パワプロ30周年作品 バグまみれで出荷。
Konami Digital Entertainment/WBCI ⓒ2024 SAMURAI JAPAN
2年越しに発売されたパワプロ2024でしたが、どのモードも満遍なくバグ報告が上がっており炎上しております。期待していたファンからは
「栄冠はフロムより苦行」
「7600円がドブ」
「デバッグをユーザーにさせるな」
などなど 心温まるポストが集まっています。
パワプロ初の ☆1点台…
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これまでパワプロシリーズのユーザーは4点台と高評価で、KONAMIにとっては「いいお客さん」だったのですが、今回は1.5点と圧倒的低評価を受けています。
今回の低評価を決定づけてしまったのが、栄冠ナインの調整不足によるものです。
特に 7回以降に敵チームが突然打ちまくって10点差でも逆転される 通称「連打モード(連打バグ)」が不評です。パワプロ2022で名を馳せた優秀な監督たちが 土を食わされるハメになりました。
8月末には正常化する予定
KONAMI公式によると、こうした栄冠ナインの理不尽バグは2024年8月下旬に修正を入れるとのことで、それを過ぎたら 楽しい栄冠ナインは復活すると思われます。
なぜ パワプロ2024は不完全な状態で出されたのか?
結論:あまり お金をかけられない。
KONAMIのIR資料にも書いてありますが、パワプロ2024の販売地域は日本のみです。つまり、このソフトは日本でしか売れない訳です。そのため、開発資金は限られています。
さらに日本は人口が減って高齢化しているという状況で、時間が経つごとにソフトが売れません。そのため 前の作品よりも開発コストはかけられないという無理ゲーな状況なわけです。
なわけで、 経営的には納期は絶対で
「いいから、野球が一番盛り上がる 夏の甲子園大会開催に間に合わせるんだッ!」
開発「ヒエッ」
という状況になったのでは ないかと妄想しています。
足を引っ張るプロスピ
そこに来て 今季は3年ぶりにプロスピ2024を発売するため パワプロの開発人員をそちらに取られた可能性が高いです。つまり 納期は絶対、内容は増量、開発人員は不足という3重苦の状態で開発を進めた可能性があります。
そんなわけで、どうにかこうにか 全モードが動く状態で出されたのが今回の作品で、デバッグをする時間も予算もあまり無かったんだろうなという気がします。
KONAMIはベータ版を出せばいいのでは?
赤字を出さない為に発売を強行したKONAMIの経営スタイルも分からない訳ではありませんが、生煮えを買わされるユーザーはたまったものではないので、 ベータ版を出して欲しいと思うわけです。
先行予約した人に、1ヶ月前のベータ版テストプレイ権をもらえれば、バグが有っても「まぁβ版だから」として許されるし、フィードバックを受けて大きなバグや調整ミスを修正した上で出せるので売上にも響かないわけです。
ちょっと待て、プロスピは大丈夫か?
割と安牌と思われていたパワプロ2024が散々なスタートを切った事で、9月19日発売予定のプロスピ2024はバグまみれなのか、それとも神ゲー状態で出荷されるのか 非常に気になるところです。