Netflixにユアストーリーが来ていたので、視聴。最後の5分で「あー、きつい。」と思って こりゃ赤字なんじゃないかと思って調べてみた。
制作に入る収益は良くて2億円程度
で、2019年に公開された この作品の興行収入は14.2億円。観客動員は約97万人。
入場料収入の半分は映画館に渡して 7.1億円。
このうち配給手数料を3割払って 4.97億円。
テレビCMや雑誌の広告宣伝費。 4億円程度かかったとして0.97億円しか残らない。
あとは二次収入になる。BDの売上を考える。4000円の2割が制作には入る。
楽観的に見積もって 来場者の1/30が買ったとする。 3万本売れたとして 2400万円。後は動画配信だけどこれは配分が分からない。そうすると1.2億円 多くて2億円程度が回収金額になる。
で、その予算で映画を作れるかと言うとキャストも豪華なのもあって 確実にNOなので 映画単体で考えると まず赤字。
目的が企業PRであるとすると お客さんはある程度 呼べたといえる。ただあれでイメージアップにつながったとは思えない。
ゲーム制作側からしてみても 嫌々作っているんだよとか、ゲームの世界は幻想なんだよとか言われて いい気分にはならないだろう。
コロナが落ち着いたとしても、ユアストーリー2制作は まず無いだろう。
レビューの偏りがおかしい。
この作品ってAmazonでは 感想なしのものも含めて 500件程度のレビューしか無くて 平均点が4.0点くらいなんだけども これが気になった。
どんな作品でも「俺は分かるよ」という偏屈や同情する者は現れるが、全体として あのラストで高評価に偏る訳がない。
これは 炎上を防止するための 購入者以外のレビューを受け付けない措置が作動して、低評価が一時的につけられなくなったためだと思っている。購入者は商品が気に入って買うのだから それは偏る。
YAHOO映画だと2.3点で レビュー数10,000件以上。多分 そっちのほうが 全体の意見に近い気がする。
脚本の山崎さんのTwitterプロフィールには ALWAYS3丁目の夕日と永遠の0は上がっているが ユアストーリーは書いてない。
なんでこんな とってつけたようなラストになったのかと考えてみると、「このラストじゃ 視聴者にウケない気がします」って言ってくれる人を寄せ付けなかった事と、2019年7月にアルキメデスの大戦 2019年8月にユア・ストーリーなので、単純に 時間が足りなかったんじゃないかと思いました。