3900円で購入できたセットトップボックス SAMMIX R95をレビュー。
手軽に買えるアンドロイドTV BOX
「FIRE TVがあればいいんだけど、12000円とか高くて気楽にホイッと買えない」
Amazon Fire TVは確かに良い製品だけれども、高性能なだけ何個も買うのは気がひけるなと思ってました。
動画再生にはそこまでの性能は必要ないし、寝室とか別の部屋のテレビにもつけられるように、高性能で安価なセットトップボックスは無いかと探していました。
→そんな時にSAMMIX R95を発見。4000円以下と比較的安価で、新しいFire tv stickより少し上くらいの性能です。しかも返品にも対応してくれるプライム対象商品。
「これがうまく行けば、かなり安くテレビでAmazonプライムビデオを見ることができるのでは?」というわけで購入してみました。
モニター画面
起動するとこんな感じです。ちゃんとネットフリックスの動画や動画配信も見れます。
アプリはグーグルプレイストアから、いろいろなアプリをダウンロードできます。
ただ左側に見慣れないアイコン、「memo store」って書いてるアイコンがあって、これはOSと結びついちゃってて消せないのが微妙です。実害はないのでこれは諦めてます。
地上波だけのテレビにプライムビデオとNetflixが映る
さっそくアマゾンプライムビデオからジュラシック・ワールドを再生。こんな感じで映ります、ネットフリックスやYoutubeも同じように再生できました。
Picture:amazon video ジュラシックワールド
3/9日に発注して11日に到着。メーカーのsammixは日本だけでなく北米のAMAZONでも販売していて、向こうのレビューは4.0となかなか評判がいい模様。
あちらでは最初30ドル→後で50ドル(5700円)に値上がりしています。商品説明には2年保証とあるから、品質に関してはそれなりにしっかりしてそうです。
軽いゲームならできる
ゲームはgoogleプレイストアからダウンロード可能。「アングリーバード2」は使っていたロジクールのマウスだと途中で認識しなくなったり、フルCGのレーシングゲーム「アスファルト8」は映像/音声がカクカクだったりと、一部のゲームは操作できませんでした。
しかしBBレーシングみたいにRAMを食わないものはプレイできます。
開封するとこんな感じ
発売された時期は2016/12/21(米国)と新しい。買った理由としては動画と軽めのゲームがしたかったから。4K表示にも対応しているそうです。
中身をさらっと確認
後でスペックを確認しますが、まず中身を確認。中には本体/リモコン/HDMIケーブル/ACアダプタ/説明書が入っています。
ACアダプタが横長で他のコンセントの邪魔になるので、タップの端っこにつけています。説明書は英語だけど、製品は日本語表示にも対応しています。
本体は小さくて500mlペットボトルより軽い365g
背面にはイヤホンジャック/LAN/光端子/HDMI2.0/電源端子が付いています。
低価格なのにオプティカル端子がついてるのがすごい。
左側面にはリセットボタン/USB2.0が2ポート/microSDカード用スロットがついています。
付属品としてシンプルなリモコンがついていて動画再生はこれだけで余裕です。ボタンは上から順に 電源ボタン/ホーム/マウスに切り替え/十字キー/ブラウザバック/謎ボタン/音量+-です。
単4乾電池2本が入ってなかったのが残念。ただブラウザ検索で入力する時は、検索キーボード付きの無線コントローラーがあったほうが便利ですが、USB無線キーボード/マウスでも大丈夫。
最初の起動はアップデートに時間かかる
アップデートに40分くらい時間がかかりました
最初はOSをアップデートせねばなりませんでした。リモコンの上を連打して設定画面からアップデートしましょう。
これが40分位かかって、途中で真っ暗になったりして不安になりましたが その直後にアンドロイド人形のインストール画面が出てきて、すんなりアップデートできました。
ベンチマークはなかなかいい
次はアプリ「Antutu」でベンチマークを測定。
Antutuは人気のあるアンドロイドの中国製ベンチマークソフト。
CPU RAM GPUといったマシンの評価を一気にできて総合点を出すから、
アンドロイド端末を持っている方は試してみると良いかも。
ベンチマークのスコア35301は でS905Xシリーズとしては相応なスコア。
通信テストの結果は標準的
802.11nの無線LANで通信テストしてみたけど速度は19.4Mbit/s。もうちょっと無線LANを良い部材に買えてほしい気もする。しかしHD画質(1080p)の動画を見たり、カジュアルゲームをする分には問題はなかったです。
最後にCPU-Zでハードウェアの確認。
ちゃんとスペック通りの部品が使われている。
これがCPU-Zの確認画面。ちゃんと4コアのプロセッサが搭載されている(そらそうかw)
ただCPUは4コア2.0Ghzでなくて4コア1.5GHzだった。
これはこの商品の落ち度ではなくて、Amazonで説明書いた人が間違えて書いたっぽい。(これは3/12の商品説明欄。 連絡はしたので多分修正されると思う、直ってたら人柱冥利につきるな。うん。)
これでもAmazonのNewタイプのスティック(4コア1.3GHz)より速い。GPUに関してはMali-450MPで間違いはない 。
RAMは少なめだけど動画再生は問題なし
RAMは1GB でアイドル時は65%くらい使っていますので、残りは300MBくらい。ここがもっとあれば、もっと重めのゲームができたのかもしれません。
「アスファルト8」という3Dをフルに使ったレーシングゲームをプレイしてみましたが、ロードに時間がかかる上、フレームが飛ぶのでプレイは無理でした。しかし動画を楽しんだりブラウジングするのに問題はありません。
もしメモリーが不足してきて動作が重く感じた時にはClean Masterを使ってあげると、またサクサクにもどるので便利です。
内部ストレージは残り約8GBですが、これはmicroSDで拡張できるので今のところ問題はないです。
評価
セットトップボックスの入門機としては上出来だと思ってます。特に動画再生で役立っています。
今までは地上波しか見れませんでしたが、今ではこれで「ウォーキング・デッドシリーズ」なんかを寝ながら楽しんでいます。リモコンでのボリューム上げ下げや ←/→ボタンでちょっと飛ばせたり戻せたりできるので英語の学習にも便利です。
なるべく安くテレビで動画配信を見たいなと思っておられる方や、「アンドロイドTV BOXってどんなものか」と試されたい方にはとても便利な機械だと思います。
(8/08追記: R95はAmazonでの取扱が無くなってしまったのですが、同クラスのTV BOXとしてLeelbox S1 があります。
こちらも 基盤はS905Xで1GBRAM搭載です。R95とほぼ同じスペックで価格もかなり抑えられているので、「最初だし とにかく低価格なマシンで試してみたい」という方は こちらがいいと思います。)