3000~約10000円で買える格安モニターヘッドホン6種【2018】

<モニターヘッドホン目次>
・3000~約10000円で買える本格モニターヘッドホン
・モニターと標準ヘッドホン 5つの違い
・モニター用で音楽を楽しむ事はできるの?

アーティストの本当の声を聞きたい時に使える モニター用

アーティストがレコーディングする時に使わているモニターヘッドホン、どんな小さなノイズも聞き逃さず、歪ませず、原音をそのまま聞くために設計されたモニターヘッドホンは作曲者エンジニアだけでなく、アーティストの生の声を聞きたい方にも役立ったりします。

スタジオモニター用ヘッドホン 4つの特徴

1.原音を再生するためのヘッドホン。周波数帯域が広い。
2.音質はフラットで低~高音域を均等に鳴らせる。
3.スタジオで使いまわして使うことが前提なので、部品を交換でき、耐久性が高いものが多い
4.デメリット:いい音も悪い音も聞こえすぎてしまう。


モニターヘッドホンはよく聞こえすぎるヘッドホンだと言われます。

ノイズ探し用のヘッドホンでもあるため、ボーカルは臨場感が増してより感動しますが、バンドマンやアーティストが音を外した瞬間や、観客のスマホの着信音のような小さな音まで拾うので聞き疲れすることもあります。

広告費がかからないので低価格でも高いクオリティ

モニター用は 一般のヘッドホンと違い、何十年と販売されるロングセラーのものが多く、その場合 研究開発費を回収し終わっているので安く提供できたりします。

またほとんど広告宣伝費をかけません。そのため低価格でも市販のヘッドホンより良く聞こえて低価格な製品があります。今回は3000円~10000円台で使えるモニターヘッドホンを探してみました。

①YAMAHA HPH-50

YAMAHA ヤマハ ヘッドホン ブラック HPH-50B

YAMAHA HPH-50
実勢価格 \2,356

HPH-50は見た目こそカジュアルなヘッドホンですが、実は知る人ぞ知るモニター用ヘッドホンです。価格と品質をバランスさせた密閉式で、家庭でのスタジオ録音や普段使いのヘッドホンとして海外でも人気があります。

低価格ですが38mmのネオジムドライバを搭載しており、バランスの良い低音~高音を再生することができます。ミニプラグだけでなく6.3mm変換ステレオプラグも付属しています。

レコーディングの為のエントリーモデルとして これ以上ないクオリティです。90度回転できるスイベル機構とレザーパッドで長時間の楽器練習でも疲れにくい設計になっています。133gとかなり軽いのもポイントです。特に予算を抑えたい場合 HPH-50はいい選択です。

スペック詳細
方式:密閉式
ドライバ:ダイナミック
ドライバ径:38mm
マグネット:ネオジム
周波数応答:20-20khz
音圧感度:103db

インピーダンス:35Ω
重量:133g


②オーディオテクニカ ATH-M20x

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x
実勢価格 \5,670

5000円台で最高の密閉式

M20xは プロフェッショナル向けヘッドホンMシリーズの中で最も低価格帯のヘッドホンです。しかしドライバは本格派で、ネオジム磁石と 2万円級のヘッドホンに使われる高音質素材のCCAW(銅被覆アルミ線)ボイスコイルが使われています。

アジャスタ部も金属製でチープ感はありません。

周波数特性はフラットで、特に低音から中音(251hz-20khz)が素晴らしく、高音も標準的なのでかなり使えます。(海外サイト)ミキシングとレコーディング両方で使用できます。

コードも無酸素銅線でノイズを低減させているので、追加のケーブルは必要ないです。細かいところまで手が行き届いているヘッドホンで、5000円台ではトップクラスのヘッドホンです。

ただパッシブタイプのイヤーカップなので、遮音性は十分ではなく、高音は漏れますので通勤や野外での使用には向きませんが、音を忠実に再現するので映画や音楽にも使えます。

タイプ: 密閉式
ドライバタイプ: ダイナミック
ドライバ径: 40mm
マグネット: ネオジム
周波数特性: 15 – 20,000 Hz
音圧感度: 96 dB
インピーダンス: 47Ω
重量190g


③SAMSON  SR850

SAMSON セミオープン型ヘッドフォン SR850

SAMSON  SR850

30ドル!? 海外旅行に行った時に買いたい製品

SR850はセミオープンタイプのヘッドホンで、デザインはAKGのものと似ています。AKGはサムソン子会社ハーマンの傘下になっているので、SR850にもAKGのデザインが使われたようです。

セミオープン方式なので、遮音性と引きかえに10-30000hzの優れた周波数帯域を獲得し深いベース音とクリアな高音を両立させています。自動で調整するAKG式ヘッドバンドを採用しているのも特徴です。

