AliExpressでは、購入者を保護する仕組みがあります。
・ニセ商品が届いた。
・違う製品だった。
・決まった期限内に商品が届かなかった
こんな場合は紛争(Open Dispute)によって返金してもらうことができます。
私の場合、今まで8回買い物をして、まともに届いたものが7回。コロナウィルスの混乱時でも 2週、遅くて22日で届きました。
そして発送してこなかったのが、こちらの例です
伝票を確認
これはアリエクスプレスでイヤホンを買ったときの伝票。発送していないのに発送したと装う悪質業者でした。
伝票ではいくつか重要な所が確認できます。
解説します。
緑字ではこの売り手はあなたのオーダー品を発送しましたと書かれています。
(上の場合は 発送していないのに 発送したと嘘をついています。 自己申告なので売り手が 「発送した」と入力すればこのような表記になるようです。)
赤枠の所はあなたの商品は13~20日以内に届くはずです。ただし配送の遅れや通関手続きによっては更に時間がかかるかもしれません。と書かれています。
青枠の所はもし2020年4月5日までに届かなければ、紛争を開いて返金を受け取ることが出来ますという内容です。
ここの日付が重要です。この日を過ぎなければ 普通はOpen Distribute(紛争)を開始できません。
でも 業者が全く送ってこない、連絡しても返事を返さない場合は、前もってOpen Distributeを申請して受理されたこともあります。
通常 製品をオンラインで購入しておよそ60日間届かない場合は 紛争を開いて 運営がチェックして返金しますという仕組みです。
配送情報がまったく更新されず
売り手が発送していない場合、配送状況はまったく更新されません。
実際に製品のTrack Orderから 配送情報を見てみると、 2月15日にDeparted Country of origin(荷物が元の国を出発した)したと書いていますが、1ヶ月立っても全然 状況が変わりません。
一見、中国を出発したように見えます。しかし追跡番号を調べてみると 2月15日以降はステータスが更新されません。
1ヶ月間も更新されないなんてことはまず無いです。
ちなみに同じ日に発注したキーボードとイヤホンは 更新されて無事に届きました。これだけが通過しないなんてことは無いので、この業者はかなり怪しいわけです。
業者に連絡。
そんなわけで 英語で配達状況を問い合わせてみました。
my order has not arrived.(私の荷物が届いていません) みたいな感じです。
ここでも、まともな返答はなく、なぜか 不要な1ドルから5ドルのデジタル割引クーポンを渡してきました。
これで私は 完全にこの業者はクロだろうと思いました。
いざ OPEN DISTRIBUTEで返金を求める
ちなみに購入者保護期間内に(OPEN DISTRIBUTE)紛争をはじめると、どうなるかといいますと、ALI EXPRESSから まだ購入者保護期間だから待ってねと言われます。
ALI EXPRESSは かなりいいかげんで 売り手がちゃんと発送したかどうかを判別しません。
書類上は送ったと なっているから もうちょっと待てと言ってきます。
でも 本当に送っているならステータスが更新されない時点でおかしいと判断するところですが、運営側も とにかく待たせます。その後 再審査がされて無事に全額返金されました。
注文から60日後に紛争が受理されて、その後 返金まで大体1週間くらいかかりました。
ちなみに500円のスマートバンドでも ステータスはどんどん更新されて3週間後には届きました。届くか届かないかに値段の要素は あんまり関係がないかもしれません。
注文したら 約束通り発送する業者を選ぶ事が重要なようです。 まぁ そうは言いましても頼んでみないと分からない所ではあります。
購入者保護期間の延長は、業者が発送したけれど届いていないという場合には成り立ちますが、今回の場合は業者が製品を送っていないので、延長を申し込んでも業者に無視されました。
そんなわけで、青枠の所に戻るのですが、購入者保護期間が切れて、品物が届かない場合に再びOPEN DISTRIBUTEをして返金処理を求める事ができます。
とはいえ 返金されても待っていた時間は無駄になりますので、このへんがAmazonの信頼性とは大きく異なります。確実に欲しい場合はAmazon一択です。
Aliは到着までに最大2ヶ月かかってもいい製品くらいしか注文はできません。
届くか届かないかは業者次第なので、注文しても時間の無駄かもしれないというリスクも考えて商品を頼むしかないという印象です。
ただほとんどの業者はまともで、まともな業者にあたる命中率は体感で80%程度です。