4月3日発売バイオハザード3はVox Media や PCゲーマー等 海外サイトで先行レビュー記事が上がっています。
今回のバイオハザードの評価は可もなく負荷もなく 平凡。いつものバイオハザードという感じです。
バイオハザード3は 5時間で終わるので、あまり暇つぶしには向いていません。
コロナ自粛期間中に長く遊べる癒やしゲームは 「あつまれどうぶつの森」です。
ただバイオ3は ウィルスを作っている会社を討伐するゲームなので気分的には爽快。
今回のゲームの主人公ジル・バレンタインは初代バイオハザードの主人公でした。
ジルには兄クリスがいますが 3では登場しません。3は時系列的には バイオ2と同時期の出来事を描いています。
今回はアクション重視
バイオハザード2は謎解きパズル要素が多めにありましたが、3はアクション重視です。
ネメシスはバイオ2のタイラントのように 常時 追いかけてくるウザい敵ではなく、登場シーンの限られるキャラに仕上がっています。
ただ、バイオ2ではアイテムを求めて警察署をうろうろできる自由度がありましたが、3はほぼ一本道なので、そうした要素が減っています。
PS1版 オリジナルのバイオハザード3(1999)は、ジルに焦点を当て、2の特定の環境を再利用したアクション指向のゲームでした。今回のリメイクでもその雰囲気が再現されています。
しかしオリジナルのバイオハザード3には、カットシーンの選択に基づいてストーリーが分岐し、異なるエンディングもありました。
ただ残念ながら 今回は その要素は省かれたようです。
バイオハザード2のプレイ時間は長くはありませんが、2人の主人公と2つのルートで 合計4回 回る事ができました。
しかしバイオハザード3の場合は、初見プレイでも約5時間でゲームが終了します。
バイオハザードシリーズはスピードラン:タイムアタックも魅力ですので、何回も最速クリアを目指す方は このプレイ時間の長さは気にならないかもしれません。
が、大半の人には物足りないでしょう。
バイオハザード3には、REレジスタンスと呼ばれる非対称の4対1のマルチプレイヤーゲームが含まれています。
しかし Evolveなどで証明されているように こうしたオンラインゲームを成功させるのは難しいものです。
この要素でゲームの寿命が伸ばせるかもしれません。しかし購入する前にどんな具合かを確認しておいたほうがいいでしょう。
各種海外サイトの総評は”平均的”
バイオハザード3はよくできたゲームではあるものの、やっていることの ほとんどがバイオハザード2の要素にあるもので、ゲームの要素に新しさは少ない。
全体として、ゲームはそれほど魅力的ではなく、新作ゲームというよりは、2の拡張のように感じます。
プレイする価値がないということではありませんが、購入する前にどんな感じなのかを確認したほうが良いでしょう。
伝統を打ち破ったバイオハザード7と、洗練されたバイオハザード2はシリーズに飛躍をもたらしました。
しかし 今回のバイオハザード3の本質は、薄いストーリーと多めのカットシーンで、一連のアクションセットをつなげたものです。
これは、シリーズがバイオハザード4の後で取り始めた方向で、このあと方向性を見失って、ひどいバイオハザード6に終わりましたが、それが再び起こるのを見たくありません。
一本道なのでアクション初心者も楽しめる。
バイオ3リメイクは2や4に比べると、ユーザーが選べる部分(探索、謎解き、武器の種類、カスタマイズ要素)は減っています。
かなり短く、道にも迷わないので、探索やホラーが苦手な人でもプレイがしやすい仕上がりになっています。「何十時間もやりたくない、休日にサクッとクリアしたい」という場合に向いています。
逆に 難易度インフェルノは激ムズなので、アクションが得意な人でもこのモードでノーデスクリアできる人は相当少ないと思います。