深刻なタイトルですが、テンポよくボケを挟んできて、かなり笑えます。なんでこんなタイトルにしたのか。USドラマ・コンペティション部門 グランプリ受賞。ネットフリックスオリジナル映画「この世に私の居場所なんて無い」のネタバレあらすじ。
変態仮面にしか見えないマスクをかぶっているのはドント・ブリーズで主役を演じたジェーン・レヴィ
ストーリー:空き巣に入られてウツな看護婦さんが、盗まれたものを取り返そうと悪者たちと戦う面白コメディ。
コメディスリラー映画なんて書かれてますが、深刻なシーンでボケを挟むので 途中でニヤニヤが止まらなくなります。
<スタッフ>
監督:メイコン・ブレア
今回が初監督で脚本も担当。本作では最初のバーで主人公にネタバレをする男として出演。俳優だけでなくライティングの才能もあるので、今後の活躍に期待。
主演:メラニー・リンスキー(ルース)
イライジャ・ウッド(トニー)
デヴィット・ヨウ(マーシャル)
ジェーン・レヴィ(デズ)
初放映は2017年1月19日のサンダンス映画祭。USドラマ・コンペティション部門でグランプリを受賞。2017年の2月24日からネットフリックスでの放映開始。
ネタバレあらすじ
<ついていない女>
その日コミュニケーションが苦手なぽっちゃり系 准看護師のルースの一日は最悪の出だしで始まった。担当の患者のばあさんが暴言を吐いた直後にポックリ死んでしまったのだ。
落ち込んだルースは、バーに立ち寄ってSFオタクの男と仲良くなろうとするも、
この男は今読んでいる小説のオチを言った挙句どこかに行ってしまった。
がっかりして家に帰ると、最悪なことに空き巣に入られていた。
祖母の銀食器とノートPCだけでなく、自分の抗うつ剤まで盗まれていたので、なんか警察に通報するのも恥ずかしいが、一応呼ぶことにした。
やってきた黒人のベニックス刑事にアドバイスを求めると、「ちゃんとカギをかけとけボケ」と怒られてしまう。
<自力で捜査へ>
警察の事件捜査は期待できそうもないので、ルースは石こうを使って庭に残った足跡を取ったり、自ら近所へ聞き込みに回って独自の捜査を始める。
何件か回るものの有力な情報がでてこない。
最後に ヘビメタファンのトニーの家にやってきた。トニーは正義感が強い格闘技オタクだが、怒るとヌンチャクを振り回すイカレ系男子なので、ルースは「空き巣に入られたの」と、さらっと告げると、そそくさと家に帰ることにした。
家でスマホをいじっていると、ノートPCのGPS機能で場所が判明!すぐさま警察に通報するルースであったが、無能すぎる警察で、令状がないと捜査は無理だという。「場所は分かってるのに」とブチ切れて受話器を切るルース。
<相棒>
しょうがないので イカレ男トニーを連れて、ノートPCを求めて現場に向かう。持ち主にPCを返せと強要すると、これは怪しい質屋で買ったものだという。質屋の住所を聞いてPCを奪還。その夜 二人は変なタコ踊りをしてお祝いする。
翌朝、二人は怪しい質屋で銀食器を発見。ラッキーなことにノコノコ質屋にやってきていた犯人らしき若者も目撃する。
ルースは店から自分の銀食器を抱えて逃げ出すも ヨボヨボの店主に「金を払え」と追いかけられ、指の骨を折られる。しかしトニーの友情パンチに助けられ二人は逃げる。
犯人を逃したことで苛立つルース。そこで二人は若者が乗っていた車のナンバープレートから
車のオーナーの名前を割り出す。オーナーの名前はクリスチャン・ルマックというらしい。
二人で乗り込むのは危ないから、ルースはこれまでの証拠を持って再び警察に相談するも、民間人が深入りするとあぶないぞと警告を受ける。
ルース「どうしてそんなにまで私を助けたくないんです?それが仕事でしょ?」
ベニックス刑事「銀食器が何だ! みんなもっと重大な問題を抱えてる!
世の中にはな….私は…離婚しそうなんだ(泣)」
よく分からないベニックス刑事の告白があった後でも、あきらめずに二人は車の捜査を続ける。
<犯人の元へ>
クリスチャン・ルマックの家を訪ねると、そこは森の中に立つ大豪邸でルマックの妻が応対してくれた。
なんでも車はルマックの義理のバカ息子がよく使っているもので、ヤクで逮捕されて犯罪者集団とつるむようになってからは行方知れずになっていた。あまりのクソ息子ぶりに家でも勘当処分にしたらしい。
話の途中でパパが帰ってきたが、息子の謝罪どころか「いくら欲しいんだ?」とナメた態度だったのでルースはカチンと来て庭のオブジェを破壊して、オブジェのうち1個は気に入ったのでパクって帰る。
<拉致>
バカ息子クリスは、ちょうど2人のクズ仲間デズ(美人)&マーシャル(中年)と一緒に自分の親の屋敷に侵入しようとしていた。
そしてルースたちの様子を物陰から見ていた。
ルースが自分たちを追ってきたのをみて「あの女 俺たちをどこまで知ってるんだ?」と気になった3人は、ルースを尋問するため、その跡を追いかける。
息子はルースの家で待ち伏せするが、びっくりしたルースにノドを攻撃され
苦しくなってヨロヨロと道路に出た所でやってきたバスに跳ね飛ばされて、あっさり死亡。
ルースは救急車を呼ぼうとしてる所を息子の仲間2人に拉致され、再びクリスチャンの豪邸に連れて行かれる。
<クライマックス>
どうやら犯人はルースに、玄関のピンポンを押させて正面から侵入したいらしく、
侵入の時に 屋敷のボディーガードを脅すための空の銃が渡された。
計画通りにドアがあくと、犯人は2人で婦人とボディガードを拘束。そこへやってきたパパを銃撃して負傷させた。
息子から聞いていた金庫をパパに開けさせるが、そこに現金は無かった。
「無いじゃん…」と緊張がゆるんだ時にボディーガードがルースの拳銃を奪い取るが
残念ながら空なので、あっさり犯人の一人(デズ)に撃ち殺されてしまう。
もう頭に来た犯人2人は全員を殺そうとしてルースを狙うが、その瞬間にトニーがかっこよく登場。
救出するのかと思いきや、腹を刺されて陸に打ち上げられたサンマ状態になる。
クリスのパパは撃たれて死んでしまったが、犯人の一人をルースが取り押さえ、もみ合いの時に発射した一発が
跳ね返ってもう一人の犯人は死亡。犯人は残り一人になる。クリスのママはなぜかダッシュで逃げる。
ルースは犯人に馬乗りになって殴打。その隙にトニーを担いで森に逃げこむ。しかしトニーは動けないのでトニーを森に隠して犯人との鬼ごっこがスタート。
長い追いかけっこの末、犯人はヤブの中で毒蛇に噛まれて死亡。
ルースは一命を取り留めたトニーと共に日常生活を取り戻しました。