Amlogic社と基盤(S905~S905X、S912)S9シリーズの比較表

picture:http://www.amlogic.com/#Company

Amlogic社とは

Amlogic は本社をカリフォルニア州サンタクララに置く米国のテクノロジー企業。集積回路の開発と販売を行っているがTSMC等の外部企業に外注することもあるそうです。

2014年からは本格的にアンドロイドベースのOTT(インターネット経由で見るテレビ放送)
テレビデバイス用のCPU等を作っています。

1995年の設立当初はCDプレイヤーのチップを作っていたがDVDプレイヤー→MPEG2製品に拡大し、現在まで急速に発展してきており、ソフトバンクが買収したARM社のライセンスを持っているため、アーキテクチャにはARMの技術が使われています。


Amlogic社の集積回路の変遷

中国で盛んに生産されている セットトップボックスのSystem-on-a-chip(マザーボードみたいなもの:Socとか呼ばれます)はAmlogic社のものがよく使われています

そのAmlogic社のSoCは

AML8726シリーズからスタートしています。その後
M8シリーズ(2013~)
S8シリーズ(2014~)
S9シリーズ(2015~)と続いていて、このS9シリーズが今のところ最新のシリーズで ここから64ビットに対応してます。

S9XXモデルの特徴

S905とかS912等の S9XXモデルにはDolby/DTSのライセンス許諾があって、
大抵のS9XXモデルのOSはアンドロイド5.1か6.0です。
RAMは1GB~3GB
フラッシュメモリは8GB~64GB
Gigabit Lanと2バンドの2.4GHz/5GHzのアンテナを搭載しています。

Amlogic S912の特徴 高速化・電力効率が約45%改善

S912になって何が変わったのかといいますと…

・CPUが高速化
 4コアから8コアのARM Cortex-A53に変更。
(4つの2.0 GHz と 4つの1.0 GHz)

・GPUが進化
Mali 450 MP3→Mali T820 MP3 GPU.
電力効率が45%ほど改善しました。


S9シリーズの比較表

型番 

S905

S905L

S905D

S905X

S912

CPUアーキテクチャCortex-A53
コア44+4
(GHz)22.0 + 1.0
GPUアーキテクチャMali 450 MP3Mali T820 MP3
(MHz)750600
メモリタイプDDR3/3L,
LPDDR2/3
1066 MHz
DDR3/3L,
LPDDR2/3
1200 MHz
バス幅32-bit
HardwareデコードH.265 4K MP-10@L5.1 60fps,
H.264 4K HP@L5.1 30fps(AVC) 60fps(MVC)
H.265 4K MP-10@L5.1 60fps,
VP9 4K profile 2 60fps,
H.264 4K HP@L5.1 30fps(AVC) 60fps(MVC)
エンコードH.264 1080p
60fps
H.265 1080p 60fps
出荷時期 2015Q22016Q2 2016Q2
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