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Bluetoothトランスミッターってどんな機械?
BluetoothトランスミッターというのはBluetooth電波を転送する装置です。
例えばテレビや古いウォークマンのイヤホンジャックにBluetoothトランスミッターを接続すると、テレビの音声を電波に乗せて飛ばしてくれます。
どんなメリットがあるの?
メリット1:隣で誰かがぐっすり寝ていても ワイヤレスでテレビが見れます
例えば上のようにテレビにトランスミッターを挿します。そこから音声を飛ばして、Bluetoothヘッドホンやイヤホンで聞くことができます。
特に深夜で家族が寝ているという場合や、住民が近いので 音量があげにくいという時に便利です。線が無いので寝ながら テレビを見るのもラク。
電波は10メートル程度届くので、防水タイプ無線スピーカーがあるとお風呂場でテレビのニュース音声を聞けたりします。
メリット2:眠っていた有線ヘッドホンがBluetoothヘッドホンに。
製品の中には電波を送信するだけでなく、Bluetoothの受信もできる機器があります。
これに普通のスピーカーやヘッドホンをつなぐと、Bluetooth受信機になるので、スマホなどからBluetoothで電波を飛ばしてステレオで聞くことが出来ます。
Bluetooth トランスミッターの選び方
Bluetoothのバージョンはどの程度気にすべきか分からない
Bluetoothにはバージョンがあり、古い方からVer1.1~最新規格はVer5.0となっています。
トランスミッターのBluetoothバージョンは、2.1~5.0まで数多くあってどれを選んでいいのか悩みます。
Bluetooth5.0のほうが音質が良いという訳ではないが 低消費電力。
Bluetoothのオーディオ用規格はA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)と呼ばれるものです。A2DPはBluetooth 1.1の頃から存在し、変わっていません。最新版は2012年公開のもの(A2DP v1.3)で、現在市場に出回っている1000円位の製品でも対応しています。
規格が同じならBT4.0でも5.0でもBT2.1と音質は一緒になります。 音質はバージョンよりも使われている規格に注目したほうがいいです。
SBCよりも apt-Xの方が音質も良く、低遅延。
スマホでブルートゥース接続して音楽を聞く時は A2DPの中の基本コーデック”SBC”というのが使われます。どんなBTトランスミッターも SBCには対応しています。
このSBCは一番古い規格で、345kbps程度のビットレートです。ビットレートが上がるほど情報量が増えて、音質面で有利になります。
一方SBCのコーデック仲間でaptX(あぷとえっくす)という人気規格があります。aptXコーデックはSBCよりも上等で、上限384Kbps、aptX HDは576kbpsにもなります。
データを多く送信しているので、理論上は 音質が良くなりますが聞いた感じは良くわかりません。
ただし aptXの恩恵を受けるには ヘッドホン側もapt-XやaptX-HDに対応している必要があります。そこは課題です。ヘッドホンはaptX LL対応製品がやっと出たばかりですが、なかなか好評のようです。
aptX LLはSBCよりも音が良いのはもちろんですが、遅延が0.04秒しかないので音ズレを感じません。映画を見る時や FPSゲームにも使えます。
apt-xシリーズは全体的にSBCと比較して上位互換といって良さそうです。
コーデック | 最大サンプリングレート | サンプリングレート | 遅延 | 特徴 |
SBC | 周波数48kHz 量子化ビット数16bit | 345kbps | 最大約0.25秒の遅延 | 標準的 |
aptX | 周波数48kHz 量子化ビット数16bit | 384Kbps | 最大約0.15秒の遅延 | CD音質 |
aptX HD | 周波数48kHz 量子化ビット数24bit | 576kbps | 最大約0.15秒の遅延 | ハイレゾ対応 |
aptX LL | 周波数48kHz 量子化ビット数16bit | 384Kbps | 遅延0.04秒未満。 | 動画やゲーム向け。音質はaptx程度 |
