メルカリで高額転売されているPS5。明らかに品薄状態ですが、 いつごろPS5の品薄が解消されるのかという疑問を考えてみました。
3月には解消されるんじゃないかというのが 今の所の予想です。
先月28日にソニーの決算説明会がありました。その中で十時裕樹CFOは 今期(2021年3月期)のPS5の販売台数はPS4の初年度実績である760万台以上の達成を目指すと述べています。
つまり株主に向けて 「3月までに760万台を作って売る」と約束しているわけです。ソニーは映画事業や半導体事業をやっていますが、どちらの数字も前期よりよくないわけです。
コロナのせいで映画はガラガラで収益も上がらない状態。世界中で巣ごもり。そんな中で伸びているのがゲーム事業。 なにがなんでも達成を目指すはずです(妄想)
ロイターの報道ではジム・ライアンCEOも年末商戦に向けて PS4立ち上げ時よりも在庫は用意しているとしています。つまり 順調に進んでいるわけです。
じゃあPS5はどれくらい欲しがっている人がいるのか
PS5はPS4よりも 大幅に売れるかと言うと 私はそうは思わないわけですね。単なるアップグレードだし単価も高いわけです。追い風になっているのはコロナウィルスくらいなもんです。
てことは やっぱりPS4と同じくらいの販売台数になるだろうってことです。
PlayStation 4の場合は 2013年11月に発売されて、2014年3月末までの販売台数は700万台でした。PS3の時には「レベルジャネー」おじさんが出ましたが、PS4の時にはそんなに騒動もなかったし、供給は足りていたとしましょう。
現段階でPS5どれくらい売ったの?
今 11月17日の段階でPS5がどれくらい販売されているのかは公表されていません、次回の決算発表まで分かりません。
しかしですね、もしPS4の時と大きな差が無いとするならば、恐らく100万後半から200万台の間程度だと言われています。
この数字、体感でも違和感がありません。出荷されているのが せいぜい200万台だとすればメルカリで高額販売されてもおかしくないと思うわけです。
700人が欲しがっているのに200個しかないなら500人が待ちぼうけ。今はこの500人が「まだかまだかー」と ざわついている状態なのではないかと思うわけです。
とりあえずこの500人に行き渡るのが 来年の3月くらいでしょう。そうしたら急いで欲しい人が居なくなるので 熱は下がるわけです。その頃にはPS5の転売価格も落ち込むはずです。
で、マスクを高額で売っていた人たち同様、メルカリやヤフオクで転売している人も早めに売らないと 価格は落ちるということです。
だって、どうしても最初に欲しい人って 全世界でせいぜい500万人程度なわけです。日本だとせいぜい150万人くらいでしょう。 しかも大人しく待っていたら いずれは正規の価格で店頭に並びます。
転売厨が消えるのも同時期?
あとは急いでないし、買える時に 納得したら買おうかなっていう人たちなので 高額でも買う人たちでは無い。転売からは買わないでしょう。
ただし 例年と違うのはコロナウィルスです。日本はマスクをする人が多いので冬が来てもそうそう感染者は増えにくいものの、欧米は握手したりハグしたりと広がりだしたら止まらない。
その影響で感染者が増えて 巣ごもりが増えて PS5の需要が上がれば 500個のところが700個必要になるかもしれません。転売屋の味方はコロナだけです。
とりあえず今は圧倒的に足りないので 500人に行き渡る3月までのんびり待ったほうがいいですね。
待つほど有利
傾向としてクリスマスになるとPS5が欲しくなると思いますが、 転売屋の思うツボなので転売屋が在庫に焦って 吐き出してくるのを待ったほうがいいでしょう。
ソニーはフィードバックを受けて 生産体制を改善して歩留まりを上げてくるはずなので 時間が経てば経つほど エラーが少なくなって なおかつプレミアが剥がれて安くなる。
ソニーとしても 本体の数を売らないと利益につながらないし追い風吹いてるうちに 何が何でも売りたくてしょうが無いはずです。
で、3月過ぎて 夏くらいになれば オリンピックも始まるので 欲しい人が減ってくる。そしたら本体価格も下がる。2年半ほどでバカでかい筐体をスリム化した新型がでるんじゃないかと。
そんなわけで 実は待てば待つほど有利なわけです。早まって初期ロットに手を出すほど割高。別ゲーをやって3月まで待ちましょう。
ヒカキンに先に配るのは正解か?
ソニーの今回のやり方でおかしいと思うのは 明らかに品薄になるのが分かっていて なんで大手youtuberに先に配ったのかというところですね。
ヒカキンとかは 芸能人なんだけれども そうは見ていない人も多いので「同じ消費者なのに あいつだけ不公平だ」という風に見られかねないわけです。そのリスクを考えると このプロモーションは実は両方にとって危険なような気がします。
在庫を北米にジェット便で飛ばしたらしいですが そんなに品薄になるんだったら 必ずやっかみが出るので、今回は芸能事務所所属の芸能人や声優さんに先に配って宣伝してもらったほうが まだ穏やかだったんじゃないかなと思います。