「PS4とPS4 proは何が違うんですか?」の回答

22年越しのファイナルファンタジー7リメイクが来る前にPS4proが5000円値下げして 43,178円(税込)になりました。

全世界で日本だけ値下げしているので、アメリカンは「俺たちはいつだよ」と言ってたりします。

そんなわけでノーマルPS4とPS4pro、どっち買えばいいのかよくわからなくなったので調べてみました。

PS4プロは何が違うのか?

God of War Graphics Comparison: PS4 vs. PS4 Pro

○GPU処理性能が約2倍、画質が良くなる。
○フレームレートが安定、カクカクになりにくい。
○ゲーム用メモリとは別に1GBのアプリ用メモリがあるので配信もしやすい。
○4K画質に対応 4Kモニターでプレイする場合は、プロの方が良さげ。

GPU/CPUの性能が上がったので カクつきが減少

Shadow of the Tomb Raider – PS4 vs. PS4 Pro All Modes Frame Rate Test & Graphics Comparison

デッドバイデイライトをプレイしている時にも発生する、あのラグやカクつき。proなら安定するわけです。

PS4 ProのGPUはAMD製で4.2テラフロップス。radeonで換算するとRX470をダウングレードしたくらいのGPUです。

通常版の PS4は1.84テラフロップスですから、2012年には最先端でも2019年では さすがにキツイわけです。PS4Proは演算速度が約2.2倍になるのでもはや別物です。

シャドウオブトゥームレイダーだとノーマルPS4は30FPS(1秒間に30コマ)が上限ですが、PS4proの場合は60FPSです。

ProはCPU もアップグレードしているため、全体的な処理速度が上がっています

メインメモリーは増えていません。普通のPS4と同じ8GBのGDDR5が搭載されています。プロではゲーミング用ではないアプリを動かすための、予備メモリ1 GBを追加しています。そのため余分なアプリを立ち上げてもゲームに支障が出ないようになっています。


現行PS4シリーズは2種類

①PS4 …初代PS4より400グラム軽量化/低消費電力化したモデル
②PS4 Pro….GPUやCPU等の処理性能をアップグレードしたモデル

  PlayStation 4 PlayStation 4 Pro
 PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB (CUH-2200AB01)PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB 【新価格版】
型番CUH-2100AB01CUH-7100BB01
発売日2016年9月15日~2017年10月2日~
CPU1.6GHz 8-core AMD Jaguar
2.1GHz 8-core AMD Jaguar
GPU1.84 TFLOP AMD Radeon
4.2 TFLOP AMD Radeon
メモリ8GB GDDR5
8GB GDDR5+ 1GB
HDR映像
4K
HDD容量500GB & 1TB1TB
USB2x USB 3.13x USB 3.1
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac Wi-Fi (2.4GHz & 5.0GHz)
802.11a/b/g/n/ac Wi-Fi (2.4GHz & 5.0GHz)
BluetoothBluetooth 4.0Bluetooh 4.0
最大消費電力165W310W
重量2.0kg3.1kg

Proは真の意味では4Kではない、ただ画質は良い。

Horizon Zero Dawn Graphics Comparison: PS4 vs. PS4 Pro

4K対応が売りのPS4 Proですが、いわゆる本物の4K画質ではないです。RX470では無理です。

そもそもHD画質の4倍の4K画質(3840×2160ピクセル)でゲームをスムーズに動かそうとすると、単純にPS4の画像処理の4倍の性能が必要になります。ですのでPS4の数倍の値段をかけないと動かせないです。

じゃあProはどうやって4K画質にしているのかと思ったら拡大ですproでは4K画質以下(2560×1440ピクセルや2840×1600ピクセル)で画像を生成し、それを拡大して4K画質にしています。

ただ、そうは言っても普通のプレステ4に比べると、4K対応ソフトの画質はかなり良くなっています。


PS4Proと1万円安いPS4どっちにするか問題

コスト優先ならノーマルPS4、長時間プレイや配信もするならPro。

APEX Legends – PS4 vs. PS4 Pro Graphics Comparison

最近のゲームではPS4は処理能力の限界に差し掛かっており、Apexでは画質が720p~1080pの間をやりくりして60fpsを出しています。

普通でもいっぱいいっぱいなので PS4配信を見ると画質が荒いのも納得です。

一方 PS4Proは処理能力が2倍なので、PS4と異なり影などを描画することができ、カクつきも抑えてFPSを安定させることができます。

最終的にはコストとの兼ね合いになりますが、内蔵部品を調べると4Proはかなり安く、PS4に比べて大幅に画質も上がり、FPSまで安定するので 投資に見合うだけの価値はあると言えます。

余談:PS4Proと同等のゲーミングPCを作ると 価格はどれくらい?

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB 【新価格版】

おおよそ90,300円かかります。

PS4proはSoC(システムオンザチップ)方式でCPUとグラフィックプロセスが同じダイの上に乗っかっています。AMDは2つの部品を一つに統合したユニットを製造しています。ゲーム機/ワークステーション向けのオーダーメイドですので、市販の製品には相当するものが無いです。

似せて作る時のPCパーツはこんな感じです。

CPU AMD FX-8350 13800円
グラフィックボード Radeon RX 480 25000円
メモリー DDR4  8GB 8000円
マザーボード Socket AM3+ 7000円
HDD 1TB 5500円
光学ドライブ Blu-Rayドライブ 5000円
電源&ケース 5000円
ワイヤレスゲームコントローラー 6000円
OS代用 Windows 10 Home 15000円

2018年10月に入りGPU価格が下がったため 値下げが出来たと思いますが、それでもPS4Pro販売で利益が出るのか疑問です。本来9万円と思うと、価格に見合わない程のスペックです。


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