要約 ○レイスは必須。索敵系としてブラハン クリプト パスのいずれか、防御系としてジブもしくはワットソンを起用しているチームが上位に来ている |
シーズン7 アセンションが開催されて ホライズンが登場した事により、プロシーンがどう変わったのかを調べてみました。
2020/11/23に行われた グローバルシリーズの第4回(北米大会)を調査してみました。
アメリカのプロゲーマー上位10チームの順位と編成
獲得ポイント数 | 編成 | |||
Complexity | 76 | レイス | ブラッドハウンド | ジブラルタル |
TSM | 58 | レイス | ブラッドハウンド | ジブラルタル |
SZN | 55 | レイス | クリプト | ワットソン |
xeratricky | 51 | レイス | ブラッドハウンド | ジブラルタル |
CLG | 51 | レイス | パスファインダー | ワットソン |
2 Brains 1 Controller | 49 | レイス | クリプト | ワットソン |
HPS | 43 | レイス | ジブラルタル | ワットソン |
Flash Point | 38 | レイス | パスファインダー | ワットソン |
sF | 36 | レイス | パスファインダー | ジブラルタル |
Bottom 20 | 31 | レイス | パスファインダー | ワットソン |
レイスは必須。あとは調査系+防衛系という構成がトレンド
Complexity | Monsoon | レイス | Reptar | ブラッドハウンド | IShiny | ジブラルタル | |
TSM | ImperialHal | レイス | Snip3down | ブラッドハウンド | Reps | ジブラルタル |
大会優勝はComplexityという常連の強豪チームでした。Monsoonはシュラウドをクレーバーで撃ち抜いてロボットダンスをした事でシーズン1の時から有名な選手ですが、IShinyは9月に加入したばかりで 新しいメンバーでの優勝になりました。
2位は優勝の常連のTSM。アルブラレリーが抜けた穴を Snipが埋めて 見事に2位を獲得。インペリアルハルは最多キルでチームの浮上に大きく貢献しています。
調査系のレジェンドは重要視されている
注目なのは3位のSZNというチームです。なんとクリプトが入っています。クリプトはEMP爆撃というよりも、終盤になってもドローンを使ってビーコンや周辺を調査したり 移動ルートを決めるのに役立つというので選ばれているようです。北米6位のチームも全く同じ構成で挑んでいます。
シーズン1からレイスが必須というのは変わりませんが、 調査系エージェントの重要性が増しているのが シーズン7の特徴です。
ジブかワットソンか
残りは防衛です。防衛キャラに何を選ぶのかは見事に分かれています。ワットソンが5チーム、ジブラルタルが6チームです。最終局面に近づくほど 平地での戦いが増えるので ジブラルタルの爆撃やドームシールドをどこで使うのかが重要になっています。
一方のワットソンは広めの陣地の防衛とパイロンでのシールド回復で選ばれています。
ホライゾンはなぜ使われなかった?
レイス+ジブ+ホライゾンで挑んでいるチームも数チームありましたが 今回は10位までに入ってきませんでした。最終になると 高所を取れるというだけでは なかなか選択されないようです。
ガスの弱体化により コースティックが選択肢から消えたのが残念ですが、シーズン5などに比べると、キャラクター構成がバラバラになっているので 特色が出てきたのが面白いところです。
キル数ランキング
圧倒的カリスマのTSM Halと総合力のComplexity
インペリアルハルは本大会の最終トーナメントで18キルを叩き出しています。マンファイトでは右に出る者はいない最高峰のレイス使いと言っていいと思います。
チームを牽引して無双するリーダー的存在。飛び出し判断も状況理解も天才的です。ノッたら手がつけられない。Snip3downは文句なしの活躍をしています。Repsはこれまでワットソンメインだったのがジブラルタルに転向したばかりなので苦戦しているようです。
TSMの大会の結果は ハルの調子次第という側面があります。今まではアルブラレリーとの話し合いで方向を探っていたのが ハルに2人が合わせるというスタイルに変わっていて それがうまく機能しているように見えます。
常に落ち着いて 周りと調和しているSnip3downの性格も とても合っているようにみえます。新生TSMも今後が楽しみです。
一方 Complexityはチームメンバー3人が全員キル数6位以内に入っています。3人ともエース級なわけです。 iShinyはオーバーウォッチの元プロプレイヤーです、実力を買われてComplexityにスカウトされています。
Reptarも優勝経験がある凄腕で、 iShiny加入以降の大会では2位、2位 1位と安定しています。3人で戦う鬼滅の刃のようなイメージでしょうか。なかなか崩れにくいと思います。
細かく見ていくと このように上位チームも成功しているパターンが異なっているところが面白いところですが、今回はこの辺でお別れしたいと思います。いい選手がたくさん出ていて面白いですね。
それでは次回までごきげんよう。