Netflixで配信中のラストキングダム、イギリスの作家バーナード・コーンウェルの小説サクソンストーリーシリーズ（フィクション）に基づいたイギリスのテレビドラマです。
結論から言うと 主人公は徳川家康に似ていて、捕まって脱出して成り上がるみたいな話です。
いまんとこ シリーズ4まで作られています。
この物語は、イギリスが7つの王国に分裂している9世紀後半ごろに設定されています。
イギリスの土地は、バイキングのデーン人に北東から順番に略奪されて、支配されていっている。
主人公ウートレッドのいる南のウェセックス王国は、バイキングに対抗するための最後の拠点。
物語の軸は主人公のウートレッドと知将アルフレッド王の二人です。この人達だけ見ていくと分かりやすい。
みんな どうやって領土・ 銀・食料を獲得するのかで頭がいっぱいです。
大体の地図。 主人公のいる場所は イギリス最南端のウェセックス。 シーズン1で大事なのはウェセックスだけ。
シーズン1（2015）1話
866年 バイキングのデーン人は 船でイギリス（サクソン）の領土にやってきて、その領主の長男を殺害する。
息子を殺された父は 領主としてとむらい合戦に出かけた。しかしデーン人はこれを挟み撃ちにして サクソン軍を撃破。
領主の次男ウートレッドは捕まって捕虜として連行されてしまう。
領主は すぐに殺されて 10才のウートレッドとブリーダという女の子はデーン人の領地で奴隷として暮らすこととなった。
そんなある日 一般デーン人の船長キャルタンの バカ息子 スヴェンは デーン人の親玉ラグナルの娘の胸を見たさに 服を破ってしまう。 ウートレッドは娘を守るためにスヴェンを殴る。
後から事情を聞いた親玉ラグナルは怒ってスヴェンの片方の目を潰し、キャルタン一家を村から追放する。
デーン人は10才のウートレッドを売って金にしようとするが、叔父が身代金を渋ったのでラグナルが買い取った。叔父はウートレッドを殺して自分が領地の王になろうとしていたのでちょうど良かった。
ウートレッドとブリダはラグナルの家の養子にされ、デーン人の異教徒として育つ。
月日が経ちアフレッドとブリダは成人となった。そんなある日 目を潰されたスヴェンたちによってラグナルの家は燃やされ、ラグナルも殺されてしまう。
生き残ったのは親玉の娘だけで、彼女はスヴェンに捕らえられて愛人にされる。ウートレッドは叔父のエルフリックから土地を取り戻すために故郷に戻って、この国を取り戻すと宣言する。
2話
宣言したせいでウートレッドは、叔父に命を狙われる。
逃げる途中にウートレッドはデーン人に焼かれた村を見つける。村人はウートレッドという奴がラグナルを殺したせいで村を焼かれたという。
ウートレッドは自分の無実をデーン人の武将アバとグスルムに申し出るが信じてはもらえない。そこでウートレッドはイーストアングリア王エドマンドが殺されたのを確認する。
疑いが晴れないため、ウートレッドたちは最後に生き残ったサクソン王国であるウェセックス（今のウィンチェスター イギリスの最南端）に逃亡する。
ウートレッドはデーン人がもうすぐ攻撃してくるぞ といいますが、 アルフレッド卿は それが信頼できるかどうか確信が持てないので、本当かどうか分かるまで投獄するように王に助言します。
3話
アルフレッドが戦いに勝利したが、王は致命傷を負い、アルフレッドに王冠を遺した。ウートレッドとブリダは解放され、ウートレッドはアバとグスルムとの平和的な解決を求める。
ウートレッドは、デーン人が恐れていることをアルフレッドに助言し、和平交渉を見守る。
ウートレッドは、1年間アルフレッドに忠誠を誓った後、軍を訓練してデーン人と対面する準備を整えます。 ブリダはウートレッドの子供を流産した。
ラグナルの息子はラグナルの死についての真実を求めて、ウートレッドの元にやってきた。信じてもらえたが息子はいますぐキャルタンを殺しに行きたがっている。
ウートレッドは領地を取り返さないといけないのでアルフレッドの家来として仕えるしか無い。なので代わりにブリダがラグナルの息子と去っていく事になった。
4話
土地を獲得するために、ウートレッドは 村程度の領地を持つ女性ミルドリスと結婚するようにアルフレッドに説得される。ウートレッドは村の豪族になる。
ウートレッドには知らされていないが、ミルドリスは亡くなった父親が残した教会への借金、2000シリングを負っていた。ユートレッドは騙されたことに気づくが、結婚は続行。ミルドリスは妊娠する。
デーン人は、ガスラムとラグナルの息子の指揮でウェアラム砦を攻め落とした。
デーン人との 和平協定として、ウートレッドと司祭を含む9人は人質として砦に向かった。
そのころデーン人のアバは親類が殺されたのでアイルランドに戻っていた。
