【2025】中華イヤホンを牽引している5つの主要メーカー

中華なイヤホン

メーカー設立年度企業規模年間売上概要
代表製品

 

Anker (Soundcore)

2011中~大規模(従業員数:約3,000人、グローバル展開)非公開(推定:数十億USD、Anker全体で2020年に約1,000億円規模)中国・深センに拠点を置くアンカーイノベーション社の一部門。モバイルバッテリーで有名だが、Soundcoreブランドで高品質なオーディオ製品を展開。
Soundcore Liberty 4:ANC(アクティブノイズキャンセリング)、高解像度オーディオ(LDAC対応)、マルチポイント接続、長時間バッテリー(最大28時間)。

 

Edifier 

1996中規模(従業員数:約2,000人、グローバル展開)非公開(推定:数億USD)北京に拠点を置き、スピーカーやイヤホンなどオーディオ機器に特化。ハイエンドから低価格帯まで幅広い製品を展開し、デザインと音質のバランスが評価される。
Edifier NeoBuds Pro 2:ハイレゾ対応、ANC、空間オーディオ技術、最大22時間の再生時間。マルチドライバー構成で高音質を実現。

2008中規模(従業員数:非公開、深セン拠点)非公開(推定:数千万~1億USD)深センを拠点。低価格帯のワイヤレスイヤホンで知られる。コスパ重視の製品が多く、若年層やカジュアルユーザーに人気。
QCY T13 ANC:低価格ながらANC搭載、Bluetooth 5.3、ゲームモード、最大30時間のバッテリー持ち。
2008小~中規模(従業員数:非公開、深セン拠点)非公開(推定:数千万USD)深セン発のオーディオブランドで、特に有線イヤホンで有名。ワイヤレスモデルも展開。オーディオファン向けに高音質かつ低価格の製品を提供。
KZ ZS10 Pro X:ハイブリッドドライバー(DD+BA)、高解像度音質、カスタマイズ可能なサウンドプロファイル。
1MORE
2013中規模(従業員数:約500人、グローバル展開)非公開(推定:数億USD)深センを拠点とし、Xiaomiの支援を受けて設立。高音質とスタイリッシュなデザインで、グローバル市場で急速に成長。
1MORE Evo:ANC、LDAC対応、ハイレゾオーディオ、適応型ノイズキャンセリング技術、最大28時間の再生時間。

それぞれのメーカーの特色

Anker (Soundcore) とりあえずアンカー的な優等生。
Anker Soundcore Liberty 4(Bluetooth 5.3)【完全ワイヤレスイヤホン/ウルトラノイズキャンセリング 2.0 / 3Dオーディオ / ワイヤレス充電/マルチポイント接続/外音取り込み / 最大28時間再生 / ハイレゾ / IPX4防水規格 / ヘルスモニタリング/PSE技術基準適合】ミッドナイトブラック
強み
  • 安心感: トップレベルのANCやLDAC対応商品を 格安価格で提供する優等生。
  • グローバルの力: 世界で販売しており大量生産でコストを下げている。Liberty 4はSennheiserの2~3万円クラスに匹敵する性能だと評価されている
  • 使いやすさ: バッテリーの技術を蓄積しており省電力に優れた製品が多く、充電の面倒さを軽減している。
弱み
  • 音質の深みは普通: オーディオマニアから見ると、他社のハイエンドに比べ音の解像度や細やかさは 一歩譲っている。
  • 内蔵チップ:非公開だが、価格とスペックを照らし合わせると 恐らくBestechnic製チップを搭載していると推察されている、そのため格安ではあるが、クアルコムQCCシリーズを搭載している BOSE,ソニー,JBLのフラグシップに比べると、技術的に最先端というわけではない。
  • デザインがシンプル: 機能重視で、見た目のプレミアム感やオシャレさはEdifierに一歩譲る。

