広告を入れたChatGPT、入れないClaude——その違いが意味すること

 

ChatGPTは広告を入れたけど…っていう

ChatGPTは26年6月19日から、無料プランなどを対象に広告を開始したそうな

やっぱり お金が無いらしい。

そらそうだぁ(CV:志村けん)。だいたい年間6兆円の赤字出してたら、それは息切れするもの。

めっちゃ増える無料ユーザーの莫大なサーバー維持費を、サブスク料金だけでは賄いきれるはずもなく。

課金している人が5%くらいらしい。助けて孫さん。

チャッピーが これまで広告をいれなかったのには理由があるわけで。

そもそも なにも問題ないっていうんだったら アンスロもGeminiもとっくに入れてるよねっていう。

1.生成AIに広告が入ることで 生まれやすい2つの問題点

広告を入れると、AI運営会社には構造上、ユーザーの利益と反する動機が働きやすくなります。

① 滞在時間の引き延ばし 

広告ビジネスは、ユーザーとの「接触回数」や「滞在時間」が多いほど儲かる仕組みです。

さて、そうなるとどうなるか。

 「本当に有益な答えをさっと返す」のではなく、わざと少し曖昧な答えを返してもう一度質問させたり、次の会話へ引き留めたりする設計になりかねない。

1ページで終わればいいのに4つに分けるヤフーの記事とか

ショート動画の「無限スクロール」 あれと同じですね。

そうすれば広告の表示回数が増えるっていう。

②「本当に良いもの」が隠される

AIに何か聞いたら、ユーザーではなく広告主が儲かるような回答を優先して生成しちゃうリスクがある。

例えば「おすすめの商品や携帯プランを教えて」と聞いたら、

ユーザーに最も適した選択肢(格安SIMなど)ではなく 
広告料を払っている商品・サービスを優先的に

さも「自然なアドバイス」を装って勧める動機が生まれます。
ソフトバンクが良いよとか、楽天モバイルが最強だよとか、そういうやつですね。

一部の比較サイトが金もらって1位にしたり、レビューサイトの不透明な評価制度と同じ構造です。

某ゲーム雑誌のジョジョゲー満点レビューとかね。 グルメサイトの☆問題とか。

広告依存型だと、お金で歪みやすい構造になっちゃうし
その結果、視聴者が離れていっちゃうっていう。

2.アンスロピックが広告を入れない理由

一方、Anthropic社はClaude(クロード)に広告なんか表示しないとして

「うちはサブスク料金とAPI利用料でいくんじゃ!」と宣言している。

インセンティブが一致する:サブスク料金モデルだと「ユーザーが満足して契約を続けてくれること」が会社の利益になる。

だから「サッと正確に答えを返すこと」がそのまま会社の利益と一致することになる。

まぁあっさりしすぎてる時もありますが、

信頼性の担保:広告を完全に遮断することで

ユーザーが「Claudeは 誰からの影響も受けてません!」と100%信頼して使える環境を優先しています。

一度信頼を失えばユーザーが離れることを分かっているため、最初から「広告枠は作らない」という線引きをしているわけです。

Wikipediaも公平性と信頼性を守るために広告を入れない思想ですわな。まぁあれはあれで 定期的に寄付くれって言うけど。

3. 生成AIの広告は、従来の検索広告より効果がエグい

では、なぜ今回のChatGPTの広告化が一部で物議を醸しているのか。

それは、従来の検索広告(Googleなど)とは「広告を出す仕組み」が根本的に異なり、より高度な誘導が理論上可能だからです。

項目これまでの広告生成AIの文脈広告
仕組み

打ち込んだ**単語(キーワード)**に紐づく。

※文脈は無視される。

会話全体の 意味・流れ・意図(文脈)をAIが理解して出す。
具体例

例えば「ダイエット サプリ」と検索

→ ダイエットに関連したサプリの広告が雑に出る。

「来月引っ越すけど荷物が大変なのよね」

→ AIが文脈を理解して 引っ越し業者の広告が出る。

やっかいな点あからさまな「広告枠」として認識しやすく、避けることができる。AIの自然な提案(対話)に溶け込むため
「有益な提案」なのか「広告」なのか見分けにくい。

参考:https://www.leadplus.co.jp/blog/chatgpt-advertising

 

4.結論として何がマズイのか

AIがユーザーとおしゃべりして 信用を得ている場合は 商品・サービスの説得力が増すわけですよ。

もちろん広告を出すのが悪い訳ではないんですが、生成AIの回答で

「もしかして お金を使わせるための 誘導だったのかね…」とユーザーが疑心暗鬼になって

最終的にAIの言うことを信用しにくくなる。

そんなリスクが 今後生まれてくる可能性があります。

ここまでリスクを挙げてきましたが、ChatGPT(OpenAI)は、お金を払った企業の有利になるように

AIの回答内容そのものが操作されることはない。個人の会話履歴が外に漏れることもないとしています(中立性をキープ)。

うーん。ただね、それをユーザーがどうやって確かめるんだろうって話で。

OpenAIも当然、AIの信頼性の喪失が命取りになることは百も承知でしょう。

重要なのは「AIの回答の公平性です。広告マネーによって歪められない透明性とコントロールが維持されるか」だと思っています

今後のChatGPTの舵取りに期待したいところです。

上部へスクロール