無料でPCゲームを録画する
PCゲームを録画する場合に高価なキャプチャーボードはいらなかったりします。フリーソフトのOBSスタジオをインストールしましょう。動作も軽いのでゲームの邪魔にもなりません。なんで無料なのかナゾなくらい高品質です。
全体の作業の流れです
1.まずOBSスタジオを起動します。
2.設定します(初回のみ)
3.ゲームを立ち上げます
4.OBSで録画を開始します。
詳しい流れ
1.まずOBSスタジオを起動します。
2.設定します(初回のみ)
1/3 左上の「ファイル」タブから「設定」を選択
2/3 一般タブを選択。 言語を日本語にします。
3/3「出力」のタブに移動します。
黄色のワクで囲んでいるところは、配信の設定です。
映像ビットレート → 画像では2000になってますが、配信だったら4500、回線に余裕がある人は9000が良いです。
エンコーダ → x264でok グラボのエンコードが使える人はそっちにしましょう。
音声ビットレートは160程度で十分です。(私は見栄はって192にしています)
続いて水色のワクです。ここで録画の設定をします。
・録画ファイルのパスに録画ファイルの保存先を入力
・録画品質は「高品質ファイル (サイズ中)」に設定
録画品質は最初「配信と同じ」になっていると思います。これは配信と同じ画質で保存しますよという意味です。毎秒4500ビットで保存されます。それでもいいんですが、ある程度キレイに録画するためには「高品質ファイルサイズ中」にしておきましょう。
・エンコーダはx264でもいいですし、グラフィックカードのエンコーダでもいいです。
・レコードフォーマットはMP4が良いです。長時間録画でも容量が小さくなります。
1920☓1080 30FPSに設定する
最後に「映像」タブから
基本解像度が1920☓1080
出力解像度も1920☓1080に。
FPS共通値を30FPSに設定しましょう
(60FPSにしたい人はここで設定できます。)
生放送していてカクつく場合は 出力解像度を1280☓720に下げたほうがいいです。無理してフルHD60FPSにすると 回線のアップロード速度が足りていない場合は カクカクになります。
これで初期設定は終わりです。お疲れ様でした。
3.録画するゲームを起動します
4.録画しよう
OBSのソース欄の下にある+を押して「ゲームキャプチャ」を選択。
ソースを作成/選択と出てくるので、新規作成→OKを押します。
モードから特定のウィンドウをキャプチャ
ウィンドウでゲームのウィンドウ名を選択します。 その他はいじらなくていいです。
録画開始を押したら録画スタートです。レッツ録画!
画質変更で容量はどれくらいになるの?
録画品質を「配信クオリティ」にすると、ビットレートが固定され、2000bit/s付近となり、1時間で1ギガくらいの容量になります。
画質の「高品質/超高品質/無劣化」の設定は可変ビットレートです。動きの激しいゲームだとビットレートが大きくなって容量も大きくなります。
以下はデッドバイデイライトの時のおおよそのビットレートです。他のゲームもだいたいこの辺に収まるはずです。
画質 1920☓1080 30FPS
音質 ステレオ 192khz
1080P 60FPSの場合は下の表の2倍の容量になります。
配信クオリティ | 高品質 | 超高品質 | 無劣化 | |
ビデオ1秒のビット数 | 2005kbps | 3824kbps | 8262kbps | 164374kbps |
1時間のギガバイト数 | 0.90GB | 1.7GB | 3.7GB | 73.9GB |
無劣化は恐ろしいビットレート数なので使わないほうが無難です。
付録:それぞれの画質の違いと容量。
出力モードを「詳細」にすると 画質を固定して 容量を制限することができます。
Youtube投稿なら 1080p60fpsの場合、 CBR 9000kbps設定が目安です。
簡単設定で言うと高品質設定です。それ以上に上げてもYoutube側がビットレートを下げます。
以下で見え方の違いをテストしてみました、それぞれの画質の違いを確認されて下さい。個人的には無理して12000kbpsまで あげなくてもいいかなと思います
画質と容量の関係
固定ビットレート(CBR)と時間あたりのGBの関係
CBR 4500kbps →容量2.10GB/h
CBR 6500kbps →容量2.99GB/h
CBR 9000kbps →容量4.08GB/h
CBR 12000kbps →容量 9.88GB/h なぜか跳ね上がる。
Youtubeの推奨ビットレート
タイプ | 映像ビットレート、標準フレームレート (24、25、30) | 映像ビットレート、高フレームレート (48、50、60) |
---|---|---|
2160p(4k) | 35~45 Mbps | 53~68 Mbps |
1440p(2k) | 16 Mbps | 24 Mbps |
1080p | 8 Mbps(8000kbps) | 12 Mbps(12000kbps) |
720p | 5 Mbps | 7.5 Mbps |
480p | 2.5 Mbps | 4 Mbps |
360p | 1 Mbps | 1.5 Mbps |
HDDはどれくらい必要か
画質を下げれば容量の少ないHDDでいいと思います。しかし常時1080p60FPSになると4TBくらいは必要かと思っています。私がそうです。
私が使っているのはシーゲイト製の4TB Barracudaです。安くて安定しています。もう1年くらい使っています。別記事に詳しく書いていますが、ほぼ撮りっぱなしで撮影しています。
以前は2TB HDDを使っていたのですが、画質CBR13000ほどで撮ると、300時間程度で無くなるので、撮っては消し、撮っては消しでした。
でも オンラインゲームだと、面白いシーンなんて いつとれるのか分からないので ゲームを起動したら ずっと録画する感じで使える4TBに切り替えました。
4TBだったら外付けHDDでもいいです。書き込み速度は足ります。
1080p 60FPSで運用していますが 700時間ほど撮れるのでかなり余裕があります。
下のような感じで、7月31日~1月4日まで ほぼ消していません。 それでも2.27TBでした。大体378時間分。この中から面白い部分をたまに youtube動画にして出すという感じです。
大手のyoutuberさんは データが飛ぶと生活に関わるので、バックアップ用にRAIDを組んで複数台のHDDに同時録画しているそうですが、個人で楽しむのであれば 4TBもあれば十分と思っています。ご参考になれば幸いです