下剋上、王者TSMは決勝進出ならず
2020/5/4 第5回のAPEX NA大会を観戦。 アプデもないので 前回の大会と同じような試合でした。
結果的には 全然聞いたことが無いチームが優勝しましたが、 優勝チームの選手の一人が EVA-8使って 3人連続で倒したところだけは 少し話題になりました。
これまで5回優勝してきたTSMは 準決勝で敗退。今回は回線の不具合もなく完敗です。ヴァロラントで遊んでいた弊害が出たのかもしれません。
TSMといえども もう互角以上のチームが20チーム以上も出てきました。すっかり下剋上です。
前回と同じで、武器にもキャラにも まったく変更が入りませんので、もう ほぼ同じレベルの人が20~30チーム集まって どんぐりの背比べをしているといった印象です。
リングの場所、アイテムドロップの質くらいが順位の決定要因で、キャラ性能やエイムの腕、戦略などは差がありません。
上位チームは ゲームの天井レベルに到達しているので 「この人が出たら勝つ」みたいなチームも現れないです。前回の優勝のローグも10位以下です。
個性の出しようがないチーム構成
Apex Legends Global Series North American Finals – Will Battle Royale Ever Be A Successful eSport? It Doesn’t Look Like It
海外でも痛烈にダメ出しされていますが、
・キャンプばっかりしていて、見ていて試合が動かない。
・公式放送がダメ
・メタが変わらない。
海外の視聴者も 代わり映えしない展開に 飽きてきているという印象です。
ヴァロラントに多くの配信者を取られていってる中で、APEXは アプデをマイペースにやっていて 今後e-スポーツとして存続していけるのかは不透明です。
今回は NA決勝進出の中で 1チームだけコースティックを使って挑戦しましたが、あえなく凡退しました。それ以外は ほとんどのチームが同じキャラクター構成でした。
つまり試合で 勝てる構成は限られています。ここが問題。
10種類以上いるけど 使われているのは4種類。
チーム側は最大限に勝てるキャラクターを選んでいるだけなので、実際にキャラ性能に格差がありすぎる というのが問題だったりします。
視聴者だって 毎回 ナルトとサスケの対決で 写輪眼の合戦してたら飽きるわけです。ミラージュが出てくるのを待っているわけです。
そのへん スト5はゲームとしてよく出来ています。
APEXでは どのチームが勝ち上がってくるのか まるでわからないという事は、もはや個性を発揮しようがないくらいまで 均質化したとも言えます。
なので 大幅なメタ変更が必要なわけです。
誰得の実況
公式配信も微妙です。向こうでも「コメンテーターいる?」と突っ込まれています。
Redditの投稿でも「公式配信よりも個人の配信を見たほうがいい、チームが何を狙って動いているのかが分かる。そのチームが負けたら別の配信者を見に行ったほうがいい」とおすすめして 多数の「いいね」が集まっています。
たしかにコメンテーターは視聴者が見て分かる程度のことしか言いませんし、カメラ視点がコロコロと入れ替わり、撃ち合いのいいところで 別の人に変わったりします。
どの場所に どのチームがいて、どうやって 局面を打開しようとしているのかが分かればいいものの、見ててさっぱり分からない。
PUGBのように この大会を 個人で自由に 俯瞰視点で リプレイで見ることができたら もっと有意義でしょう。
APEXはキルカメがくるとか来ないとか言われていますが ぜひ実装して欲しいところ。ヴァロラントの猛攻を乗り切って、2周年目を乗り切って欲しい所です。
シーズン5ではパッシブ アビリティに変化があるかもしれませんが、ミラージュやオクタンたちが大会で活躍する日が来るといいですね。