2018年9月20日から市場に参入したAstro gaming製品。
Astro GamingはもともとサンフランシスコにあるAstro Studios(Xbox関連やPCの周辺機器をデザインする会社)の1ブランドでした。
その後 ゲーミングヘッドセットを作るブランドとして独立。2017年7月にロジテック社に買収されて 現在はロジクール社の1ブランドになっています。
Astroシリーズはプロゲーマーとの共同開発で、家庭用ゲーム向けの高級ブランドとして人気が高いシリーズですが、実力はどうなのか調べてみました。
Astro A10 | Astro A20 | Astro A40+ MixAmp Pro | ||
有線 | ワイヤレス | 有線 | ワイヤレス | |
米国定価 | 70ドル | 120ドル | 210ドル | 300ドル |
実勢価格 | 8089 | 日本未発表 | 31800 | 37,434 |
ドライバ経 | 40mmネオジム | 40mmネオジム | 40mmネオジム | 40mmネオジム |
周波数 | 20 – 20,000 Hz | 20 – 20,000 Hz | 20 – 20,000 Hz | 20 – 20,000 Hz |
ひずみ | < 3% (1 kHz) | < 3% (1 kHz) | ひずみ率 < 0.1% | – |
音圧 | 104db | 100dB +/- 3dB AT 1 kHz | – | 118dB |
マイク | 6.0mm 単一指向性 | 6.0mm 単一指向性 | 6.0mm 単一指向性 | 6.0mm 単一指向性 |
インピーダンス | 32Ω | 32Ω | 48Ω | – |
イヤーカップ | オーバーイヤー型 | オーバーイヤー型 | オーバーイヤー型 | オーバーイヤー型 |
接続方式 | 3.5mm 4極ミニプラグ | 5.8 GHz Wireless | 3.5mm 4極ミニプラグ | 5GHz Wireless |
連続使用時間 | – | 最大15時実働8-10時間 | – | 最大15時間 実働8-10時間 |
PC, Xbox One, PS4, Mac, スマホ | PC, Xbox One, PS4, Mac, スマホ | PC,PlayStation 4, PlayStation 3, Xbox 360 | PC,PlayStation 4,PlayStation 3, Xbox 360 | |
重量 | 346g | 320g | 369g | 364g |
A10ゲーミングヘッドセットの特徴
エントリーモデルのA10は定価が70ドルです。しかしアメリカアマゾンでは59ドルで売られています。日本では上陸したばかりなので かなりプレミア価格になっているのが個人的には微妙です。ロジクールの設定価格は8750円(税抜)です。
A10のPC向け/PS4向けは何が違うのか?
→「色が違うだけで 同じ製品」でした
PC向け | PS4向け |
A10ヘッドセットにはPC向けとPS4向けで2種類あります。それぞれの機種の違いをロジクールカスタマーリレーションセンターに質問してみた所、以下のようなお返事をいただきました。
ご連絡ありがとう御座います。
A10-PCGRもしくは、A10-PSGBヘッドセットに関しまして、
実際には、同じヘッドセットで御座います、機能も対応しているデバイスも同じです。
違いのは、色しかありません。
何卒様宜しくお願い申し上げます。
ちょっと誤字っていますが、どちらも性能は同じだそうです。PS4モデルを選んでもPCで使えますし、PC向けでもPS4で使えるということでした。
A10の海外での評価
A10の魅力はA40やA50と同等のスピーカーが搭載されている所です。その代わり 作りはシンプルで 本体に音量調節ボタン/イコライザーなどの付属スイッチはついていません。
イヤーカップはスポンジなので夏場は蒸れにくく、マイクも跳ね上げるとミュートになるので必要な機能は揃っています。
マイクの音質はスタジオのマイクには劣りますが、グループ間のチャットや配信で使える品質です。(実際の音質動画)
超絶に頑丈
A10には形状記憶の鉄板がバンド部分に入っているため、グネグネに曲げても壊れない程の耐久力があります。
その他のメリットとしては4極ミニプラグなのでPS4コントローラーにさすだけで スピーカーもマイクも使える所です。すぐ使えるゲーミングヘッドセットになっています。
デメリットは、アンプがついていない。イコライザーを変更できない。デジタルオーディオではない所です。ただシンプルで使いやすいというのがメリットです。
Astro A40+ MixAmp Proの特徴
FPSをプレイする上で 最高峰のヘッドセット
2019年にリニューアルされたAstro A40 TRは最高峰と言ってもいい有線接続の開放型ヘッドセットです。パッドを付け替えると密閉型にすることもできます。
MixAmpには 音量ダイヤルとマイク音量ダイヤルがついています。これでプレイ/配信中の音声をコントロールします。マイクの音質はすこぶる良くて こんな感じです。
Steeel series Arctis3よりもノイズが抑えられて 音質も改良されています。これを使ってチャットの音質が悪いと言ってくるフレンドはまずいないでしょう。
FPSゲームで足音を聞きやすくするために、イコライザを変更できる点も優れています。
付属ソフトの「Astroゲーミングコマンドセンター」で簡単に変更できます、カスタムしたイコライザ設定を本体に保存することもできるので 何回も設定しなくて大丈夫です。
イコライザ切り替えボタンをおすと、イコライザ設定が4段階で切り替わります。
ゲームでよく使うのは標準的なAstroモードと 低音を強化するトーナメントモードです。
EQの種類
Astroモード…ゲームをプレイする時の標準的な設定
トーナメントモード…敵の足音やリロード音を大きくする設定
その他のモード…音楽鑑賞や映画鑑賞時に使うモード
A40とA50の違い
アストロ A40 TR | Astro Gaming A50 GEN3 |
有線接続 | 5GHz帯ワイヤレス接続 |
4極ジャック(3.5mm)(音源側) | 最大15時間の連続使用 |
A40とA50の違いについて
A40(2018)とA50の両方を使ってみた海外の人のレビューを調査
「正直に言ってA40/A50の音質面に関してはそんなに違いは感じません。有線か無線なのかというのが最大の違いだと思います。
個人的には どちらかで迷う時はシンプルに有線にしたいか 無線にしたいかで選ぶと良いと思います。
A50は大体10時間程度プレイできます。A40はA50よりも50ドル程度安いのでそっちを選ぶ人もいますね。
A50は無線方式だけれど、USB端子が付いているから充電しながらのプレイもできなくはないです。」
配信映えするAstro製品
【TGS2019 SAMSUNG SSD×DETONATOR】一般日 DAY2:協賛 Amazon、DXRACER twitch
Astroシリーズは元々デザイン会社の製品なので、形状やカラーリングがユニークで、むちゃくちゃかっこいいので 特に配信者さんが好んで使っていたりします。音はもちろんですが耐久性や設定の使い勝手に関しても 高評価な意見が多いです。
海外ではSteel seriesのような定番ヘッドセットとして人気があり、レビューもたくさんありますので、そちらを参考にされると良いかもしれません。
価格が下がってくるとさらに魅力が増してくる製品だと思います。
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