスヘッドホンなのですが、激烈に安くて優秀な製品がTROND Bluetooth ヘッドホンです。超低遅延のaptX-LLに対応しています。
TROND Bluetooth ヘッドホン TD-BH01
実勢価格 ¥6,999
元々 音楽用のヘッドフォンなので、音質が良いのはもちろんですが、マイクを内臓しており、30時間連続再生できるのでゲームにも使えます。海外レビューではBoseを捨ててTRONDにしたほうがいいと絶賛のレビューを書いてる人もいました。
215gと軽量なので長時間のゲームプレイでも肩がこりにくく、価格も7000円付近とゲーミングヘッドセットに比べるとかなり低価格な所が強みです。
ただ問題はトランスミッターです。
いわゆる普通のUSB bluetoothドングルではなく、aptX-LLに対応したトランスミッターが必要になります。普通のUSB bluetoothドングルですと音楽は聞けますが、SBC接続になるので力を発揮できません。
Creative社から出ている4000円程度のBT-W2やTROND社のトランスミッターが 音質と性能で評価が高くなっています。
HyperX初のワイヤレスヘッドセット
実勢価格 ¥21,980
これがあれば 快適だよねというのがHyper X CLOUD FLIGHTです。性能はワイヤレスヘッドセットの中でも最上級クラスです。バッテリー持ちが30時間というのが驚異的です
50mmの Kingston独自ドライバで解像度が高く、敵の位置がわかりやすくなっています。有線や充電しながらでも使用できます
問題点は付属マイクの品質が普通のピンマイク並みという所です。実況というよりもパーティ内で連携を取るためのものです。
しかしそれ以外は他機種に比べると抜群に良く、使いやすいワイヤレスヘッドセットという印象です。
今まではロジテックのG933が12時間、SteelSeries Arctis 7が15時間、コルセアのvoid proで16時間でしたが 現在のところは1番のヘッドホンです。
こちらは専用の2.4GHzドングルがついてくるので、PS4やPCに挿してペアリングするだけですぐ使えます。セールにはたまにしか現れませんが、是非狙いたい製品です。