【侵攻26日目】停滞するロシア、兵士が足りずにベラルーシを見るもスルーされる

各地の戦局【砲撃だけして陣取るロシア】
・キエフ北西部 ー ロシア軍は キエフ市を砲撃しているものの進軍はしていない。20日夜、キエフ市の大型ショッピングモールを砲撃するなど 市民を降伏させるためのインフラ攻撃が続いている。
・ウクライナ北東部 ー ロシア軍は停滞。ロシア軍に兵站の問題が発生している。大規模作戦の準備はしているが 兵力が集まっていない。
・マリウポル ー ロシア軍は民間インフラを砲撃、襲撃するも領土拡大には至っていない。
・ドネツク・ルガンスク州 ー ロシア軍は数回の襲撃を行ったが防衛ラインを破れず失敗。

NATO official: Russia becoming 'desperate' for momentum in its invasion of Ukraine

損失が大きいロシア ベラルーシに無視される
・ロシアは前線の損失を補うため、東部軍管区の戦闘支援部隊など予備兵力を配備している。
・ウクライナ軍参謀本部(GUR)は、ロシアが西からの攻撃軸を作るためにベラルーシを戦争に巻き込むための挑発を行おうとしていると警告した。ただし ベラルーシのルカシェンコ大統領は参戦に抵抗しており ベラルーシがウクライナ西部に侵入する可能性は低い。またウクライナ西部は強固なので成功する確率も低いとしている。

ロシア 採用枠を高齢者にも拡大 
・ウクライナ軍参謀本部は 3 月 21 日、ロシアが中央・東部軍管区(CMD と EMD)から予備役の派遣を続けていると述べ、ロシア当局は徴兵年齢を55歳から65歳に引き上げ、18歳の学生を積極的に採用していると報告している。

物資が不足するロシア
・GURは、ドネツク/ルガンスク軍の徴兵者は1970年代の軍備を供給されていると報告した。 地元のソーシャルメディアの画像は、1973年以来生産されておらず、1891年に初めて生産されたモシン・ナガンボルトアクションライフルを装備した徴兵が写っている。

ロシアは経済封鎖で新装備が作れない
・ウクライナ参謀本部は3月21日「ロシア軍は 損傷した武器・軍備の修理と補充を必要としている」と報告し「外国製部品の不足がロシアの主要軍需産業の生産を減速させている」と述べた。 ウクライナ参謀本部はまた、ロシアが有人機の使用を減らし、無人機(UAV)に置き換えつつあるとし、おそらく機体とパイロット両方の損失と消耗が続いている事が原因だろうとしている。

カディロフの部隊が参戦
・マリウポリ周辺のロシア軍は3月20日から21日にかけて西と東からマリウポリを襲撃、民間インフラを攻撃したが領土の拡大は出来ていない。Twitterではチェチェンのカディロフ戦闘員がマリウポリの襲撃に参加している動画がアップされた。


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