【侵攻20日目】ロシア戦闘員が減り 傭兵をかき集める。

イギリス国防省

・ロシアは、ウクライナで失った人員を補強・補充するために、追加兵力をますます求めている。ウクライナの抵抗を受け、作戦に苦慮しているようである。人員損失が続けば、ロシアが占領地を確保することも難しくなる。

・ロシアは東部軍管区、太平洋艦隊、アルメニアなどから部隊を招集。また民間軍事会社、シリアなどから非正規兵を集めている。

・ロシアはこの寄せ集め戦力で 獲得した領土を保持し、停滞している攻撃を再開しようとするものと思われる。

https://twitter.com/DefenceHQ/status/1503851779175370760

戦争研究所(ISW)の戦況リポート
キエフ包囲網は完成せず マリウポルの占領に軸足は動いている

14日から15日にかけて、ロシア軍はキエフ北西部で全力攻撃をしている。兵士が減ってきたロシア軍は兵力を結集させている。キエフの北東、スミ周辺では攻撃せず、予備役と徴兵の召集、シリア人戦闘員の継続的な輸送を行っている。しかし今後1週間以内にキエフ周辺での戦力均衡を整えることは難しい。

キエフ包囲網の完成やウクライナ北東部での攻撃作戦の再開は不可能と見られる。ハリコフ南東での攻撃作戦は失敗した。

現在はマリウポルの占領が次の重要な目標となる可能性が高い。ロシア軍はマリウポルを包囲し、市の西側と東側で連日攻撃を展開している。

マリウポル防衛軍は閉じ込められ、ウクライナからの救援も届かない厚さで包囲している。ロシアがマリウポルを占領すればミコライフやオデッサに向けたロシアの攻勢を強化するための拠点となる。

この評価は、マリウポルの防衛隊が比較的近い将来、弾薬や水を使い果たすことを想定している。しかしマリウポルは強固に要塞化されており、防衛側に十分な物資を確保している場合は持久戦になる可能性がある。

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