ウートレッドはアルフレッド王から「アバが戻ったら戦争になるから すぐに脱出して報告しろよ」との指示をされて送り込まれた
ウートレッドはラグナルの息子とブリダに再開。その間ミルドリスは息子を出産。
休戦が終わり アバが帰還するとの知らせが入った。人質の司祭は殺されてしまう。
ラグナルの息子に助けられて ウートレッドは脱出。
ウートレッドはグスルムの大艦隊を目撃。ウェセックスへの進軍が行われようとしていると狼煙をあげる。
5話
グスルムの艦隊は着岸したが、嵐により多くの船を失った。 ウートレッドは南へ行き、領主オダと共にデーン人に対面する。 ウートレッドはデーン人のキャンプに潜入し、一部の船に火を放ちアバを殺害。
やがてオダ父の部隊が到着し、デーン人を撃退する。 しかし、オダ父は怪我をしており、ウィンチェスターでは、オダの息子（クソ野郎）は勝利は自分の功績だとアルフレッドにアピールした。
ミルドリス、ウートレッド、息子は彼らの土地に帰還した。ウートレッドは自分の土地で金儲けしていた執事のオズワルドを殺します。
6話
ウートレッドとレオフリックはウェセックスを去り、借金返済のために デーン人のふりをしてコーンウォーラムを襲撃することを計画する。
村を襲った後、ウートレッドに使者がやってくる。ペラダー王は、サクソン人に奪われた近くの砦を攻撃するために協力してくれと言ってきた。
しかし行ってみるとデーン人が砦を占拠していた。
話し合った結果 ウートレッドとスコルパは協力してペラダーと彼の部下を殺した。
スコルパはさらにウートレッドを裏切って宝の一部を持っていったが、ペラダーの王妃に宝の隠し場所に教えてもらい、ウートレッドは教会に借金を返済した。
ウートレッドは王妃イゾルデを連れて国に戻った。ウートレッドはミルドリスを捨てる。
ウートレッドとイゾルデは アルフレッド王に面会するが、「村を襲った。おめ死刑にすんぞ」と いきなり裁判が始まる。オダ息子は得意の弁論でウートレッドを殺そうとしていた。
レオフリッチはウートレッドを守るために 明日 決闘でどちらかが死ぬまで戦うから それで勘弁しろという。アルフレッドもそれを認める。
7話
アルフレッドは教会への彼の借金を再開し、イゾルデをコーンウォールに送り返すならウートレッドを許すことを申し出る。
しかしウートレッドはイゾルデを放棄することを拒否します。
レオフリックとアフレッドの決闘中、ガスラムの軍がウィンチェスターを攻撃してくる。
ウートレッド、レオフリッチ、イゾルデは、デーン軍に暴行されている尼僧ヒルドを救出し、湿地帯に隠れてウィンチェスターを脱出する。
ここでブリーダとラグナルの息子と再開するが、向こうはデーン人の陣営、こっちはサクソン人の軍営で気まずい。
ウートレッドは逃亡中のアルフレッドを発見し、彼の家族と彼の司祭のグループと一緒にデンマーク人をアセルニーに逃げました。
アルフレッド王はウルフェアに援軍要請のメッセージを送ろうとする。
道中イゾルデはアルフレッドの病気の息子エドワードを治療するものの、結果として別の子供が死ぬことを予言する。
スコルパの船団は沼地に停泊。主軍は食料の調達に外出していた。 ウートレッドたちは船の警備員を沼地の落とし穴に誘い込み撃破。船を燃やした。
8話 圧巻の戦闘シーン
豪族ウルフヒヤーと部下はデーン人との戦いを回避して逃亡。
アルフレッドと残りの部隊は、軍を集めるためにオッダの元に向かいます。ウートレッドの息子が亡くなり、イザルデの預言が当たった事がわかる。
イゾルデはまた、ウートレッドの妹がまだ生きていることを明らかにしました。アルフレッドは軍隊に集まるよう呼びかける
オッダ息子は、アルフレッドの軍隊要請を拒否するものの オッダ父は反逆罪のために息子を殺し、部下と共にアルフレッドに合流。
アルフレッドは戦闘演説を行う。サクソン人はデーン人を押し戻すが、レオフリックは致命傷を負う。
スコルパはキャンプを急襲し民衆を虐殺。イゾルデも殺害されてしまう。
スコルパはイゾルデの切断された頭でウートレッドを挑発。ウートレッドは激高しバイキングのシールドの壁を突破。スコルパを殺害。
サクソン人が勝利し、ラグナルとブリダは、デーン人との平和を確保するために人質となる。
デーン人 グスラムは、アルフレッドの勝利でキリスト教に改宗。 ウートレッドは復讐のために北のべバンバーグへと向かう。
ヴィンランド・サガはこの時代の100年くらい後で ヴァイキング側から描かれています。
そしてアサシンクリードの最新作 ラグナロクの舞台が9世紀で ドンピシャでこの時代です。AC制作陣は確実にこのドラマを見て影響を受けていると思いますｗ どんな世界になるのか楽しみです。