意味分からんほど難しくすればカルト化する
難易度を上げれば 「クリアできた!」というプレイヤーの達成感は上がる。
だから特定のユーザーに好かれる。
そうするために10人に3人しかクリアできないゲームを作る。7人は不満を言うが 3人は満足。
そんなある日 一番うまいやつが 突然こう言う。
「簡単すぎるんだよ。俺しかクリアできないように作れよ」
これがフロムゲーの行く末だと思う。
格ゲー、シューティング、パズルゲー みんなそれで滅んだ。
SEKIROより難しいなんて ありえないと思うかもしれないけれど ブラッドボーンに比べて SEKIROはアホみたいに難易度をあげているのよ。
SEKIROだってPS4のクリア率 約10%。さすがに9割近くの人が可哀想。
不必要に敵が強いのである
ゲーム好きの長老なら黙ってうなずいてくれると思うけど、格闘ゲームや縦スクロールシューティングの世界もこうだったのよね。
で SEKIROをやってみた。芦名一心までクリアした。もうね一心だけで8時間かかったよ。仮面で攻め力20まで上げてようやく勝った。
パターン覚えりゃ誰でもできるのよ。カウンターできる相手の動作をひたすら待って それに対応していくだけ。
ただ このゲームはブラッドボーンなんかと比べると 地味なだけで面白さが無い 後半になればなるほどカウンターの動きパターンが決まっている。
もし次のSEKIROがでてくるなら一心にAIを埋め込んで プレイヤーの動きで難易度が変わる一心であってほしい。
そしたら初心者でもクリアまで楽しく遊べるだろう ただ フロムには もうそういう思いやりのある奴はおらんのだろう。「難しすぎるんで難易度下げましょうや」っていうKY社員が居てくれたらいいのに。
ダメージと比較して 体幹ゲージを溜めるほうが速いのも問題。
キーン カーン チンチンチン→小ダメージを繰り返す。ガードさせられるよりも 避けて斬ってなんぼのゲームのほうが楽しい。
後はサルのクビは飛ばせるのに 一心のクビは飛ばせないのもつまんなかった。一心はゾンビ扱いなので飛ばしていいと思うけどね。
こっちは何度も殺されているんだから 最後くらいは思いっきり斬り上げて 一心のクビを天高く飛ばしたかった。
「なんで全力で15分走り回って 心不全を起こさないんだ。チート使ってんじゃないよ」と言いながらね
そもそも あれは介錯なんだから きれいにクビを飛ばしてあげないと 逆に苦しいだけだ。
弾幕系の後を追うフロムゲー。
無駄に高難易度にしておけば 持ち上げる輩が必ず出るが、そういう人たちのリクエストを聞いていった先が 弾幕系。
そういう人たちには 主人公のダメージ量を半分にして 当たったら一撃で死ぬゲームをあてがっておけばいい。神格化してくれて やがて滅ぶ。
結局 この苦行を覚えるのがアホらしくなってやめるか 続けるかの2択になっているだけなんじゃないかな。クリアし終わったあとで もしかして やめた人のほうが賢いんじゃないかとすら思った。
いや そうに違いない。つまらない映画を1500円が勿体ないからと最後まで我慢して見た感がする。我慢は良くない。
ただね SEKIROは初心者さんがクリアできるように 難易度設定を設けてくれれば私は絶賛に手のひらクルーします。ホント難易度だけが残念なゲームだった。