PCゲームを無料で録画するには フリーソフトのOBSスタジオがいい(誰でも10分で録画できるカンタン設定つき)

無料でPCゲームを録画する

PCゲームを録画する場合に高価なキャプチャーボードはいらなかったりします。フリーソフトのOBSスタジオをインストールしましょう。動作も軽いのでゲームの邪魔にもなりません。なんで無料なのかナゾなくらい高品質です。

全体の作業の流れです

1.まずOBSスタジオを起動します。
2.設定します(初回のみ)
3.ゲームを立ち上げます
4.OBSで録画を開始します。

詳しい流れ

1.まずOBSスタジオを起動します。

2.設定します(初回のみ)

1/3 左上の「ファイル」タブから「設定」を選択

2/3 一般タブを選択。 言語を日本語にします。


3/3「出力」のタブに移動します。

黄色のワクで囲んでいるところは、配信の設定です。
映像ビットレート → 画像では2000になってますが、配信だったら4500、回線に余裕がある人は9000が良いです。

エンコーダ → x264でok グラボのエンコードが使える人はそっちにしましょう。
音声ビットレートは160程度で十分です。(私は見栄はって192にしています)

続いて水色のワクです。ここで録画の設定をします。
・録画ファイルのパスに録画ファイルの保存先を入力

・録画品質は「高品質ファイル (サイズ中)」
に設定
録画品質は最初「配信と同じ」になっていると思います。これは配信と同じ画質で保存しますよという意味です。毎秒4500ビットで保存されます。それでもいいんですが、ある程度キレイに録画するためには「高品質ファイルサイズ中」にしておきましょう。

・エンコーダはx264でもいいですし、グラフィックカードのエンコーダでもいいです。

・レコードフォーマットはMP4が良いです。長時間録画でも容量が小さくなります。

1920☓1080 30FPSに設定する

最後に「映像」タブから

基本解像度が1920☓1080
出力解像度も1920☓1080に。
FPS共通値を30FPSに設定しましょう
(60FPSにしたい人はここで設定できます。)

生放送していてカクつく場合は 出力解像度を1280☓720に下げたほうがいいです。無理してフルHD60FPSにすると 回線のアップロード速度が足りていない場合は カクカクになります。

これで初期設定は終わりです。お疲れ様でした。


3.録画するゲームを起動します

4.録画しよう

OBSのソース欄の下にある+を押して「ゲームキャプチャ」を選択。

ソースを作成/選択と出てくるので、新規作成→OKを押します。 

モードから特定のウィンドウをキャプチャ
ウィンドウでゲームのウィンドウ名を選択します。 その他はいじらなくていいです。

録画開始を押したら録画スタートです。レッツ録画!

 


画質変更で容量はどれくらいになるの?

録画品質を「配信クオリティ」にすると、ビットレートが固定され、2000bit/s付近となり、1時間で1ギガくらいの容量になります。

画質の「高品質/超高品質/無劣化」の設定は可変ビットレートです。動きの激しいゲームだとビットレートが大きくなって容量も大きくなります。

以下はデッドバイデイライトの時のおおよそのビットレートです。他のゲームもだいたいこの辺に収まるはずです。

画質 1920☓1080 30FPS 
音質 ステレオ 192khz

1080P 60FPSの場合は下の表の2倍の容量になります。

 配信クオリティ高品質超高品質無劣化
ビデオ1秒のビット数2005kbps3824kbps8262kbps164374kbps
1時間のギガバイト数0.90GB1.7GB3.7GB73.9GB

無劣化は恐ろしいビットレート数なので使わないほうが無難です。

付録:それぞれの画質の違いと容量。

出力モードを「詳細」にすると 画質を固定して 容量を制限することができます。

Youtube投稿なら 1080p60fpsの場合、 CBR 9000kbps設定が目安です

簡単設定で言うと高品質設定です。それ以上に上げてもYoutube側がビットレートを下げます。

以下で見え方の違いをテストしてみました、それぞれの画質の違いを確認されて下さい。個人的には無理して12000kbpsまで あげなくてもいいかなと思います

【OBS】映像ビットレートを変えた時の画質の違いを調査。

画質と容量の関係 
固定ビットレート(CBR)と時間あたりのGBの関係
CBR 4500kbps  →容量2.10GB/h
CBR 6500kbps  →容量2.99GB/h
CBR 9000kbps  →容量4.08GB/h
CBR 12000kbps →容量 9.88GB/h なぜか跳ね上がる。

Youtubeの推奨ビットレート

タイプ映像ビットレート、標準フレームレート
(24、25、30)
映像ビットレート、高フレームレート
(48、50、60)
2160p(4k)35~45 Mbps53~68 Mbps
1440p(2k)16 Mbps24 Mbps
1080p8 Mbps(8000kbps)12 Mbps(12000kbps)
720p5 Mbps7.5 Mbps
480p2.5 Mbps4 Mbps
360p1 Mbps1.5 Mbps

HDDはどれくらい必要か

画質を下げれば容量の少ないHDDでいいと思います。しかし常時1080p60FPSになると4TBくらいは必要かと思っています。私がそうです。

私が使っているのはシーゲイト製の4TB Barracudaです。安くて安定しています。もう1年くらい使っています。別記事に詳しく書いていますが、ほぼ撮りっぱなしで撮影しています。

以前は2TB HDDを使っていたのですが、画質CBR13000ほどで撮ると、300時間程度で無くなるので、撮っては消し、撮っては消しでした。

でも オンラインゲームだと、面白いシーンなんて いつとれるのか分からないので ゲームを起動したら ずっと録画する感じで使える4TBに切り替えました。

4TBだったら外付けHDDでもいいです。書き込み速度は足ります。

1080p 60FPSで運用していますが 700時間ほど撮れるのでかなり余裕があります。

下のような感じで、7月31日~1月4日まで ほぼ消していません。 それでも2.27TBでした。大体378時間分。この中から面白い部分をたまに youtube動画にして出すという感じです。

大手のyoutuberさんは データが飛ぶと生活に関わるので、バックアップ用にRAIDを組んで複数台のHDDに同時録画しているそうですが、個人で楽しむのであれば  4TBもあれば十分と思っています。ご参考になれば幸いです

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