Edifier 30年の伝統、ハイレゾを追求
Edifier Neobuds Pro2-50dBノイズキャンセリング ワイヤレスイヤホン(AAC対応) ハイレゾ LDAC&LHDC対応/360°空間オーディオ/急速充電/ゲームモード/Blueooth 5.3/専用アプリ/装着検出機能/IP54防水規格/8マイクAI通話ノイズキャンセル ブラック
強み: 30年の音づくり
  • 音響技術の蓄積: 30年も音響機器を作ってきているので音響に関しては超強い。アンカーはANCにガッツリ力を入れているけど、Edifierは音響メーカーのプライドがあるので、むしろドライバ構成やハイレゾに注力する職人的な所がある。Neobuds Pro2は10ミリのDDとBAを組み合わせて、音の解像度を上げている。音にこだわる おじさんが作ってる感じがしてとても良い。
  • 尖ったデザイン 見た目にこだわって スタイリッシュなモデルを追求している。
  • 幅広いラインナップ: 低価格からハイエンドまで揃えて、カジュアルユーザーからオーディオ好きまで対応。
  • グローバル展開: 中国以外でもブランド認知が進んでいる、日本や欧米でもデザインで人気。
弱み:コスパとアプリ
  • コスパではやや劣る: 単純なスペックだけで比較した場合はQCYやAnkerに比べると負けることもある。

    「ANCはまあまあだけど音楽の没入感はスゴイ」って声が多い。

  • アプリの完成度: 専用アプリの使い勝手や安定性に課題。


QCY 「低価格だけど凄いじゃん」で若者のシェアを拡大する
QCY T13 ANC ワイヤレスイヤホン ノイズキャンセリングイヤホン Bluetooth 5.3 外音取り込みモード 風切り低減 完全ワイヤレスイヤフォン アクティブノイズキャンセリングイヤホン 4つマイク搭載 30時間再生 大口径10mmドライバー ハンズフリー通話 IPX5防水 専用アプリ対応 技適認証取得済 ブラック
 
強み:
  • 圧倒的低価格: ANCやBluetooth 5.3搭載で1万円以下の製品を展開。 特に4,000円でANC付きの(例:QCY T13)がコスパ最強だと言われている。
  • トレンドの速取り: 低遅延ゲームモードとかをユーザーに必要な技術を取り入れる。若い層のニーズを取り入れて商品化するまでが早い。
  • 手軽さ: シンプルな設計で、可能な限り安くがモットー。音がどうのとかではなく、日常でサッと使って邪魔にならない製品を作るのが上手い。
弱み:
  • 音質はそこそこ: 低価格ゆえに、機能や音の解像度は中の上。カジュアル用途向け。
  • 品質管理: 装飾は最小限、プレミアム感は薄い。
  • ブランド力弱め: グローバル市場での知名度は低い。

KZ (Knowledge Zenith) オーディオ好きのためのイヤホン

KZ ZSTX イヤホン KZ 1BA+1DD ハイブリッド 重低音 イヤモニ カナル型 中華 銀メッキ リケーブル (緑no microphone)
強み:
  • 革命家: 神業的なBA+DDドライバの組み合わせで有名。管理人は別記事にも書いてるけど2000円くらいで買える ZSTXが最強だと思っている。が、しかし音マニアの支持を集めているのは4BA+1DDの ZS10 Pro X
  • カスタマイズ性: 最近はワイヤレス展開も頑張っており、イコライザーで細かく調整できるのが魅力。
  • コミュニティ駆動: SNSやオーディオ好きの間の口コミが広がり、ニッチ市場で強い。
弱み:
  • 初心者にはハードル高め: スイッチ切り替えモデルなど知識が必要なモデルもある。カジュアルユーザーには余計な機能ではある。
  • デザイン地味: 機能性重視で、見た目のオシャレさはEdifierに負ける。
  • カスタマーサポート: 小規模ブランドゆえ、サポート体制は弱い。

1MORE バランスの達人 世界を狙う
1MORE Q20 ANC搭載完全ワイヤレスイヤホン ノイズキャンセリング 最大30時間再生 Bluetooth 5.3 マイク付き EQ対応 IPX4防水 Bluetooth イヤホン (ホワイト)
強み:  
  • バックアップ体勢:Xiaomiのバックアップを受けて誕生したメーカー、技術力と資金力でグローバル展開を狙っている。
    そのため奇抜さを避けて、基本的に白と黒のモノトーンで展開。デザインもシンプル。Edifierに比べると
    主張は薄い。
    絶妙なバランス感覚で全商品の中のちょうど真ん中あたりの製品を出してくる そういう天才的な所がある。
  • 目立たない+安定性:「全部そこそこ良いけど、めっちゃ目立つわけじゃない」
    突出した個性こそないが 音質、ANC、デザイン、価格の全部で「70~80点」を取る。安心して使えるパナソニックに似ている。
弱み:
  • 価格帯はやや高め: AnkerやQCYに比べるとミドルレンジ~高価格帯が多く、コスパ重視層には届きにくい。
  • ブランド認知が課題: 日本や欧米では知名度が少し弱い。
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