KZ ZSE 異端児デュアルドライバーイヤホンをレビュー|980円

KZ 16シリーズの中でも かなり珍しい 2つのダイナミックドライバを搭載したイヤホン。KZ-ZSEを購入してみました。

980円なので あまり期待はしておらず、 ただ2つのスピーカーからどんな音が鳴るのかなと思っていましたが、 使ってみて驚きました「3980円の間違いじゃないのか」というのが率直な感想です。今ではおでかけの際のメイン機になりました。

中国からの直送便で、船便2週間で到着。めちゃくちゃシンプルなパッケージだけれど 中身の品質は良かったです

<特徴>

○低音から高音にかけて満遍なくならせる
○国産4000円機体並の音質
○軽いし持ち運びしやすいし、安い。どこかに置き忘れてもショックが少ない
△デフォルトだとやや低音が強調されている。
△コードは1.2メートルで最低限の長さ。
☓ZS10のようには 繊細な音を拾わない。FPSゲームをするには解像度がやや物足りない
☓ケーブル周りはゴム製なので 触るとゴソゴソ感がある

構成

ZS1と同じく内部に6.8ミリと8ミリのドライバを搭載して それぞれが中高域と低域を担当する構造になっています。ATRもそうですが、ZSEオリジナル設計のドライバなので、文句なしの性能です。

低音を下げて中音上げると 高級機並みにバランスが良くなる

デフォルトだとものすごくパワフルな低音を出すので、そのせいでボーカルが押されてしまって ドラム ベースの後ろで歌ってるというような音になってしまうので 本来の実力を発揮できません。

AIMPなどのイコライザーで低音を抑えめに、中音を気持ち上げると バンドのバランスがとれた音になります。もともとのポテンシャルが ものすごく高いので、これだけで ZSN並みにいい音になります。

遮音性は低いが抜けは良い

外側には細かいベント穴が開けられているので こもりも少なく 抜けの良い音がなります。

周りの音がある程度聞こえるため 外出先では 密閉式のZSNよりもこっちの方が使い勝手が良いです。音漏れはするほうなので、電車ではいいけれど、静かな図書館だと隣の人には「なんか鳴ってるなー」と気づかれるレベルです。

意外に便利なリモコン

このイヤホンは内部にマイクも搭載したリモコンも付いていました。正直「いらないかな」と思っていましたが、スマホの音楽操作もできて便利。4極プラグでスマホと連動できます。

ボタン操作

1回押す…電話に出る
もう1回押す…電話を切る
長押し…電話に出ない

【音楽再生時】
1回押す…音楽止める
2回押す…次の曲
3回押す…前の曲

まとめ:外出時にも使い潰せる コスパ最強イヤホン

本体自体がとにかく軽くて、何時間つけていても気にならないため 作業用イヤホンとしても使えます。

ただZSEの注意点としては モニター型ではないのでクラシック音楽を本格的に聞きたい人や家でレコーディングしたい人、草むらでカサッとなるような細かい音が聞こえないといけないFPSシューターには向きません。その場合は別ページのZS10がいいです。

ZSEが役立つのは、たとえば ファミレスの店内放送よりいい音を楽しみながら作業がしたい場合とか、ちょっとした待ち時間にポケットから出して音楽を聞きたい場合、

それから盗まれてもあんまり困らない旅行先にもっていきたい。でも音がポンコツだと嫌だ。そんな時に役立つ 市場では中の上のイヤホンという印象です。

コスパが図抜けて優秀なので リュックの中に入れておいて、バスが来ない時などに引っ張り出して聞く、「おお いい音じゃん」 と思ったらバスが来る。そんな便利な1台として活躍するでしょう。

KZ-ZSEスペック

インピーダンス: 16Ω
感度: 120dB/mW
周波数 範囲: 20-45000Hz
接続: 3.5 ミリメートル4極プラグ
ケーブル長さ: 1.2 メートル
ドライバーユニット: 6.8 mm + 8 mm ダブルドライバーユニット


KZ社のイヤホン ZSシリーズ歴代16種 比較表

【4500円|KZの鉄板イヤホン】KZ ZS10をレビュー

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