2000円の高音質モニターイヤホン
「最近の中華イヤホンって安い割にすごい…」と音マニアに密かに話題なのが KZ ZSNイヤホン。使ってみたらホントに良かった。
これならKZ沼にハマる人の気持ちがわかる。
ちなみにKZ社の製品は安いものから高いものまであって、1万円以下でも 数万円のイヤホンと変わらない構造のイヤホンを出しています。
中でも このZSNはKZの代表と言っても良い 定番のスタンダード機。
この KZ ZSN、カラーリングがどことなく エヴァンゲリオン初号機っぽいのも 個人的に刺さる。
KZ ZSN | KZ ZSN Pro | KZ ZS10 PRO |
ZSNは安いけれど低音強化のZSN Proに比べてバランスも良く、20~40000Hz再生だったりするので 完全に高級機キラー。
イヤホンレビューサイトの RTHING.comでも KZ ZSNが2019年秋のベスト 激安イヤホンに選ばれています。
音源テスト
音質に関しては実際に聞いてもらったほうが早いと思ったので、実際にピンマイクでSONY MDR-XB50(4000円台)とKZ ZSNを録音してみました。
しかしこのピンマイク。18000Hzまでしか録音できません。すみません。実際は この10倍いい音で鳴ります
SONY MDR-XB50
KZ ZSN
で、実際聞いてみると 運命の出だしから音が違う。XB50は鳴らせていない音があります。KZはかなり音域が広く再現性が高いです。
18秒あたりの盛り上がる所でも KZ ZSNの方が 演奏してる人が多い感じがするんです。だから聞いてて楽しいのは断然ZSN。
レビューサイト RTHINGの周波数スコアでも互角以上
SONY MDR-XB50(4000円クラス) 低音(250Hz以下) 7.0 中音(250hz~2000Hz)7.8 高音(2KHz以上) 6.6 | KZ ZSN |
海外サイトRTHINGの周波数解析によると6000~8000Hzの広帯域では やや音量のバランスが悪いらしく、その点で減点だそうですが トータルで判断するとイヤホンとしては及第点のこと。
しかし体感ではZSNの方が高音が聞こえます。いずれにせよ2000円としては かなり高解像度で文句なしです。
<特徴> |
KZ ZS10やKZ AS10に似ているものの、 ZSNの方が少し小さく、背面に金属プレートがついています。
見た目はカラフルですが 10ミリのダイナミック1基と高域担当用の 30095BAドライバ1基を使っています。同じBAを使っているのはES4、BTE、ZS4、BA10、AS10だそうです。
BA積んでて一番安いという理由で売れているのかもしれません。
実際聞いてみて、どうです?
海外レビューサイトでは低中音はいいけど 高音のバランスが悪くて刺さるといわれています。
で周波数見てても あんまし面白くないので、
実際に歌を聞いてみると ソニーのより解像度が高い。歌声を加工してたら重ねてるのが分かるし、MISIAは歌が別次元でうまいっていうのが一発で分かる。
実はこのイヤホン。ゲームに向いています。FPSゲームだと頻繁にグレネードが爆発するので、低音を強調してくる国産イヤホンだと うるさすぎてキツかったりします。
そこんとこいくと これは低音だからといって 強調していないので非常に使いやすい。
高音も拾うので足音がカサカサなって、FPSゲームで使えます。ゲーム好きな方の予備機としても かなりいい仕事をします。個人的に ここだけで星5です。
ここは少し残念 3つの弱点
音が良い代わりに「ここは注意」というのを先にお知らせすると
・ケーブルが短い(1メートル18センチしかないため コードに引っ張られる)
・つけたままの運動ができません。完全に室内用です。
・遮音性が ほぼ無いです。無音ですと外の音が聞こえます
音漏れはそうでもないので 音量を上げなければ まず怒られませんけども。
ただ明らかに国産4~6000円クラスのイヤホン並に音が良いので、これに1メートル程度の延長コードがあれば神機になります。
メイン機が壊れた時の予備機として買ったら メインなみの大活躍。安いし、出かける時はポケットにザッと突っ込んで動けるし、買ってよかった。
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