昔デジカメで活躍していたSDカードもすっかりポンコツになってしまって、現在の主流は大容量のSDXCカードなるものに変わってしまいました。
128MBのメモリーカードを3000円で買っていた時代もありましたね。
そう。5年くらい前までは 2ギガでも「大容量!」とか言っていたけれど、いつの間にやら64GBが1500円と価格破壊が進んでいたりします。
今回はそんな新型SDXCカードを調べてみました。
SDカードは、容量の違いで名前が変わる。
amazonのランキングを参考に見てみると、現在はこのトランセンドのカードが一番人気です。SDXCと書かれていますが、なんのことはありません。
大容量になると「SDなんたら」のように称号が変わるだけです。
SDカードは容量の違いで以下のように分かれています。
SDタイプ | マイクロSDタイプ | 容量 | |
旧世代
| SDカード | マイクロSDカード | 最大2ギガ |
SDHCカード | マイクロSDHC | 4ギガ~32ギガ | |
| SDXCカード | マイクロSDXC | 64ギガ~2テラ |
次世代 | SDUCカード | マイクロSDUC | 2テラ~128テラ |
SDUCカードというのは まだ普及しておらず、2018年夏に発表されたばかりの規格です。
この表を見るだけで 64GBのカードを見たら「ああ SDXCだな」と分かってしまいますね。分かったらもう中級者です。
大容量のカード買っても 古い機器で読み込める?
読み込めます。例えば64GBのSDXCカードを買ったとしましょう、でも家には10年前に買ったSDカードリーダーしか無い!そんな場合でも読み込みができます。ただ 読むスピードは旧世代のままです。
リーダライタの規格 | 読み込める規格 |
このマークが良くわからない
カードの表面にはなにやらマークが付いていますが、いずれも書き込み速度に関するものです。
これはスピードクラスを表しています。10と書いて有れば 最低書き込み速度が10MB/秒です。6と書いてあるのは6MB/秒なので、やや遅いカードです。
これも書き込み速度です。この表示は割とスピードが速いSDカードに付いています。UHSスピードクラスと呼ばれるもので、1が10MB/秒、3なら30MB/秒です。
同じようにとか書かれているものもあります。これも書き込み速度に関する表示です。ビデオスピードクラスと呼ばれるもので、書き込みスピードをロゴにしたものです。
最低書き込み速度 | スピードクラス | UHSスピードクラス | ビデオスピードクラス |
30MB/秒 | |||
10MB/秒 | |||
6MB/秒 |
どれくらいのスピードが有ればいいの?
日常使いであればで十分。
例えば旅行に行きまして、スマートフォンで4K録画 (3840×2160)を30FPSで撮影するとします。その場合 大体42~50Mbps(6.25MB/秒)くらいで書き込みます。スピードクラス10であれば 4K動画も大丈夫です。
5G時代が到来して youtubeで4K動画60FPSが当たり前の時代になった場合は、90~100Mbps程度必要になるので、そのときには(UHSスピードクラス3)以上のメモリーカードが必要になります。
ハイスピードのSDカードはどんな時に使うの?
鉄道を撮ったり 街ロケなんかをする人にとっては 画質が命だったりするわけです。雰囲気まで削り取る事に情熱を燃やすのです。熱いですね。
そんなわけで使っている1眼レフカメラもバカ高くて高性能な訳です。CanonのEOS 6D Mark IIなんて2620万画素です。1枚7MBの写真を秒間6.5枚取れるので50MB/sの高速メモリーカードが必要になるわけです。
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