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ヤマゼン社の歴史と家電の特徴 |
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ヤマゼン 比較表 | アイリスオーヤマ 比較表 |
今回はサーキュレーターの電気代がどれくらいなのか調べるために電力量を測定してみました。騒音値も測定しています。
実験に使ったのは
①首振り機能がない固定式のYAS-J191
②縦と横に首を振るYAS-J191です。電力量と騒音値に差があるのかを検証します。
電力は 風力中で23W、最大で38W
今回使用した電力量計は リーベックス社のET30Dです。電力がパッと分かるスグレもの。
YAS-J191 |
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風力小 | 13W | 12W |
風力中 | 18W | 23W |
風力大 | 26W | 35W |
首振り往復+風力大 | – | 37W |
上下左右首振り+風力大 | – | 38W |
結果:固定式が最大26W 首振り式が最大35Wで、固定式の方が消費電力は低いという結果でした。
立体首振りのVW18は消費電力が3割ほど高くなっています。羽根の直径が小さくなっているので回転数を上げているのかもしれません。
電気代は月間162~232円程度
固定式は26Wなので一日8時間回すとして 月間162円です。立体首振りの場合 風力大(38W)で回しても 月間 232円です。
今回測った値はAmazonにのっているカタログ値ぴったりの値でした。ですので他の製品についてもヤマゼン社のカタログに載っている電力値が参考になるかと思います。
音の大きさ(デシベル)
音量はスマートフォンの音量計測アプリ(Sound Meter) で計測しました。
機種名 | YAS-J191 (固定式) | YAR-VW18 (立体首振り式) |
風力小 | 35db | 30db |
風力中 | 40db | 45db |
風力大 | 51db | 58db |
首振り往復+風力大 | – | 57db |
上下左右首振り+風力大 | – | 51~57db |
首を動かしても静か
騒音値も固定式の方が小さく、新型のほうはやや大きくなっています。
風力小だけ立体首振り式のほうが小さくなっていますが、「微風」を意識しすぎたせいで回転数を少し下げすぎたようです。
風量「小」は音は小さいですが、3メートルも離れると、あまり風を感じないのがネックです。
しかしヤマゼンの製品は首を動かしても音量がほとんど変わらないのが素晴らしいです。寝ている時に 首振りしても静かですし、体が冷えすぎないというメリットがあります。
VW18は立体駆動をさせてみると、逆に音量が下がっていますが、これは風向きの影響を受けたためです。最大で57db程度です。
寝る時にも使える?
サーキュレーターは空気をかき混ぜるのが本来の役割ですが、身長が低い特徴を活かして、お布団で寝る時に使うと便利だったりします。
サーキュレーターは床を這うような風を送ることができるので、体の粗熱をとってくれます。固定式の場合、頭やお腹が部分的に冷えてしまうので ある程度 距離を離して使う必要があります。
一方 VW18などの立体式サーキュレーターは首振り機能があるので、首を上下に振ってあげると寝冷えや夏風邪を防げて便利です。