「Apexを始めるから3000円以下で 性能もいいゲーミングマウスを教えて」と言われたものの 「 それならG304(レビュー) 」というので勧めようと思ったら 3800円。
ロジクールさん。3000円にしてください
FPSに求められるマウスの性質。
マウスはポンコツ含めて10台以上持っていますが、比較して悟ったことは、マウスはセンサーが大事だってことでした。
中華マウスでも戦えなくはないけれど 1センチ持ち上げても反応するゴミとか、カーソルがガックガクのマウスで戦ってたら やっぱり戦えないし、遠回りになってしまう。
そんで、ポインタが精度良く動かせるかを決めるのがセンサー。
そのセンサーの最大手が台湾のPixart社です。台湾の半導体の勢いが止まらない。
あとはDpi(解像度)、Ips(素早い動きを処理できる能力)、加速度(加速を追跡できる能力)の数値のバランスがいいものがいいです。dpiだけ高いのは地雷。
プロゲーマーが使うのは dpiが16000 Ips400 加速度40Gくらいのマウスです。しかし 3000円台では あまり無いので、価格帯で相対的に数値の高いものを 探す必要があります。
激安マウス選びは ここを見る。
・どんなセンサーを乗っけているか確認する→センサーが不明なものはリスクが高い。
・ISP値50以上 加速度30以上→マウスの素早い動きを処理できる。 →ISPってなに?
・サイドボタンがついている → FPSで親指をつかえるかどうかは重要
・軽い(120グラム以下)→とっさの動きに対応しやすい
・ボタンカスタマイズが可能 →ゲーム外でも使える。 しゃがんだり 手榴弾を投げたりできる
20種類から厳選。
Amazonの中から サイドボタンつき、プログラム可能、3000円以下でリスト化。
グレードは個人の独断と偏見で決めています。センサーに何を使っているのかわからないのは グレードF。
E以上はセンサーは明記してあって性能の信頼性が ある程度 担保されているものです。
オススメのFPS向けマウス
そんなわけで3000円で良いマウスというのはなかなか見つかりませんでした。1つあったのはAJ390というもの。
気がついたらカートに入れてました。(レビュー記事)こんなの 別のブランドが出したら 下手すりゃ15,000円くらいします。
パッと見はモデルOのコピー品で、中身はポンコツだろうと思いがちですが全く違います。これはAJazz(エージャズ)という深センに本拠地を構えているゲーミング機器専門メーカーが製造しています。
中を開けるとちゃんと新チップ PAW3338が乗っていました。これは 台湾Pixart社の PMW3338という新チップで、恐らくPixart社と共同でPAW3335をベースにカスタムしたものでしょう。HERO16Kセンサー に匹敵するトラッキング性能。
ネイティブの解像度は DPI 16000、400IPS 加速度40G。勝てるどころか、こんなの FPSのプロが大会で使えるレベルの代物です。
2000円付近なら ASUS RGB ゲーミング マウス TUF GAMING M3
「知らないブランドはちょっと…」という場合は ASUSから出ているゲーミングマウスTUF Gaming M3です。
保証期間が2週間と短いのはネックだけれど、センサーにPixark社の PWM3325を搭載していて コストの割に作りがいいのがメリット。
ネイティブ解像度は 5000dpi、Ipsは100。加速度20G。秒速2.5メートルの速さでマウスを動かしても追跡できるモデルです。
NPET M70ゲーミングマウスは なぜキツい?
大幅なカーソル飛びが 報告されているので、980円でもやめたほうがいいように思います。これはFPSでは まず勝てません。ネタとしては面白いかも知れませんが
急に真後ろを向いたり 真上を向いたりする現象が起きていますが、なぜこういった 現象が起きるのかというと、マウス内のDSPが間違った座標を算出して、それをPCに送っているからですね。
後ろを向いたり、真下、真上を向いているので、ノイズを拾ってはX軸とY軸で極端な値を出しているんでしょう。いくら安くても 厳しい。
REDRAGONはどう?
ダメというわけではないですけど、M702とM909の中に入っているのは どちらもPWM3325なんですね。だったら書いているdpiがおかしいんです。正確にはdpi5000付近のはず。
だったらTUF GAMING M3のほうが 相対的に見て 割安なので良いんじゃないかなと思います。