現在はSBCが主流ですが、これからは遅延の低減や音質でかなり頑張っている aptXシリーズがメジャーに置き換わっていく流れになりそうです。
SBCはどの製品も対応しているので、あんまり価格が変わらないのであれば apt-X等に対応していたほうが長く使えるので お得かなと思います。
最近の製品では Anker Soundsync が SBCのみで apt-Xには対応していません。
トランスミッターとヘッドホンのbluetoothバージョンは違っていても使えます。ただ新機能は使えません。
bluetoothバージョンが違っていても、古い方のバージョンに合わせるので接続はできます。
例えば トランスミッターがBluetooth 4.1で、受信側が3.0の場合、低い方のバージョン3.0にあわせてつなげます。音声は聞こえるのですが、この時 4.1で使える機能(再接続機能など)は使えません。
Bluetoothトランスミッター比較表
Bluetoothトランスミッターの比較一覧表を作成してみました。apt-X対応の製品もまとめています。
メーカー/型番 | 画像 | 価格 | 連続動作 | 距離 | Bluetooth | レシーバー | aptX | レビュー |
JEDirect Bluetooth トランスミッター | 1999 | 6~8時間 | 10m以内 | Ver3.0 | ○ | – | レビューを見る | |
Inateck Bluetoothトランスミッター | 1,999 | 6~8時間 | 10m以内 | Ver3.0 | ○ | – | レビューを見る | |
TaoTronics TT-BA01 | 2,099 | 6時間 | 10m以内 | Ver2.1 | – | – | レビューを見る | |
AUKEY BT-C1 | 2,499 | 8時間 | 10m以内 | Ver3.0 | – | – | レビューを見る | |
Ewin® トランスミッター | 2,580 | 4時間 | 10m以内 | Ver 4.0 | – | – | レビューを見る | |
Inateck BR1003 | 3,999 | 12時間 | 10m以内 | Ver 4.1 | ○ | ○ aptx | レビューを見る | |
TaoTronics TT-BA07 | 3,399 | 10時間 | 10m以内 | Ver 4.1 | ○ | ○ aptx | レビューを見る | |
JPRiDE JPT1 | 3,499 | 12時間 | 10m以内 | Ver 4.1 | ○ | ○ aptx | レビューを見る | |
Inateck 2-in-1 Bluetooth トランスミッター&レシーバー | 2,999 | 20時間 | 10m以内 | Ver 4.1 | ○ | ○ aptxLL aptx | レビューを見る | |
TaoTronics TT-BA09 | 2,999 | 15時間 | 30m | Ver 4.1 | ○ | ○ aptxLL aptx | レビューを見る | |
Anker Soundsync | 3,999 | 20時間 | 10m以内 | Ver 5.0 | ○ | - | レビューを見る | |
BR1008 | 3800 | 12時間 | 10m以内 | Ver 4.1 | ○ | ○ HD aptxLL aptx | レビューを見る |
厳選BTトランスミッター
ランキング30位以内にあった製品同士を比較して コスパの高そうなものを選んでみました。
TaoTronics TTBA-09
3000円以下で超低遅延のapt-X LLに対応
無線関係に強いTaoTronics社の製品。2台同時に接続可能で充電しながらでも使えます。安価ですが最新CSR8675チップセットを搭載しているので音も安心できます。
AUXケーブルと光ケーブル、どちらでも出入力が可能なので、テレビやステレオの発信機としてもつかえますし、有線ヘッドホンにつないで無線ヘッドホンにもできます。音ズレしにくいapt-X LLにも対応していて、コストパフォーマンスがかなり高いです。
Inateck BR1008
次世代コーデックaptX HDに対応
大阪市に本社がありPC関係の製品を販売するイナテック。ハイレゾ級 aptX HDコーデックに対応した 一歩先を行っているマシンです。こちらもCSR8675チップセットを使用しています。同時に2台のBluetooth機器と接続でき、充電しながらも使えるので完成度が高いモデルです。