【侵攻31日目】士気低下:ロシア兵 司令官を戦車で轢く。

戦況は拮抗状態
3月25日 ロシア軍はキエフを砲撃できる位置に移動しようとしたが失敗。ロシア軍はキエフ北部のベラルーシとロシアに増援を送っている。今はキエフ近郊チェルニヒフを包囲しようとしているようだ。

ロシア軍はマリウポリ市を制圧する可能性が高いと主張している。 しかしマリウポリでの戦闘は激しく、ロシア軍は大きな損失を受けている。

部下に轢かれる司令
ロシア軍内の士気はより深刻になってきている。第37自動車ライフル旅団大佐ユーリ・メドベージェフは 味方部隊の損害が多すぎる事に怒った味方のロシア兵士に戦車で轢かれて両足を負傷したようだ。この事件は、ウクライナの首都キエフの西にあるマカリブで発生し、第37旅団の50%近くが戦死した後だったと、ガーディアン紙は報じている。

この件はウクライナのジャーナリストであるRoman Tsymbaliuk氏が水曜日にFacebookで報告したページが大本になっている。


予備の戦車は部品が盗まれていて動かない

キエフ国防省によると第4衛兵戦車師団の第13衛兵戦車連隊長が 自決したようだ。

ロシア軍は前線で破壊されている戦車の補充をするため、予備の戦車を整備・修理して前線に送ることになっているが、予備として保管されていた戦車から貴金属を含む高価なパーツが抜き取られており使用不能になっているようだ。

稼働していなかった戦車は ほぼ完全に解体されており、エンジンすら無い戦車もあるという。「なんとか動かせる」戦車が10台に1台という割合のようだ。

第13衛兵戦車連隊長は 予備戦車からパーツが盗まれて 使用不能になっている事を知って絶望し自決に至ったようだ。


占領した都市でも抵抗が起きている

ウクライナ南部ケルソン市(Kherson)は 地図上では赤く塗られて占領されたように見えるが、実際は市民がロシアに対して抵抗しており、ロシアは軍と国家警備隊を派遣して鎮圧に当たっている。捕獲した都市の維持のためにも一定の兵を置かねばならず、疲弊したロシア軍にとって大きな負担となっている。

"Go home!" – Protesters confront Russian military vehicles in Ukrainian city of Kherson


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