ハードディスクが故障する前は、エラー画面表示が増えたり、OSを入れている場合は起動に失敗したりと、いくつかの兆候があらわれます。
パソコンを使っていて HDD内で 何かが「カツン、カツン」と当たっているようなクリック音は、「デスクリック」と呼ばれることもあり、ハードドライブの寿命が差し迫っていることを示す1つの兆候です。
「カツン」音の原因
長年使っているHDDからクリック音がし始める原因は、多くの場合 ディスクの位置決め装置(アクチュエーター)の動作不良によるものです。
HDDに異常がない時は、ディスクヘッドが ディスク上のデータを追跡するために ほぼ無音で動きます。
ところが、これらの動きが不規則で予期しないものになると、ディスクコントローラは何度もホームポジションに戻って位置をリセットしようとします。
この戻るときに「カツン」という音を発生させ、プロセスが繰り返されると周期的にノイズが発生するようになります。
クリック音がし始めたら たいてい寿命が近い。
初期不良でなく、数年使っていてクリック音がし始めたら 寿命は短いものと覚悟したほうが無難です。HDDが まだ動いている場合は、データをバックアップしましょう。
HDDの技術は、近年大幅に改善されています。80%以上のハードディスク・ドライブは4年以上の寿命を持っています。ただ激しく読み書きすると寿命はそれだけ短くなります。