安いマウスパッドとゲーミング用を比較した結果

格安マウスパッドとゲーミング用のマウスパッドで使い心地に差があるのかというのは 前から気になったので調査してみました。

サイズ的には価格が3倍くらい違うので、性能が同じなら 中華製の低価格製品でも問題ないのでは?と思ったわけです。結果的には結構違っていました。

今回用意したのは2種類の製品。
1つはハイエンド系PCサプライメーカーCorsair(コルセア)のマウスパッド
もう一つは中華系PC周辺機器メーカー KKMOONのマウスパッドです。

Corsair MM100  クロスゲーミングマウスパッド KKMOON MOUSEPAD

スペックを比較

Corsair MM100
クロスゲーミングマウスパッド
KKMOON 
Black Gaming Mouse Pad

32cm☓27cm☓3mm
・表面: 布
・底面ラバー
・保証:1年間

・90cm☓40cm☓3mm
・表面: 布
・底面ラバー
・保証:初期不良のみ

特徴
面積あたりの価格は高め
30センチ四方でFPSに十分なスペース
トラッキング性能も良い
ラバー製の裏地が 机にはりつきズレない
布地の肌触りが良く 小指の皮膚がスレにくい
保証期間がある

特徴
圧倒的に安い

横90センチもある。有り余るスペース
トラッキング性能もコルセア製と変わらない
裏地ラバーもコルセア製と変わらない
布地がやや粗い。
外箱や保証期間はなし

コルセア製のほうが滑りやすい

高さ15センチのすべり台を使って、それぞれのマウスパッドのすべりやすさを比較してみました。

マウスパッドのすべりやすさを比較

Corsair製のMM100のほうが滑りやすいので 少ない力で動かせます。そのため疲れにくくなります。FPSで長時間ゲームを練習するならこっちの方が楽です。

Corsair製の生地は 比較的きめが細かく、表面の凹凸が少ないです。

Corsair製のMM100の生地 表面

裏地にも端までラバーが使われています。

KKMOON製は表面の抵抗が少し大きい

KKMOONの生地はナイロンかポリエステルだと思いますが、この繊維の太さがコルセアに比べると比較的大きいので抵抗が大きくなっている印象です。

ただ 質は安定しています。布が均質なので どこを使っても同じようにトラッキングします。

しっかりピタッと止まる感じです。裏地もふんだんにラバーが使われているので ブレずに安定したトラッキングをします。

端はステッチ加工で補強してあるため ここだけはデスクに張り付きませんが 端で操作はしないので 実用上の問題はありません。


結論:低価格でもトラッキングは向上

ゲームプレイで試してみた結果 低価格製品でもトラッキングは安定するので、安くても機能するし 縫製も生地も悪くないというのが実感です。

一方のゲーミング用はFPS向けに特化しているので、すべりやすさの点で有利です。

ゲーミング用はスムーズさで有利
・使ってみて疲れにくかったのはコルセア製です。特に接地面積の大きい多機能マウスを使っている場合は 動かす力が小さくて済むので 手首への負担が軽減されます。

・ただKKMOON製も非常に良く出来ています。価格を下げているため 保証が無いのと包装もないのは弱点ですが、これをサブとして使っても全然問題はないです。

ドン勝もできますし パッド無し状態に比べると エイムも段違いに安定します。

長時間 FPSに打ち込む場合は 手首への負担が軽減されるため、専用品に投資するだけの見返りは確実にあると思います。

格安品の場合は 比較的 摩擦が大きめですがキーボードのブレまでカバーできるし、何もない状態に比べると、トラッキングや動作が向上するので 買って損することはないと思った次第です。

ゲーミング専用品と格安品の違い

特に人気が高いのは以下のような製品です。

格安品ゲーミング専用品

Havit 大型マウスパッド ゲーミング 防水 900*400*3mm ブラックHV-MP855

Havit 大型マウスパッド
FANTECH ゲーミング マウスパッド
KKMOON Black Gaming Mouse Pad

キングストン Kingston ゲーミングマウスパッド HyperX Fury S Pro L サイズ HX-MPFS-L 布製 2年保証付き

HyperX Fury S Pro
SteelSeries QcK +
corsair MM100

傾向
○大型で価格は安い
△比較的 抵抗は大きい
○トラッキング性能は高い
△保証期間は短め

傾向
△小型でも価格は上がる
○マウスをすべらせやすい
○トラッキング性能は高い
○長期保証の製品が多い

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