【概要】
・バロラントのアンチチートシステムはPCの電源を入れると、勝手にドライバー(vgk.sys)として起動する。 ・vgk.sysが ユーザーのパソコンのファイルをコピーする訳では無いものの、バロラントをプレイしなくても起動するので、一部のユーザーからは「なんか嫌」と思われている。 ・ライオットは 中華系の巨大企業テンセントに買収されているので、PC内のいろいろなファイルにアクセスできるカーネルレベルにドライバーを置いておくのが嫌だという人もいる。 |
詳しく説明
ヴァロラントをインストールすると、PCの電源起動時に(vgk.sys)というカーネルアンチチートドライバーが起動します。
ゲームを立ち上げていない時でも 勝手に立ち上がるので、欧米のユーザーは嫌がっています。
BattlEyeとEasyAntiCheatはどちらも、ゲームを開いているときにロードし、ゲームを閉じたときに終了する。
vgk.sysをオフにするには、再起動時にvgk.sysのファイルの名前を変更するか、アンインストールするしかありません。
しかし 再びバロラントを起動すると自動的に再インストールされる。
ユーザーが懸念する部分
・チートプログラムを防止するためとはいえ PC起動時に 勝手にvgkが立ち上がり、ゲームプレイ中はPC内のファイルが検査されることになる。
・さらにアンチチートプログラムがハッキングされた場合、リスクはPC全体に及びます。
・テンセントには中国政府も出資しているため 個人のデータを政府に送られるのではないかと心配するユーザーも一部いる。
なんで起動時にアンチチート立ち上がるのか ライオット側の説明 (reddit)
たしかにシステム起動時に ドライバが起動するようになっている。
・ただしvgk.sysはゲームプレイ時以外には、何もスキャンしない。私たちのサーバーと通信することもない。いつでもアンインストールできる。
ゲーム起動時にドライバーを起動することがなぜ必要なのか
アンチチートシステムを通過する一般的な方法は、
①アンチチートシステムが始まる前にチートプログラムを起動。ゲームシステムを変更する。
②チートプログラムが アンチチートシステムが立ち上がったように偽装する
この2パターンが多い。 バロラントの場合は システムの起動時に アンチチート用ドライバーを実行するため、チートプログラムの通過が難しくなる。
・ドライバーのセキュリティには注意を払っており、外部のセキュリティチームとも欠陥が無いかレビューを受けている。PC全体のセキュリティを下げるような事にならないようにしている。
・アンチチートのドライバーがユーザーのPC内の情報を集めたり、サーバーに送ったりすることはない。
・チートファイルのスキャンが行われるのはゲームを起動した時のみに限られる
・現在のところは これがチートと戦う上で重要なツールで、益よりも害のほうが多い場合は消去して違う手段を取るけれども 現在のところは起動時に立ち上げるドライバーは正しい判断だと思っている。
チート対策がうまくいけば FPSの台風の目になる…のかも
チーターの予防策としてバロラントではゲーム時にvgk.sysを常時作動させることが必須となっています。
ライアット・ゲームズはLeague of Legendsの実績があるので 「チート対策に力を入れてくれるだろう」という期待感は高い。
しかしvgk.sysが搭載されていたにも関わらず ベータ版はわずか3日で破られたため、今後どうなるかは不透明。
バロラントが本当にチートに強いFPSゲームになるかどうかは これからという感じ。
現状PCのFPSプレイヤーは 中華系のチート使用者の相手にうんざりしているので、チーターのいない ないし少ないゲームを求めている状況。
そういった意味で5対5のFPSとしてバロラントに期待する声も大きい。
5対5スタイルのFPSゲームは10年前くらいのスタイルで 新しさには欠けるものの、R6S、APEX、PUBGとチーターの相手に疲弊したユーザーが流れる可能性はある。