訳わからんモビットのCMは異常に計算されたものだった

 

ツイッチを見ているとモビットのCMが しつこく流れてきて、ほんとにごめんだけど、そのたびに「うざっ」と思っていました。

 

内容は竹中直人が ローラースケートを履いて出てきて 観客席にいる女の子が「もー好きー!」と絶叫する内容でね。

いやいや、竹中直人は70歳だから!  

パパ活通り越してジジ活に見えちゃって  全く共感できんよと

それはさておきですよ

でも思った、モビットのアホみたいなCMは 三井住友の超絶エリートたちが、わざと流しているんやぞって

「そこには絶対に狙いがあるはずや、せやろ?工藤」って。

注)以下、個人的な妄想です。

モビットCMの狙いはなんなのか?

 

仮説1、金貸しへの「抵抗感」を極限まで消す

消費者金融のCMで、最も避けなければならないのは敬遠されることだったりする。

「お金に困っている状況」とか「悲壮感」を出してしまうと不快に思われて遠ざけられてしまう。

査定のシーンとか、取り立てのシーン、カイジ風の鉄骨渡りのシーンなんか 評判下がるから絶対に出せないじゃないっすか。

そこでモビットをはじめとする金融会社が取っている戦略が「現実を見せない。ファンタジー化する」 ことなんじゃないかと。

例えば

おじさんがアイドルのオーディションでローラースケートを履いたり 

ゴリラに捕まるような世界観は、現実とは1ミリも被らない。

で、こうしたファンタジー世界を見せた後で「モビットですから!」で締める。

これはもう水戸黄門で言う印籠ですよ。

どんなに無茶苦茶なストーリー展開でも、最後に「モビットですから」の一言で強制終了。

フツーの視聴者の脳内では「よく分かんけど、なんか竹中な音がバカバカしいことやってたな」として処理されて終わりです。

カードローンという重い部分は見せずに「なんか面白いことやってる会社なのかな」と思わせることに成功するわけです。

すごくね?

すごくねモビット。

仮説2  美人(小芝風花さん)の「好感度」で中和する

竹中直人さんのカオスな設定だけだと、「じいさんが 1人でボケてすべったCM」になってしまうかもしれないので、

竹中さんのボケに対して、小芝さんに ありえない「推活」をさせることで クリーンで、優しい、平和な空間なんだねと思わせる。

風花ちゃんが出るなら安心やん、みたいに思わせる効果かね。

昔ならガッキー。その前ならベッキー。

 

そんじゃあ 他社のCMはどうなのか。

 

他社の警戒心の中和アプローチはいろいろ違っている。

モビットは「コメディ・ファンタジー路線」だけれど、競合他社もなんか色々やってておもろい。

やっぱりお笑い成分混ぜる会社が多いね。

この辺、研究とかしたら面白そうですけど、どうですかね。

会社

アプローチの手法

具体的な演出

アイフル

「大喜利・シュール」

大地真央さんの「そこに愛はあるんか?」のフレーズで、ローンと全く関係ないシチュエーションをコメディ化する。

アコム

「歴史モノ・パラレルワールド」

松平健さんが、息子役の男性と一緒にお金の相談をする。アコムは三菱UFJグループだと信頼感を強調する。

プロミス

「ファンタジー・ポップ」

ダウンタウン浜田や とにかく明るい安村など親しみやすいタレントを起用し、身近な安心感を演出する。

 

なぜローンに、お笑いを混ぜるのか?

はい、ここ大事ですね。 

人は、警戒している相手、怪しいものに対しては、脳の論理的な部分を働かせて 遠ざけてしまう。

なので多くのCMは防衛本能を突破しようとするために お笑いを ねるねるねるねと

1.まず笑ってもらう 「なんじゃこれw」となった瞬間、脳はそれを「無害なもの」「楽しいもの」と自動的に分類してしまう。

2.クリティカルシンキング(批判的思考)を止めちゃう。  笑っている間、人間の脳は論理的な思考や警戒モードを一時的にオフにしてしまう。

3.親近感と名前だけが残る CMが終わった後、頭に残るのは「竹中直人がまたバカなことやってたな」という映像と「モビットですから!」というフレーズだけになる。

結果として、いざ本当にお金が必要になって精神的に追い詰められたとき、脳は「一番警戒心の薄い、あの見慣れた楽しいCMのモビット」を真っ先に選ぶようになるわけです。

こわっ、CMこわっ。 

 

笑顔でガチなのが一番怖いっていう

昭和な時代は、もっとダイレクトに「即日融資」「無担保OK」とアピールするやべぇ宣伝もありました。
しかし 武富士の「全然足んねぇじゃん」的な社会問題とか、「カウカウファイナンス的な闇金、サラ金」への法規制を超えて、

金貸しのCMのメッセージは警戒権を抱かせないかっていう風にシフトしたっぽい。

「抵抗感」を突破するために わざと「意味がわからん」「ふざけている」「無害」と認知させる。

あるいは信頼のある人物を出演させて 「大丈夫そう」と思わせる。

各社は真剣に 計算され尽くしたロジックで 好感度や信頼感を上げようと脳にアプローチしてくる。

一種の心理戦の中にいるわけですね。

つまり、私が「うざっ」「わけわからん」と認知した あの瞬間、三井住友の術中に見事にはまっていたわけです。

すげぇよ、モビット。

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