問題は日米での価格差です、アメリカでは30ドルで買えますが、日本では6000円程度します()。アメリカamazonでは4.5点を獲得する程のいい製品なので、aliexpress等で購入されたほうが良いかもしれません。

タイプ: セミオープン 
ドライバタイプ: ダイナミック
ドライバ径: 50mm
マグネット: ネオジム
周波数特性: 10 – 3
0,000 Hz
音圧感度: 98 dB
インピーダンス: 32Ω


④AKG K240S

AKG セミオープン型ヘッドホン スタジオモニター K240S【国内正規品】

AKG K240 Studio
実勢価格 ¥6,393

30年を超えて使用されるAKGの傑作

パッと見でAKGとわかるユニークなデザインで有名なK240Studio。オーストリアの名門音響メーカー、AKGが開発したK240Sは30年以上も売れ続けています。

エディ・マーフィが「party all time」というミュージックビデオで使って大人気になった定番のモニタリングヘッドホンです。性能の割に激安な事もあってヨーロッパのレコーディングスタジオでずっと使われています。

本側ベルトを使っているK701K702に比較すると、多少 素材のチープ感を否定できませんが、中身はホンモノです。XXLトランスデューサーと独自特許のバリモーションシステムで、高感度なドライバを実現しています。クリアな中・高音が人気の理由です。波形はこちら

ドライバは30mmですが予想以上にパワフルで低音も良く鳴ります。セミオープンタイプなので遮音性は皆無で、屋外では使えませんが、室内ではコスト以上のパフォーマンスを発揮します。

私もバリモーションシステムに惹かれてK240を買いました。クリアな音という表現がまさにぴったりのヘッドホンでした。外観の素材に多少のチープ感はありますが、軽いし、音いいし、比較的安いしで便利です。解像度が高いのでFPSゲームにも使ったりしています。

AKG240S 外観

タイプ: セミオープン 
ドライバタイプ: ダイナミック
ドライバ径:30mm
マグネット: ネオジム
周波数特性: 15- 25
,000 Hz
音圧感度: 104 dB
インピーダンス: 55Ω


⑤Sony MDR-V6

SONY スタジオヘッドホン MDR-V6 (国内未発売) 並行輸入品

SONY MDR-V6
実勢価格  \10,515

V6はMDR-CD900の海外版で同性能

1985年にソニーが発売したMDR-CD900の海外版がMDR-V6です。現在も音楽業界を支えるスタンダードヘッドホンの一つです。

MDR-CD900は音楽CDが登場したことで、CDの音質をフルに体感できるヘッドホンという目的で開発された機種でイヤーパッドにFOR Digital と書かれているのはそのためだったりします。

折り曲げ可能なデザイン

V6は40mmのネオジムドライバと、CCAWボイスコイルを使用している所に特徴があります。他の製品と異なり、折り曲げ可能で密閉式なので、持ち運んで外で使うことも出きます。アメリカでは発売当初から「もうスピーカーは捨てろ」と大歓迎された名機で、現在はAmazon.comだけで2500件を超えるレビューがあり、点数は4.6と ほとんどの購入者が満足する驚異的なモデルの一つです。


タイプ:
密閉式 
ドライバタイプ: ダイナミック
ドライバ径:40mm
マグネット: ネオジム
周波数特性: 5- 30
,000 Hz
音圧感度: 106 dB
インピーダンス: 63Ω
重量:230グラム


⑥SONY MDR-7506


SONY ステレオヘッドホン MDR-7506

SONY MDR-7506
実勢価格  \10,524

MDR-7506はV6のリニューアル版

1991年に発売されたMDR-7506 はMDR-V6の再調整版です。こちらも海外モデルです。1991年から販売され、現在でもプロの録音エンジニア達に使用されています。7506も折り曲げ可能です。

明らかにはなっていませんがMDR-7506は 当初V6のコストダウンを図った機体だったのではないかなと推察しています。

と言いますのもMDR-7506は当初ネオジムよりも2割ほど磁力の弱いサマリウムコバルト磁石が使われていましたが、途中からはネオジム磁石に仕様変更になりました。あと7506は周波数応答の範囲が狭まっています。

V6と7506の周波数特性はほぼ同じ

http://graphs.headphone.com/

それでも「V6と7506で音の違いが分からないよ!」というのは世界で共通なようで、波形で比べてもV6と7506に特性に違いはありません。どちらもフラットです。

スペックだけ見ると周波数の応答はV6の方が上なので聞いて分かりそうなものですが、可聴域外なので、プロでも聞き分けは難しそうです。強いて言えばV6の方が低音が響きます。

V6は赤シール 7506は青シールなので外観で好きな方を選ばれてもよいのかもしれません。

MDR-7506
タイプ: 密閉式 
ドライバタイプ: ダイナミック
ドライバ径:40mm
マグネット: ネオジム
周波数特性: 10- 20
,000 Hz
音圧感度: 106dB
インピーダンス: 63Ω
重量:230グラム


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